増殖中


 何が増殖中って、光太の脂肪細胞です。
 今まで光太は、ほんとに痩せっぽちで、吹けば飛ぶよう。あばら骨はゴツゴツ、背骨もゴツゴツ、見るに耐えないものがありました。
 でも光太、今までもすごくよく食べてたんです。
 ご飯は3杯おかわりするし、オムレツは卵2個分ぺろり、ハンバーグも大きなのを2個、3個、大好きなシャケフライも2切れぶんペロリ。週末はケーキ3個、フライドポテトのLサイズ。
 そんな感じでも、一向に太る気配がなくて、「あー、こいつはこんな体質なんだな」と思っていたのです。

 が。
 なんか、光ちゃん太ったよね、と気付いたのが4月に入って。
 それまでも、年明けぐらいから「大きくなったなあ。悠太とあまり顔の大きさとか、変わらなくなったなあ」とは思っていたのですが、4月に入ってからというもの、どうも日に日にムチムチ感が増してきている気が・・・
 あれ?あばら骨が見えない。背骨が見えない。腕の太さが、悠太とは全然違う!
 こんなの光太じゃない!

 先日4月の身体測定がありました。
 どひゃー!光太、3月の終わりから一ヶ月の間に、1.1キロ増の18.9キロ!
 これまで、1年間に1キロしか増えなかったんです。ちなみに、1年前は15キロちょっとしかありませんでした。なんだなんだ、右肩上がりのこの成長ぶりは。
まあ、大きくなる時期なのか。
 それにしても、この4月の環境の変化は、光太にはま〜ったく影響がなかったのね・・・

 ひどく痩せたんじゃないかと心配していた悠太でしたが、先月の体重をなんとかキープしていました。そして背がさらに伸びていました。痩せて見えたのは、背が伸びたからかも。そしてそばに光太がいたからかも。

 二人が生まれたときから歴然としてあった、二人の大きさの差。体重の差。
 それは今まで一向に縮まる気配はなく、一時は体重なんて2キロ差がありました。まんまる悠太に、痩せっぽち光太。それがうちの双子でした。
 小さい光太が心配で、光太をどうにか太らせようと、「大きくなーれー、大きくなーれー」と高カロリーの食事を意識してとらせてきました。

 ついにその成果があらわれたのです!
 身長は悠太より4センチ以上低いのに、体重は悠太と同じってか。おい。身長はどうした、身長は!この、ムチムチ男!

 といっても、やっと標準体重に近くなっただけなんですけどね。
 今までは成長曲線の下限ぎりぎりのところにいるか、枠から外れるかでしたから、これでOK、体重が増えてOKなんです。
 でも、「ムチムチ光太」って、目に慣れないんだよなあ。
 それに、この調子でこれからも体重が増えたらえらいことになるぞ。メタボな光太?いやーん!

 でも、ほんとに気をつけないと。
 私も小さい頃そうだったんです。私も体が小さくて、母親が「大きくなれ、大きくなれ」と食べさせていた結果、小学校に入ってからめきめき太りだして、3年生になる頃には、百貫デブ(懐かしい響きじゃ・・・)に。
 
 太りやすい体質の母と太れない体質の父。
 さあ、光太はどっちに似たのか?
 光太の脂肪細胞はこのまま増殖を続けるのか!?
 恐ろしや、恐ろしや。


 さて。
 4月22日、私と夫は結婚7周年を迎えました。
 いやー、これほど何もない結婚記念日は初めてです。夫なんて、私が2日前に指摘するまで、すっかり忘れてたし(忘れてたことに夫もショックを受けてました・笑)。
 私もな〜んか、気持ちが盛り上がらなくて。ちょっと前までは、「自分の誕生日より大切な日」なーんて思ってたのに。私、基本的に記念日好きのはずなんだけどなあ。

 まあ、平日だったってこともあるけど、特別なご馳走も作りませんでした。そもそも、食材買出しの日に結婚記念日のことなんてまったく頭になかったので、ご馳走食材なんて買ってなかったし。
 でも、当日のディナーが子どもの残りの麻婆豆腐ってのはちょっと色気なさすぎ?

 まあ、相変わらず仲良し夫婦(?)です。
 しょうもないことで大喧嘩し、これ以上どうやって愛想をつかしたらいいのか分からないくらい愛想をつかし、冷戦は数知れず、結婚7年たっても夫は同じ地雷を踏み続け(学習能力ゼロ!バカじゃないのか?と本気で思う今日この頃)、グーでなぐり(私が夫を)、平手でひっぱたき(私が夫を)、恐妻だとかDV妻だとか言われながらも、お互い一緒にいることが厭きないのは、仲がいい証拠!・・・にしておきましょう、ね。


 結婚7年。私も今年で37歳。
 私の今一番の関心は「アンチ・エイジング」です。

 35歳を過ぎるとお肌の老化は急加速するというのは、知っていました。けど、なかなか自分に置き換えられないものなのですね。いつまでも若いつもり、体力が格段に衰えているのは実感として分かっているくせに、お肌は20代の頃の幻想がぬぐえていない。

 去年の春。
 ママ友達に言われました。「なにもしていない割に、お肌、きれいね。うん。きれい、きれい」。彼女は自宅でエステサロンをやっている、いわば専門家。
 その言葉にすっかり気をよくした私。
 そしてその夏、子どもと毎日のように海やプールに行き、ふんだんに紫外線を浴びました。お手入れなんて最低限のいいかげ〜ん。
 そして冬、同じ彼女に言われました。「お肌、痛んでるんじゃない?」

 えええっ?そんなっ。
 そして、7、8年ぶりに対面販売の化粧品売り場に行ってみました。

 私、この対面販売が大っ嫌い!あれこれ高い商品を押し付けられるんだもん。それも、「これを使ったほうがいい、これを使ったらよくなる」、とあくまで「あなたのため」とごり押ししてくる。
 今の私なら、セールストークに負けず、自分に必要なものだけを選ぶことができますが(ふてぶてしくなったんですね)、20代の頃はあのトークに負け、使いもしない高い化粧品を買わされて、しばしば嫌〜な気分になったものです。

 化粧品を対面販売で買うのがイヤになって、もう長いこと通販オンリーです。基本、ケチですからねー。安かろう、良かろう、です。
 実際、20代の頃は、高い化粧品を使おうが安い化粧品を使おうが、肌の調子には差を感じませんでした。そりゃあ、いいものはいいかもしれないけれど、安いものでも十分!

 十分だったんです、20代の頃は。
 それが、久々に足を踏み入れた対面販売コーナーで、肌チェックを受けてショック!
 長い間ずさんなお手入れしかしてこなかった肌は、乾燥してボロボロ・・・
 あの、何もしなくてもキメの整った肌、あれはどこへ行ったの?

 子どもが生まれてから何年間も、何もしてこなかったんだもんなあ。最低限のお手入れすらできなかった。鏡を見る余裕もない、自分の見てくれに気を遣う余裕もない。
 「忙しいのを言い訳に、お手入れさぼっていませんか?」なんてコピーを雑誌で見かけると腹が立って仕方がありませんでした。
本当に忙しいんじゃー!自分のためのその1分がとれんのんじゃー!!!

自分のために使える時間も増えてきて、気持ちの余裕も生まれてきて・・・
よしっ。頑張るぞ!
自分に栄養を。このままくすぶって、あきらめるなんて早い!
もちろん、お肌だけではなく、気持ちも体も健康でありたい。自分のためにも、家族のためにも。

家族のために、はちょっと嘘くさいか(笑)。私は自分が一番。自分のためにしか生きられない。自分以外の誰かのために何かをする、という発想がないんだよなあ・・・
家族のため、とか子どものため、とか言っていたら、私はすぐにしんどくなっちゃう。
正直に、自分のため。これが一番!

問題は、この夏の紫外線対策。
悠太・光太に付き合うんだから、何をしても焼け石に水よ、と去年の夏なにもしなかったら・・・まだ今も去年の水着の痕がうっすら残っています(涙)。去年の負の遺産の繰越。うれしくない。ほんっと、老化です。代謝が年々悪くなってます。
今年は気をつけます。
頑張るぞ、アンチ・エイジング!



育児なんか大キライ!目次へ
ホームへ