雨、雨、雨


 7月に入ってから、見事なまでの雨続きです。
 水不足でお水遊びできない夏、なんて悠太・光太にとっては拷問に等しいですから、雨は大歓迎なのですが・・・今年はあまりにもひどい。

 とにかく、洗濯物が乾かないっ!
 洗濯物が乾かなくてこんなに困ったのは初めてではないかしら。
 子どもは雨だろうが、山のような洗濯物を持って帰ってきます。それに加え、今、悠太は台所での水遊びがブーム。台所シンクの水道レバーに手が届くようになっちゃったのですね。それがうれしいらしく、朝起きたらまずは水遊び、帰ってきたらまずは水遊びで、台所周辺はいつも激しく水浸しです。
 その水浸しの床を拭くのに、雑巾などではとても間に合わない。ここでバスタオルを何枚も使用。
 夕食後には二度目のお風呂に入ってまた水遊びするのですが、ここでも激しくお湯を風呂場の外、脱衣場に撒き散らす悠太。
 だーかーらーっ。
 もう、タオルないってば。
 乾いてないんだってば。
 干す場所もないんだってばっ。

 そして、その二度目のお風呂で遊びながら、お風呂のお湯をしこたま飲んでしまう悠太(光太も)。そのせいで毎日おねしょ、朝起きると布団はぐっしょり・・・
 悠太は紙パンツをはいているのですが、一度夜中におしっこしたら、律儀に脱いでしまうのですね。それに私も夫も寝ていて気付かず、その後にしたたっぷりのおしっこは布団が吸収、と。
 毎朝、「今日も布団濡れてるよ・・・」とがっくり。
 ドライヤーを布団にあててはみるものの、焼け石に水とはこのこと。
 もはや、布団が布団でなくなっている。こりゃ、ウォーターベッドかい。とほほ。

あまりの布団のじめじめに我慢がならなくなった夫、布団乾燥機を買ってきました。
 布団乾燥機って、私、20年ぶりくらいに見たのですが、昔も今も変わりはないのですねえ。布団の形の袋に機械からつないだホースで温風を吹き込む。なんとまあ、マニュアルチックな。これで本当に布団が乾くのか?疑わしい〜

それに、そんな楽しそうなもの、子どもがいるところで使ったら・・・
当然子どもは、きゃいきゃいと大喜び(笑)。自家製ふわふわドームと勘違い。
ま、喜んでもらえて何よりです。
説明書を読んだ夫、「おねしょの布団は完全には乾きません」との記述を見て、ショック。
そりゃ、仕方ないだろ。まあ、ちょっとはましになったようですが。

 ありがとう、雨。
 おかげで、水不足の心配もなくなった。もういいよ。もういいってば。どうか、洗濯物を外に干させてくれ。布団を干させてくれ。
 お日様、カーームバーックっ!!


 悠太・光太のお水遊びはなあ・・・どんなに家の中水浸しになっても、おねしょしても、やっぱり、禁止できないです。だって、大好きなことなんだもの。一番好きなことなんだもの。
 すごーく幸せそうに、楽しそうに遊んでいる二人を見るとなあ。とてもダメとは言えない。ただ、その遊び方に節度がないだけで(笑)。どこまでがOKで、何がNGか(床に水をまいてはいけないとか)が彼らには分からないし、説明のしようもない、説明しても理解できないもんなあ。

 でも、私が台所仕事をしようと「水遊びおしまい。代わって」と言うと、しぶしぶながらもちゃんとおしまいにしてくれる(もちろん、たっぷりと遊ばせた後ですが)。母が台所の主だということは分かっています。私が台所仕事をしているときは、近づきません。
 が、夫がお皿洗いをしているときは、「うひゃひゃひゃひゃ〜」とその横で水遊び。夫の片付けの邪魔をします。夫が「ダーメっ。やめて!こらっ!」といくら声音を低くして怒っても、知らん振り。
舐めくさって、まあ。父、威厳なし。


 こんな雨続きなので、園のプールもせっかくプール開きしたのに、ほとんど入ることができません。雨上がりの曇り空で入ると水温が低く、やせっぽち光太は10分で「もう、ボクおしまい」です。
 お水遊びに関しては、不完全燃焼気味。
 ここらでたっぷり遊ばせてやるか、と3連休初日は福祉センターの屋内プールに行きました。

 3年前はほぼ毎日のように通っていた福祉センタープールも、去年の夏以来。
 そしてこの日初めて、個室の家族更衣室を卒業!夫と私が一人ずつ連れて、普通の更衣室にチャレンジしました。
 今までは、親の着替え中に逃走する可能性が極めて高く、非常に危険なため、個室の家族更衣室を利用させてもらっていました。
でも、今の悠太・光太ならもう大丈夫かなあ、と。

結果、二人とも普通の更衣室でも落ち着いていました。初めて入る更衣室入り口にも、「なに、ここ。ギャーッ!」となることもなく、親の着替えもちゃんと待ってくれて。
すごーい!悠ちゃん、光ちゃん、オトナだわー。
それに、プールのお水を見ても、カーッと突進しない!「お母さん、一緒に行きましょう」と手をつないで。
信じられない!

そして去年と違うこと。足の届かない、深いプールをどうやら「こわい」と薄々感じるようになったらしい。
去年は深いプールにもやみくもにダイブする、怖いもの知らずだった二人(二人ともまだ泳げません)。まったく目が離せませんでした。
この日はなんだかドキドキしているらしく、二人ともニコニコなのですが、父・母に密着。抱っこやおんぶでしがみつき、離れません。ちょっとでも体を離そうとしたら「ひいいっ!やめてください!」と(笑)。

へええ。こりゃあまた。一年一年、成長するもんだなあ。
「こわい」が分かるようになったかー。そして、「こわいところ」も、お父さん・お母さんがいたら大丈夫なんだ。
すごーく信頼されている。

悠太・光太と私たち親の間にある「見えない糸」もますます頑丈になってきているのを感じます。
最初、父・母から離れられなかった二人も、プールに入って30分後にはすっかり慣れて、悠太はいつも借りるペットボトルのおもちゃで遊び始め、光太もマイペースで遊び始めたのですが、彼らの意識の隅っこに、ちゃんと父・母がいるのが分かります。
以前はまったく水しか見えていなくて、親はそれを監視しているだけ。遊ばせてやっているだけ。介助の人。寂しいものでした。

でも今年は、それぞれ別の遊びをしていても、なーんか、みんなで一緒に遊んでいるなあ、という連帯感、一体感をより強く感じるのです。
楽しいんだなあ、これが。
更衣室で脱走・逃走する危険がなくなったのも、親子の見えない糸しっかりつながっている証拠。うれしい。

まあ、この「見えない糸」はたまーにぷつんと切れて、彼らは糸の切れた凧状態になり、100パーセント安心というわけではないのですが。
それもまた、悠太と光太です。


さて、ちょっと時間をまき戻して、先週の悠太・光太。
光太は、クラスの園外活動で、園の近くにあるショッピングセンターの屋内遊園地(子ども向きゲーセン)に行きました。
毎年一度、この時期に園の子どもたちを招待してくださいます。子どもたちは大喜び!光太を除く。しくしく。

光太、集合場所に先生に連れられて、まさにとぼとぼ、しょんぼりといった感じで現れました。「なんでボク、こんなとこに来なくちゃならないの〜?」
光太、こんなショッピングセンターなんて大嫌い。音がうるさいよ、こわいよ。
それを知っているので、無理をしてお店に連れて行くことはありません。お店というお店に入るのは1年ぶり。去年の屋内遊園地ご招待以来です。

店内の移動も怖くて怖くて自力では歩けません。母や先生のおんぶ。背中にしがみつきます。
ゲームもUFOキャッチャーもやり放題、でも親子ともども興味なし。
かろうじて遊べたのがメリーゴーランド。しかし光太の笑顔はついぞ見られず。無表情。っていうか、現実逃避?(笑)

 一度だけ、おんぶから「おりる〜」と着地。やっと遊ぶ気になれたのね!どこへ行く?何して遊ぶ?
 しかし光太は屋内遊園地から逃走!あわてておいかけます。光太が一目散に向かった先は、エレベーターと階段。そう。「出口」です。

 そうだよね。こんなとこ(招待してもらったのに失礼ですが)、光太にはしんどいだけだよね。ここから逃げ出したいよね。でもね、もうちょっと頑張ろうね。
 おんぶで再び連れ戻される光太。けど、光太は怒りません。ギャーって、いやー、やめてー!って泣き叫べばいいのに。
先生がいる、クラスのお友達がいる、お母さんもいる、どうやら今はここにいなくちゃいけないらしい、というのが分かっています。
 光太、大好きな先生のおんぶで、必死に耐えます。1時間程度でしたが、最後まで頑張りました。えらいぞ!

 でもなあ。やっぱり気持ちは複雑。音の苦手な子はいるよ、こういうところで遊べない子はたくさんいるよ、といくら言われても、実際に遊べない子は光太だけなんだよなあ。
 次は悠太のクラスがご招待を受けているのですが・・・きっと、悠太もだめだろうなあ。はあ。


 台風が通り過ぎた3連休の中日、ようやく青空が出ました。久々のお日様です。洗濯物も外に干せたし、あんなに湿っていた布団も乾いてぽかぽかになって。お日様のちからって偉大!
 そして、青空が見えるとお出かけしたくなります。
 ちょっと遠出して呉ポートピアパークに行ってきました。目的は、もちろんお水遊びです!

 呉ポートピアパークでこの時期、お水遊びができることは知っていたけれど、実際にお水遊びをしに行くのは初めて(他の時期には行ったことがあるのですが)。「ジャブジャブ池」って程度だろうなーと思っていたら、駐車場についたとたん、浮き輪を手にする人が続々と。へ、浮き輪?

 行って見てびっくり。水深は大人のひざ下程度ながら、思っていたより広くてきれい。ジャブジャブ池というよりは、ちゃんとした幼児用プール。
 お外のプールはやっぱり気持ちいい!そりゃあもう、悠太・光太は大喜び!満面の笑顔、光太はあまりの楽しさに、ゲラゲラ腹をよじって大笑いです。
 なんでこう、我が子が楽しそうにしてくれると、こっちまで楽しくなっちゃうんですかねえ。

 お水遊びを自分から「おしまい」した後は、ふわふわドームで遊んだり、遊具で遊んだり。まー、元気なこと。
 しっかり遊んで、フライドポテトとソフトクリームで休憩。一つだけ買ったフライドポテトはあっという間になくなり、悠太、激怒。よその人のポテトに手を出してしまいそうになり、あわてて夫、悠太を抱きかかえ(悠太は「ギャーッ!」、周りの人ジロジロと・・・)、ポテトを二つ追加、買いに走りました。
 しっかり遊んで、しっかり食べて。
 あー、楽しかった!

久しぶりの青空。
お外のプールは気持ちいいね。悠太。 ゲラゲラ光太。そのヘアースタイルは?


 もうすぐ6歳の誕生日を迎える悠太・光太。
 一足早く園でお誕生日会があり、先生から色紙のプレゼントを頂いて帰りました。
 悠太の色紙は、バーバパパ、光太はでこぼこフレンズです。どちらもかわいいっ!
 二人とも、どちらが自分にもらったものか、よーく分かっています。私が「ちょっと見せて〜」と手に取ろうとすると「ダメッ。これボクのっ!」。もー、ケチだなあ。

 あまりに二人ともお気に入りで、色紙を指でトントン、がじがじ(かじるなー!)。すぐにボロボロになりそうだったので、手の届かないところに飾ると、「あれ、ボクのーっ。とってよー、とってよー!」と・・・

 やれやれ。もうすぐ6歳。早いものです。
 父・母からもプレゼントを用意しているけれど、まだ内緒。喜んでくれるかな?

お誕生日の色紙です。バーバパパと悠太。
同じく。でこぼこフレンズと光太。 扉を開けると光太の写真。



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