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2000年4月1日
- ネイチャーステーションで「男鹿岳か」と声をかけられた。「今日は誰も入っていない」との事だった。
- 雪の林道を歩き、白滝橋についた。トレースは更に林道の奥に進んでいた。このまま奥に進んで良いか分からなかったので、予定通り白滝橋から少し戻り尾根に直接登る古い林道に入った。トレースはなかった。しめったやわらかい雪で膝までもぐった。とても登れそうになく、やむなく中止した。
- ネイチャーステーションまで戻り、マスターにルートを聞いたところ、冬は白滝橋を更に進んで胡桃橋から尾根に取り付くとのことだった。トレースは29日に入った3人組のものとの事だった。
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2001年3月24-25日
- ネイチャーステーションで登山届を出した。今回は小里さんと二人。今年はまだ入山者なしとの事だった。
- 林道の積雪は前年よりやや多く20cmくらいだった。牧場入り口付近では猿を見かけた。最初は釣り人の足跡があったが、やがてなくなった。途中からスパッツをつけた。白滝橋からはワカンをつけた。
- 胡桃橋から尾根に取り付いた。ヤブ尾根で雪もやわらかくワカンをつけていても歩きづらかった。見晴らしの良い1210mピークで幕営した。
- 翌朝のテント内は2℃だった。暗いうちに出発した。雪はやわらかく、つぼ足で10cmくらいもぐった。時々、下が空洞になっていて腰まで落ち込んだ。
- 稜線の1730mピークからは大佐飛山と男鹿岳が見えた。数日前のトレースが稜線を通っていた。
- 気持ちの良い稜線歩きで男鹿岳に向かった。1754mピークからは日留賀岳方面の山の連なりが迫力あった。積雪は2m位だった。木の周囲にできた雪穴を除くと深すぎて下の方は真っ暗だった。
- 山頂には赤くマークのつけられたダケカンバがあった。針葉樹が多かった。東側の展望が開けていた。
- 下りは往路を戻った。途中でテントを回収した。林道は前日よりだいぶ雪が融けていた。
- ネイチャーステーションで下山の挨拶をした。「これから駅まで歩くのは大変でしょう」と車で送ってくれた。「去年、下見に来たでしょう」と言われ覚えていてくれたことに感激した。