- 静岡からのバスは7人乗車だった。今年は崖崩れで終点が畑薙ロッジまでだった。車掌がすまなさそうに「今年はここまでなんです」と言っていた。小雨が降っていた。途中で降りが強くなりレインウェアを着た。
- 畑薙大吊橋付近は黄葉がきれいだった。5人定員の吊橋を4本渡って、雨の中、ウソッコ沢小屋に着いた。宿泊は一人だけだった。
- 二日目は曇り空だった。横窪沢小屋付近は紅葉がきれいだった。横窪沢小屋と茶臼小屋との中間点にある水場は涸れていた。小雪の舞う中、茶臼小屋に着いた。荷物を置いて茶臼岳を往復した。稜線に出ると冷たい風が吹き付けた。ウールの帽子をかぶりフリースを着た。
- 小屋に戻って休んでいると2時過ぎに単独行がやって来た。「易老渡までの林道は通行止めらしい」と言って光岳に向かっていった。テント場の外れ付近から携帯が通じたので、念のため役場に連絡して林道に問題ないことを確認した。小屋の宿泊は一人だけだった。
- 三日目、晴れ。朝は冷え込んで小屋の室温は0度だった。茶臼岳を過ぎたところにある仁田池は氷っていた。仁田池付近は船窪地形が多く、風が無くて暖かだった。仁田岳の分岐に荷物を置き仁田岳を往復した。仁田岳からは360度の展望だった。分岐に戻り、光岳に向かった。