Intel Pentium Processor

Intel Pentium Processor

Intel Pentium processor

Pentiumは1996年12月現在下記の種類がある。
75/90/100/120/133/150/160/200MHz

マルチメディア対応を強化した新しいチップPentium MMXを発売した。
MMX対応160MHz,200MHzPentiumのPentium120MHzに対する相対性能は,それぞれ1.6倍$1.8倍である。
See : http://mmx.com/mmx/product/mmx.htm

どんな技術を使っているのか

75MHzから100MHzまでは0.6ミクロンの半導体であり、120MHz以降のチップは0.35ミクロンの半導体技術を使っている。

See : http://developer.intel.com/design/pentium/index.htm

拡張性
i486のOverdrive Processor(ODP)から始まったプロセッザー・アップグレードの考え方をインテルはPentiumでも取りいれている。ただし、i486 ODPとは考え方が違い、ODPというよりは対称型マルチプロセッサー(SMP) として設計された。Windows/NT, OS/2, UnixなどのマルチタスクOSでこのDual CPUをサポートすることにより、性能向上に大きな効果がある。

Pentiumの性能

pentiumの性能は、SPECint95で4から6.4、SPECfp95で3.4から4.7くらいのレンジである。

Pentiumの性能は年々向上している。1993年の時点で発売された75MHzないし90MHzのバージョンでは、おおざっぱにいってi486の2倍速いと言われていた。(PC/Computing, May1993)とくに浮動小数点演算機構(FLU)は大幅に改良されており、i486のFLUに比較して5倍から10倍高速であった。
その後、CPUクロックサイクルはしだいに高速化され、1995年に133MHz、1996年に166MHzがそれぞれ一般的になり、1997年はじめには200MHzが量産出荷されている。クロック周波数があがるにつれて性能も上がっている。

(http://www.intel.com/procs/perf/mainstream/spec95.htm)


価格

(5/2/96追記) Pentium CPUの量産、価格低下は激しい。1996年5月2日の秋葉原GracefulのCPU価格を下記に示す。P-120MHzは2万7千円弱であり、1994年9月ころの486互換CPUのAMD 486DX2-66(29,800円)よりも安くなった。P-133MHzも、1995年9月の値段から1/3近く下落し、約3万5千円になった。

(9/17/95追記) Dos/Vマガジンの広告によれば、Pentium-75/90の秋葉原店頭価格は2万4千円から3万円台前半に下がってきた。133MHzはまだ9万円。下記のとおり。DOS/VパラダイスのPentium価格を参考にする。(Dos/Vマガジン9/1/95号)

                        Dos/Vパラダイス
			9/1/95           Gracefulビラ(5/2/96)
                        --------         --------------------
 	Pentium  75MHz	24,800円	    11,650円
	Pentium  90MHz	31,800円	    18,700円
	Pentium 100MHz	41,800円  	    22,621円
	Pentium 120MHz 68,800円	    26,680円
	Pentium 133MHz 9万円台		    34,757円
	Pentium 150MHz   - 		    46,500円
	Pentium 166MHz   - 		    64,700円

競合製品は

PC用ではPentiumと486を合わせてインテルの独占状態が続く。
サーバー用ではSPARC,PA-RISC,PowerPC,ALPHA,MIPSなど乱戦。

セットメーカーの動向は

(8/10/95追記) 秋葉原の並行輸入ショップでGatewayやDELLのPentium 120MHzマシンが出回っている。先々週ショップの店員に尋ねたところ、納期三週間であるという。

セット価格(1995年9月)は下記のとおり。 Gateway P5-120XLで309,800円。 仕様はPentium 120, 16MB EDO DRAM/ 1.6GB IDE/PCI 拡張IDE/4倍速CDROM/3.5"FDD, 2ISA, 3PCI, 1PCI/ISA, Gateway P5-75で209,800円。 仕様はPentium 75/16MB/700MB IDE/4倍速CDROM/3.5FDD/AMI BIOS/その他

1993年4月現在でのAT互換機の秋葉原価格は本体価格で20万円程度だった。それに比較すると、Pentium-75MHz搭載,16MBメモリー・マシンで2年半前のDX33MHzマシンと同等の価格になったといえる。(1993年当時のPCに実装されるHDDは100MBから200MB, memoryは8MBくらいだった。1995年9月現在はHDDは700MBから1GB, memoryは16MBが標準的に実装されている。このことを考えるとDX33MHzのころのマシンに比べると非常に強力・大容量になっている。) (9/17/95追記おわり)

486との互換性は、またPositioningは

 省略。

出荷量

1993年のPentium出荷は数十万個。1995年から爆発的に拡大した。

マザーボード

under construnction

ネーミング

4/8/93追記
Intelは1993年にPentiumプロセッサーを発売した。 Pentiumは正式発表以前にはP5というコードネームでしられていた。正式発表時に製品名を 80586とかi586という型番ではなくPentiumとしたのは、インテルのネーミング戦略であろう。RISC系のチップメーカーがSPARCとか、ALPHAとか、PowerPCとかという名前をつけて知名度を上げようとしたことに、インテルも対抗した。

Side story

Intel side stories

Links

Intel corp homepage
http://www.amd.com/

Last update : January 18, 1997
copyright Eiji Takeuchi, 1993, 1994, 1995,1996, 1997
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