まだまだ水遊び


 文句なしの行楽日和、秋晴れの10月14日土曜日。
 前の週のチボリ公園に引き続き遠出。県北・庄原市にある国営備北丘陵公園へ行ってきました。
 ここへ行くのは実に2年半ぶり。以前行ったときには、ベビーカーに乗っていた悠太・光太でしたが・・・さすがにベビーカーにはもう乗れないよね。ということは、おんぶで移動は覚悟のうえ。頑張れ、私。

 到着早々から、意外にもやる気まんまんの光太。早く、早くと自分ですたすた歩いていきます。しかし、上り坂になったとたん「おんぶ!」はなぜ?
 悠太は、「どこに連れてこられたんだろう」と不安げな顔で夫にしがみついています。

 コスモスが満開のお花畑に到着。
予想外に光太は大喜び。ニコニコで喜びのジャンプ!コスモスのほか、様々な花が植えられているのですが、その一つずつを試食して歩きます。お、おいしいの?

ご機嫌 光太 お母さんと悠太


それに引き換え悠太は、「ここはどこじゃい!おもしろいものないじゃないか!」とまあ、これでもかというくらいの仏頂面。
側溝に見とれていたかと思えば、花畑の土をほじくりかえして砂遊びを始めてしまいました。ほかにやることが見つからなくて、悠太としては精一杯、この状況と折り合いをつけようとしているのが分かります。
私も夫も、この2年で学びました。
こんな状況になったら、簡単には動かない。とりあえず待って、待って、十分砂遊びに満足したところで、声をかけよう。
ということで、夫と光太とは別行動。
うーん、悠ちゃん、まだかなあ。もうそろそろいいんじゃない?
「悠ちゃん、砂遊びおしまい。ほら、おんぶしてあげるから」と背中を見せると、悠太も納得したよう。よっこらしょ、と背中に乗っかってきました。

この日はイベントで真珠婚式をやっていて、ちょうどバイオリンとキーボードの生演奏中。光太がそのステージにあわや乱入、というアクシデントもあり。夫が寸でのところでつかまえたそうです(笑)

お花畑から移動して芝生広場へ。レジャーシートを広げておやつタイム。
みんな座って、は〜、まったり・・・と思ったら。悠太の目がきらり〜ん!悠太の視線の先には・・・噴水だー!
水!オレの命の水!
キャキャキャッ!と大喜びで噴水へと疾走する悠太。その足の速いこと。
光太はおやつをしっかり食べ、しばらく芝生の上を走ったりしていましたが、やはり行き着く先は同じ場所。
お水があれば、いい笑顔なんだから。
果たして二人とも、びしょぬれ。着替え持ってきて良かったよ・・・

噴水にたかる二人


水遊びの後は、大型遊具へ移動。
光太は大喜びですが、悠太はいまいち。ここでも地味に砂遊びです。
ここでなんと、光太がうんち!というハプニングが。ひゃーっ!あんた、家でもちゃんとうんちしてきたのに・・・あわてて荷物持ちの夫に電話。
光太は、寝て起きたら出る、食べたら出る、遊んだら出るんです。あんたは子犬か。便秘知らずはいいけれど、出先ではちと困る。
夫が手際よく光太を着替えさせます。が。「うぎゃあああああっ!」光太、紙パンツを拒否!けど、予備の布パンツは噴水遊びの後に使っちゃったし・・・
大暴れの光太。光太としても予想外の展開だったらしく、完璧パニックです。「いやだ。はかない。はかないったら。ぎゃああああーーーー!」

こういうときの夫の判断は早い。それならパンツをはかずにズボンをじかにはけばいいや、と。私だったら、嫌がる紙パンツを何がなんでもはかせていたと思う。
けど、パニックを起こしていた光太は、ズボンさえもはけない、ズボンをはかせてもすぐに脱ごうとします。いくら5歳の子供といったって、さすがに公衆の面前で下半身丸出しはいかんだろう。
夫、冷静に光太を押さえ込みにかかります。
その押さえ込み方も、堂に入っています。だてに悠太・光太の父親やっていません。譲れるところと、譲れないところ。その判断の正確さ、手際のよさはあっぱれ。
光太のうんちパンツを始末しつつ、変なところで感心する私。

光太のうんち騒動で気をとられていた夫と私。気がつけば悠太がいない!砂遊びしていた場所にもいません。
なんとか落ち着いた光太を私が担当して、夫が悠太を探しに走ります。
広い、とてつもなく広い公園内、そして人がいっぱい。悠太を探し出せるのか!?迷子放送をかけてもらおうか、いや、たとえ放送をかけてもらっても自分の名前すら言えない子なのにどうしよう、ああ、こんなときに名札をつけていたら。どうして名札を用意しておかなかったんだろう。
もう、気が気じゃありません。
と、そこへ夫から電話。「悠ちゃんいたよ。けど・・・びしょぬれ」
悠太、大型遊具の近くにある水遊びスペースにいたのです。夫が悠太を見つけたときには、すでに頭のてっぺんからつま先までずぶ濡れ状態だったそうです。
ボタンを押せば、水が噴水のように出るようになっていて、見れば、大きいお兄ちゃんや小さい子供4、5人に混じって悠太も遊んでいました。
悠太を探すときは、まず水辺を探せ、ってことね。
でももう、着替えないんですけど。
 結局、「まだ遊ぶんじゃー!」と暴れる悠太を強制撤収でした。

お水は友達。悠太。


 「何しに来たの?」
「水遊びに来たの!」by悠太
「へー、そりゃ良かったねえ!」byやけっぱち母


育児なんか大キライ!目次へ
ホームへ