- 折立には登山者が100-150人いた。朝食のパンを食べ、登山届けを出して出発した。あいにくの曇り空で、途中から霧になった。途中の湿原にはキンコウカが咲いていた。
- 霧雨の中を太郎平小屋に着いた。小屋からテント場までは植生回復の試みが行われていて、木道の回りの地面にはワラが敷きつめられていた。
- この日のテント場は約100張りと混んでいた。裏山には実(穂)になったチングルマがたくさんあった。
- 翌朝は雨だった。停滞しようと思って休んでいたら、10時ころに少し晴れ間が見え出した。急遽予定通り雲ノ平に向け出発することにした。テントはすっかり乾いて軽くなっていたので幸いだった。出発すると、またすぐに曇り空になった。
- 薬師沢小屋からの急登は、苦しんでいる人が多かった。次々に抜かして快調に登った。雲ノ平の一角に着くと霧が出てきて小雨も降ってきた。
- 小雨の中、雲ノ平のテント場に着いた。テントを張り終えるなり大雨になった。隣りのテントは場所が悪くて浸水したため雨の中を移動していた。
- 夜中、かなり雨が降ったが、3:30頃に外をのぞいたら星空になっていた。
- 翌朝は、明るくなるとすぐに出発した。祖父岳山頂にはケルンがたくさんあった。朝日がまぶしかった。岩苔乗越では、黒部源流側に標高差30m下ったところに水場があった。水2リットルを満タンにした。
- 水晶小屋までの縦走路はながめも良く、気分良く歩いた。水晶岳へは水晶小屋から軽装で往復する人が多かった。水晶小屋から水晶岳にかけては花が多かった。花の写真撮影でペースが遅くなった。
- 水晶岳からは、これから向かう赤牛岳が良く見えた。強い日差しの長丁場に備え、日焼け止めを塗った。