レジャー三昧の週末

 4月の第二週の週末は、療育手帳申請のために夫が金曜日に休みをとってくれたため、3連休となった我が家。平日、母親だけのときは思い切り外遊びもできない悠太・光太に、夫が休みのときはしっかり遊ばせてあげたい。そんな思いで、いつも週末はあちこちへお出かけです。
 この週末もお天気もよく暖かかったこともあり、レジャー三昧となりました。

 金曜日の午前中は児童相談所へ。朝早くから家を出て、悠太・光太にはストレスフルな時間だったでしょう。午後はのんびり、夕方は近くの公園でひと遊び。
 ひとしきり走り回った後、「ソフトクリーム食べたい」と言い出した私。近くのショッピングセンターへお散歩です。子供たちに付き合って走り回り、のども渇いていた私はテイクアウトのコーヒーフロート(150円!)で満足。こんなとき、普通の子供ならアイスクリームやジュースをほしがるのでしょうが、悠太と光太は全く興味がありません。コーヒーフフロートの上にのっているソフトクリームも、「冷たいもの」と知っているので「食べる?」と私が口元に持っていっても、嫌がって顔をそむけてしまいます。
 けど、そこは意地悪母ちゃん。何が何でも舌先にのっけたい。光太はガードが固くて不可能でしたが、悠太の唇の上にソフトクリームをつけることに成功!冷たさに、「ひゃーっ!」と嫌な顔をした悠太ですが、冷たい感覚がなくなった後に唇についたソフトクリームをなめました。なめてみるとおいしかったらしく、その後「食べる?」とソフトクリームを持っていくと、積極的に舌を出す悠太。
 いい感じ!こうやって、子供と一緒に同じものを食べられる・楽しめるのがとてもうれしいんです。1人で食べてもなんか味気ないですもんね(とはいえ、1人でもちゃんと食べる私・・・)。
 おいしいなあ、うれしいなあ、と一緒に感じたい。
 ちょっとうれしい夕方でした。

ソフトクリームにチャレンジ! 冷たーい

 さて、3連休2日目の土曜日は午後から森林公園へ。とにかく広い園内。我が家お気に入りの場所です。
 この日、私はお花見目当てだったのですが、甘かった。ほとんど散っていてすっかり葉桜。山の上なのでまだ桜は残っていると思っていたのに・・・無念。
 そんな母の気持ちはそっちのけで、二人乗りベビーカーから降ろすと同時に走り出す2人。2人がまったく別々の方向へ走っていくので、夫が悠太を、私が光太について行きます。この日は人も多く、あっという間に悠太と夫の姿は見えなくなりました。
その後の居場所の確認の連絡はお互いの携帯電話で。「今どこにいるの?」「じゃあ、30分後に落ち合おうね」こんな感じです。家族4人で一緒に行動なんて無理(涙)!
夫と一緒に悠太は園内を大冒険したようですが、その話は後日夫に任せて、光太といえば。
とにかく、走る、走る、走る!少しもじっとしていません。そしてその足の速いこと。2歳とあなどるなかれ。ちょっと気を抜いて歩いてついていこうものなら、あっという間に距離が離れて、こっちも猛ダッシュしなくてはいけません。呼んでも戻ってくるようなタマではないので、とにかくつきっきり。少しでも目を離すと柵を乗り越えて道なき道の山の中に入ろうとしたり、崖から下りようとしたり、危ないことこの上ない。
 この日は大好きな滑り台にもあまり興味を示さず、とにかく走り回っていた光太。帰りの車の中ではあっという間に夢の中でした。

桜とゆう君 走るこう君

 3連休最後の日曜日。
 この日のメインイベントは初めての電車!
自閉症児には鉄道好きが多いですよね。うちの子供たちも「鉄っちゃん」にしてみたいという目論見がありました。なので、昨年のクリスマスプレゼントはトーマスのプラレール。結局あまり興味を示さないままだったのですが・・・(というよりすぐに脱線させてしまったりレールを崩してしまったりで、なかなか時間がもたない)
 実際に乗せてみたら興味をもってくれるかしら?と、我が家のすぐそばを走るローカル線の可部線に乗せてみることにしたのです。目的地は、初めてということでとりあえず最寄の駅から二駅先。乗車時間にして5、6分です。
 二人乗りベビーカーに2人を乗せて、徒歩10分足らず駅までの道をお散歩。家を出るとすぐに車に乗れるものだと思っていた悠太は、駅に着く前からちょっとご機嫌斜めです。でも、まだ何が起こるかわかっていない2人。
 来た列車にベビーカーに2人を乗せたまま乗り込むと、2人の顔に不安の色が走ります。「さあ、窓の外を眺めてごらん」と2人をベビーカーから降ろして抱っこすると、しがみついてきました。窓の外をながめるどころじゃありません。
 そのうち、悠太がぐずりはじめ、ベビーカーに乗せろと夫にせがみます(ベビーカーは悠太の心のオアシスなのです。一刻も早くこの状態から脱出したかったのでしょう)。
悠太をベビーカーに乗せると、途中の駅に列車が止まりました。開く自動ドア。そしてそのドアが再び閉じた瞬間、ついに悠太が爆発して泣き出してしまいました。そんな悠太を夫は抱きしめ、懸命になだめようとします。ベビーカーから身を乗り出して夫にしがみつく悠太。一方光太はというと、泣くほどではないけれどやはり不安な様子。抱っこした私の首にしっかり腕をまきつけて、私のひざの上から下りようとしません。
 そうこうするうちに、目的地の駅に到着。
 電車に乗る前に私は「もう少し遠くへ行こう」と言っていたのですが、この二駅で限界。正解でした。
 実は、こうなるだろうことは、なんとなく予想できていました。とにかく怖がりの悠太。何度か乗ったバスも嫌がっていましたし、遊園地にあるオープン型のゆっくり走る電車でさえ怖がってしがみついてきていたのです。
 得体の知れない音、振動、そういったものすべてが悠太にとっては我慢できないものだったのでしょう。でも、これほどとは・・・
 帰りの電車では、乗った直後から大泣き!ベビーカーに座らせたまま、夫が悠太を抱きしめます。抱かれていると叫び狂うことはありませんでしたが、夫の肩越しに強ばった顔の悠太の視線は私に。その視線は「何さらすんじゃー!この人でなし!」と訴えていました。悪かったなあと思いつつも、「ハイハイ。もう少しだからねー♪」
 公共交通機関での移動はしばらく難しそうです。

 午後は、悠太にお詫びというわけじゃないのだけれど、我が家から車で40分ほどの道の駅へ行きました。道の駅と言っても、宿泊施設あり、体育館あり、野球場あり、遊具のたくさんある大きな芝生公園ありの一大レジャースポットです。
 ここでも悠太・父と光太・母、二組に分かれて行動。
 自動車大好きの悠太は、園内何ヶ所もある駐車場めぐりをしてご満悦。光太は滑り台をしたり、走り回ったり、走り回ったり、走り回ったり(笑)。
 おかげで私は月曜日まで疲れを引きずりました(涙)。悠太と光太も疲れが残っていたのか、月曜日はぐずぐず全開でした〜。

駅のホームで にっこりゆう君

 たっぷり楽しんだ3連休。でも、まだまだ行楽シーズンは続きます。今度はどこへ行こうかな?




育児なんか大キライ!目次へ
ホームへ