本の紹介 
〜参考になった本を紹介しています〜
「光とともに・・・」
1〜6巻
戸部けいこ作

秋田書店
760円+税
 女性誌「For Mrs」に連載中のコミックです。
 自閉症についての本は数多くありますが、この本ほど自閉症のイメージがつかみやすい本はないと思います。自閉症の子供との生活はどういう感じか、ある程度見通しを立てることが出来ました。
(もちろん、一人一人の個性や周囲の環境は違いますから、光君と同じようには成長しないことは分かっていますが・・・。)
 自閉症をテーマにした漫画ですが、絵はきれいだし、ストーリーが面白いので読み始めると止まらなくなってしまいます。自閉症のことを知りたい方にぜひお勧めしたい本です。

(2003年12月7日更新
「こころをラクに
あたまをクリアに」
大林泉著

ぶどう社
1600円+税
作者の大林泉さんは子供の発達の専門家であり、御自身にも発達障害をもつお子さんがおられます。親と専門家の両方の立場を経験した大林さんならではの意見が聞けます。
また、障害をもつお母さんたちの声が多く紹介されており、お父さんにも読んでもらいたい本です。
子供が自閉症だと分かった当時、いろんな悩みや迷いがありましたが、この本は気持ちを楽にさせてくれました。

(2004年3月17日更新)
「ありのままの子育て」
「自立への子育て」
明石洋子著

ぶどう社
1700円+税
自閉症者でありながら公務員として働いている明石徹之さんのお母さん(洋子さん)がこれまでの子育てを綴っています。
今よりも誤解や偏見が多かった時代から、地域で暮らすことを目指して、明るく前向きなとりくみをされているその行動力にただただ感心させられます。徹之さんとの生活の中で行われたさまざまな工夫が具体的に紹介されているのでとても参考になります。また、文章から洋子さんの明るい人柄が伝わり、私達を前向きな気持ちにさせてくれます。

(2004年3月17日更新)
「お仕事がんばります」
明石洋子著


ぶどう社
2000円+税
明石徹之さんの中学生時代から公務員として働く現在まで。
徹之さんが自分で選択した高校受験、公務員試験へのチャレンジを前例が無いなかでも実現させた洋子さん。そして、まわりの偏見や誤解をなくしてしまう徹之さんの人柄。読んで元気になれます。
QOL(人生の質)を充実させるキーワードとして”自己選択、自己決定”を言われています。悠太・光太が”自己選択、自己決定”できるようになるのか、私たちがどこまでそれを実現できるのか、大きな宿題を出されているよう感じました。
また、洋子さんは障害者が地域で暮らすためのさまざまな試みをされています。地域で暮らすとはどういうことなのか、そこにはどんな課題があるのか、分かり易く書かれています。
子供たちの幸せのために先頭を走っておられる洋子さんのすごさをあらためて感じました。
多くの人に読んでもらいたい一冊です。

(2005年4月17日更新)
「レイルマン」
奥平綾子著

OMEMEDO
1500円+税
ダダ父通信で書かれている記事を中心にダダ母さんが出版されています。自閉症児を支援するアイデア、ヒントがたくさんあります。ダダ君と彼を支援する人たちの関係が素敵です。
(2004年3月17日更新)
「レイルマン2」
奥平綾子著

おめめどう
1700円+税
ダダ母さん(→改名ハルヤンネさん)による「レイルマン」の続編。ダダ君の成長が感動的でした。
”自己選択、自己決定”の大切さが書かれています。自己選択は生き生きとした生活を送るために重要なこと。大切な課題を提示されていると思います。

(2004年7月18日更新)
「自閉症児の育て方」
渡部信一編著

ミネルヴァ書房
1600円+税
「訓練中心」よりも大事なものがあるのでは・・・。「訓練中心」とは違う子育てをされているお母さんの体験がインタビュー形式で書かれています。登場するお母さん方はお子さんの表面的な”出来る出来ない”ことよりも”子供の気持ち”をしっかり見られています。子供を育てる上で大切なことがいっぱい詰まった本だと思います。
(2004年3月17日更新)
「自閉症スペクトル」
ローナ・ウィング著

東京書籍
2400円+税
自閉症に関する基礎知識から具体的な支援方法まで、広範囲にわたって分かり易く書かれている専門書です。
(2004年3月17日更新)
「そだちの科学 1号 自閉症とともに生きる」

日本評論社
1333円+税
一線で活躍されている大学の先生や医師、親やNPOの立場など、いろいろな角度からの自閉症についての見解が集められています。興味深い話がたくさんあります。
(2004年3月17日更新)
ホームへ