- 長野駅に11時に集合。途中、南小谷でそばを食べ、登山口の三境峠に向かった。あずまややキャンプ場のある三境峠には車が10台以上停まっていた。谷の反対側には千丈ヶ岳南西壁がそびえていた。
- いったんゆるい下り坂を海川に向かった。海川をアルミ製の橋で渡り、右岸を取水口へと登って行った。取水口上部の左岸の台地にテントを張った。夕暮れ時に上流の阿弥陀山付近の稜線が赤く輝いていた。
- 翌日、多少霧雨模様の中、テントに不要な荷物を置いて出発した。いったん三境峠に戻り、峠から駒ヶ岳に向かった。峠付近から携帯で天気予報を聞くと降水確率20%で、どうやら天気は持ちそうだった。
- はしごのある急坂を越えると道はやや緩やかになった。ブナ森の黄葉がきれいだった。山頂の手前になると灌木が増えてきた。黄色のトンネルを進むようだった。
- 山頂は紅葉の盛りだった。少しガスのかかっていた雨飾山も、やがて頂上まではっきりと見えてきた。
- 縦走路を鬼ヶ面山へ向かった。ロープが至る所にあった。中間峰からの下りでは絶壁の中程にルートがあり緊張した。鬼ヶ面山への登りは、まさに錦織りなす紅葉の登りだった。
- 鬼ヶ面山北峰を巻き、南峰に着いた。振り返ると北峰がそびえていた。
- 黄葉の道を鋸岳との分岐まで進んだ。分岐には標識があった。結局、駒ヶ岳から先では3人の登山者に会っただけだった。
- 分岐からの下りもしっかりした道が付いていた。分岐から5分下ったところがT字路になっていて一見右側の方がルートに見えた。正しくは左側が下山路だった。半分以上下ったところで展望が得られ、海谷渓谷が箱庭のように一望できた。
- 海川に出て、河原で顔を洗った。河原を適当に歩き、テント場に向かった。途中、靴を脱いでの徒渉が1箇所、飛び石伝いの徒渉が数ヶ所あった。
- 最終日、雨の中、三境峠に向かった。前日までは無かった滝が何本も左右の岩壁から流れていた。