0〜1才

誕生

 2001年7月26日ゆうたとこうたは誕生しました。
予定より早い32週目での帝王切開。ゆうたは1700g、こうたは1195gの未熟児でしたが、元気な泣き声をあげて生まれてくれました。
 おなかの中でどんどん大きくなっていった男の子は悠悠と大きくなってもらいたい思いから悠太。体は小さいけど元気に動いてた男の子には、活発なイメージと、夏の光のイメージで光太と名付けました。

 子供たちは無事生まれてくれましたが、妻にとって出産までの道のりは楽なものではありませんでした。
簡単に書くと(簡単に書くな-!と突っ込まれそうですが)次のことがありました。
・食いしん坊の妻が何も食べられなくなるくらいのはげしいつわり。
・切迫早産の危険があったため、2ヶ月半の安静入院。
・陣痛抑制剤による頭痛等の副作用。
・双胎間輸血症候群の不安。
子供たちの誕生の喜びは、妻がつらい入院生活から開放される喜びでもありました。


2001年9月 退院したばかりのゆうた君 2001年8月 入院中のこうた君


・二人の赤ちゃん
 ゆうたとこうたは保育器で順調に成長し、8月31日にはゆうた、9月17日にはこうたが退院し家族4人の生活がスタートしました。
 しかし、二人の赤ちゃんを同時に育てるのは想像以上に大変なことでした。
いかに大変だったか妻に書いてもらうべきでしょうが、恨み節が聞こえてきそうなので、私(父)から書かせてもらいますと次のような感じです。
・3時間おきのミルク×2
・ミルクの飲みが遅い(20分以上)×2
・離乳食を食べない×2
・オムツ替え、お風呂などすべて二人分。
・夜鳴き×2
・だっこしても泣き止まない×2
・寝ない×2
・抱っこして寝たと思って置いたら起きて泣く×2
・妻は寝つきが悪い。→睡眠時間がほとんど取れない。
・父は帰りが遅い。(申し訳ない)
・父は気楽にしている(ように見えるらしい)。
・一日中家の中で赤ちゃんと付きっきりの生活。                                                            などなど他にもたくさん。
 以上のことからふたご母の疲労、ストレスはどんどん溜まっていきます。
私は家事、育児に抵抗はなく、帰宅後(ほとんど眠ったあとでしたが)、休日はできるだけの協力はしていたつもりですが、平日一人で二人の面倒を見ている妻の疲労、ストレスを取り除くには十分ではありませんでした。ベビーシッターさんに来てもらうなど第三者に手伝ってもらう案を出してはいましたが、当時の妻は精神的に一杯一杯で第三者の手伝いを受け入れることも難しく、苦しい日々が続いていました。

<父の独り言>
 妻から溜まりに溜まったストレスを訴えられたときに、”もっと気楽にすればいいのに”と言うことがあります。<例:子供がご飯を食べなくても、そのうち食べるから気にしないでいいのに。>上手くいかないことにこだわらずに気楽にすればストレスも減るよ、という気持ちで言う言葉ですが、この言葉は全く訳にたたないばかりか、逆効果になることもあります。
 とういのは、一生懸命やっている人に対して一生懸命やらなくていいよという言葉は、一見優しい言葉のようですが、一生懸命やってきたことを否定することにもなってしまいます。ストレスが溜まってどうしようもないときに自分を否定されることを言われれば、余計なストレスを感じるだけです。
そもそも、”気楽に出来れば最初からやっとるワイ。出来ないからストレスが溜まっとるんじゃないか!”というところを私は分かっていないようです。
 では、溜まりに溜まったストレスを訴えられたときにどうすればよいのでしょうか。まずは聞く。相手の言いたいことをすべて聞いて、落ち着いたら、対策を考える。平日は家に居ない私に出来ることは限られているので、有効な対策は出ないことが多いのですが、せめて家庭環境のハード面で妻と子供たちが暮らしやすいように出来ることをしていきたいと考えていました。


・遊びについて

 二人とも大人との遊びが大好きでした。高い高い、追いかけごっこ、毛布やカーテンを使ったかくれんぼなど、満面の笑顔と笑い声で答えてくれました。また、はいはいができるようになってからは、二人で追いかけごっこをしては、顔を見合わせて笑い合うこともありました。それは本当に楽しそうに笑うので、見ている私たちを幸せな気分にさせてくれました。
 しかし、親の方からはたらきかけがなければ、基本的には一人で遊んでいました。お皿など円い物ををコマのように回す。車のおもちゃのタイヤをクルクル回す。たたみや網戸などを感触を確かめるようになでる(あるいは舐める)など、ちょっと変わった遊び方をするなーと思うこともありました。


2002年5月 ゆうた君 2002年5月 こうた君

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