ふたごでバンザイ!


 この秋から、NHK朝の連続テレビ小説「だんだん」、始まりましたねえ。
 赤ん坊の頃に生き別れになった一卵性双子の姉妹の物語・・・予想通りのありがち〜なベタな展開にのけぞりつつも、マナカナのかわいさにつられて見ています。

 「ふたりっこ」での、マナカナのあのかわいさは強烈だったもんなあ。もう、親戚の子を見守るおばちゃんの気分です。
 ドラマを平日は見られない夫は夫で、「マナカナ、大丈夫?ちゃんとやってる?」と。こちらも、すっかり親戚のおじちゃんだし(笑)。
 双子っていうだけで、どうしてこうも仲間意識って強いのでしょうねえ?

 で、「だんだん」の毎日15分間の放送の最後に一瞬、「ふたごでバンザイ!」と題して、日替わりで日本全国津々浦々の双子ちゃんの写真が出るのですが、なーんかそれがミョーにうれしくてですね。
 うちも双子よ〜、でもこの写真の子たちより、うちの子のほうがかわいいわよー、えっへん!って。(きっとこの瞬間、こんなふうに思っている双子ちゃんの親っていっぱいいるんだろうなーと思うと、ちょっとおかしい。)

 最近はすっかり、悠太・光太を双子として意識することが減っていたので、この
「だんだん」を見て改めて一卵性双子の不思議や、この子たちを持てた幸せをかみしめています。
 本当に、「ふたごでバンザイ!」そんな気持ちです。 

 それにしても、ほんと、このドラマ、ベタな展開なんだよなあ。
 一卵性双子というと、なぜか絶対出てくる「入れ替わり」。不可能だってば!一目で分かるってば。いくらそっくりだからって、別人なんだもの!
 悠太・光太が一卵性双子の割に似ていないので、そう思うのかなあ?

 私が、本当にそっくりな「双子」ってのを初めて見たのは、小学校3年のとき。転校先の広島の小学校で、双子の姉妹を初めて見て、そりゃあもう驚きました。
 中学生になって、そのうちの一人と部活が一緒になって友達になったら、あっさり見分けがつくようになりました。そんなもんです。
 
 悠太・光太は一卵性の双子なのに、どうしてこんなに似ていないんだろう、とよく思います。
 以前、「それは魂が違うから」と言われたこともあります。
 なるほどなあ、と。
 いくら遺伝子が99・9パーセント一緒で、姿かたちはそっくりでも、魂まで同じってことはないもんなあ、と納得したのです。

 
 遺伝子といえば、最近、親子でつくづく似ているなあ、と思うこと。
 悠太・光太、どんどん「ミニチュア父さん」になっていっています。顔はそこまで似てるって感じではないのですが、体質は父さんのコピーです。

 いつだったか、子どもの足の爪を切ろうとして苦戦していると、夫が通りすがりに、「あー、足の小指の爪って硬いんだよねー。切れにくいの。小指の爪切るときって、一番気を使うんだよね。お父さんも同じなの」
 へええ。足の小指の爪の硬さまで同じですか。
 で、「お父さんも同じ」と言う夫がなんだか得意気なのがちょっと笑えたり。

 悲しいのは、悠太・光太がどんどん毛深くなっていっているってこと。
 まだこんなに幼くてかわいいのに、豊かなすね毛、なおかつ足の甲にまで毛が生えているのに気付いたときは、ショックでしたねえ。私にはないぞ。確認するまでもなく、夫も同じ場所に毛が・・・

 一方性格は、光太は母似、悠太は父似、とぱっくり分かれています。
 光太が私に一番似ているなあ、と思うところは、なんといっても食いしん坊なところ!
 おなかがすくと、すぐに機嫌が悪くなるところなんて、そ~っくり!
光太がぐずぐず、ギャーギャー言い出したら、たいていはおなかがすいています。偏食はあるものの(私はないですが)、おいしいものに目がないところも同じ。
おなかいっぱいお昼ご飯を食べたすぐ後でも、私が晩御飯の準備を始めて、ニンニクのみじんぎりを炒めていたりすると、その匂いにつられて「それ、おいしいもの?おいしいもの?」台所に目を輝かせてすっとんできます。
お前なあ・・・

食いしん坊の光太と私。たまに、「それちょうだい!」「やだーっ、これは母さんのっ!」とバトルになることもありますが(大人気ないということなかれ)、「おいしいもの」を共有できる同士でもあります。

悠太は、少々腹が減ろうと、忍の一字。よく分からない食べ物(お菓子のことです)にふらふらするより、じっとご飯を待ちます。機嫌が悪くなるということもあまりない。それだけで尊敬してしまいます。
えてして、鷹揚に構えているのが悠太ですねえ。鷹揚というか、体温が低いというか、淡白というか・・・まんま、父さん(笑)。

二人の性格の違いで、最近笑ってしまったのが、シャボン玉をしたときのこと。
悠太・光太はまだ、ストローで吹くということができないので、私が吹いたものを見るだけなのですが、二人ともシャボン玉が大好きです。

悠太は、じーっくり観察したいタイプなのですね。一つのシャボン玉が上から下へ下りてくる様子をじーっと見て、手元に落ちてきたものを最後に触ってシャボン玉を壊します。
 光太はとにかく片っ端から手を伸ばして壊す!
 せっかく悠太が大切に見守って、まさに悠太の手のひらに今落ちようとしているものを、ひょいっと横から手を伸ばして壊すのです。ひどいんだから、光ちゃんは(笑)。
 それに対して悠太は、怒りはしないのですが、一瞬切なそ〜な顔をするのです。それがまた、かわいくて笑えるんですよねえ。


いまだに、一卵性双子には、二人にしか分からない特別な通じ合う力があるとか、ありえないファンタジーを求める人が多いですが、悠太・光太にはそんな双子神話を覆すべく、頑張ってもらいましょう。
悠太・光太を知った人(学校の先生とか、クラスメートのお母さんとか)が、「全然違うんだねえ」と目を丸くするたび、よしよし、とほくそ笑むのです。


さて話変わって、去る10月7日は私の誕生日でした。7日当日は夫が会社を休んでくれて、久々にデートしてきました♪
デパートの北海道物産展に行って、ランチはお豆腐料理・・・のはずが、お目当てのお豆腐料理のお店が店休日(悲)。以前は年中無休だったのに、この9月から火曜日がお休みになったそうで・・・
急遽、そのお豆腐料理の隣のイタリアンレストランに入りました(郊外のお店ゆえ、選択肢がほかにない)。あっさりお豆腐料理がのつもりが、180度違う展開に。
でも、パスタもピザもおいしかった〜!おまけに、3種類のお好みデザートを選べるデザートバイキングもついていて、大満足。

なにより、ゆっくり夫婦二人で向き合って食事ができることがうれしかったです。
子どもがいると、食事の途中だろうが、「うわー、おしっこ行く?えっ、うんちするの?」とか毎度のことだし。「それ、おいしいもの?おいしいの?」と邪魔しにくる(なおかつ、自分は食事が済んでいるのに、親のお皿の料理までたいらげようとする)光太もいない。
ああ、なんて幸せなの。

プレゼントは、夫のセレクトで遠赤外線付きフットスチーマーでした。美顔器も候補だったのですが、これからの時期、冷え性の私にはやっぱりフットスチーマーでしょう!
もう、毎晩使っています。快適ですよ〜。

誕生日プレゼントのフットスチーマー


そしてもう一つのプレゼントは、お花のアレンジメント。やっぱりお花ははずせません!

お花にメッセージカードをつけてくれたのですが、家でそのカードにメッセージを書こうとした夫、「うわー、緊張するっ」。どうしよう、何書こう、とひとしきり思案して、「きゃー、恥ずかしいっ」とうひょうひょ、一人テレまくって出来上がったカードがこちら。


「愛してるよ」の一言がなかったら、小学生がお母さんに送ったカードみたいじゃん(笑)。
 

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