- 今回は11月に実施の山行の下見でAさんと二人で行った。古鉄橋(こてつばし)でバスを下車して歩き始めた。晴れだった。
- 車道を20分程進み送電巡視路の標識に導かれて登山道に入った。登山道入口に「明家」との行き先を示す標識が有った。少し休んで腹ごしらえをしてから杉植林をジグザグに登り始めた。
- やがて稜線に出た。左側の「明家」とは反対の立処山への稜線に向かった。最初の669m峰への登りは急だった。669m峰からの下りも急で小石の浮き石が多かった。ヘルメットをかぶり慎重に進んだ。周囲の木々は少し紅葉していた。
- 680mの小ピークを過ぎるとなだらかで歩きやすい道になった。しばらく進むと古鉄橋への下山路とのT字路に着いた。右に進み最後に岩場を一登りすると立処山山頂に着いた。南側には両神山が大きく見えた。北側には出発点付近が箱庭のように見えた。
- 山頂から先ほどのT字路に戻り、今度はまっすぐに古鉄橋へ向かった。ロープの付いた急坂を下ると鍾乳洞の入口に着いた。汗になったシャツを乾いたフリースに交換し、ヘルメット、ヘッドランプを付け、荷物を置いて冷えた洞窟に入った。
- 鎖や梯子を伝って下ると広場に出た。湿って滑りやすい洞窟内を下り気味に横に進んだ。天井近くの壁にはコウモリが数匹止まってじっとしていた。下り坂が急になる所でこの日は終了とした。
- 洞窟の写真を撮りながら元に戻った。出口から外に出る時に湿った暖かい空気を体いっぱいに感じでほっとした。
- 洞窟からはロープの付いた急斜面を登山口まで慎重に下った。バス停で休みながら先ほどまでいた立処山山頂を見上げて、刺激の多かったこの日の山行を振り返った。
