- 道の駅ふれあいパーク君津から歩き始めた。霧が立ちこめていた。片倉ダムを渡るところでは霧の中に朝日を見た。
- 車道を登り、峠に出たところが三石山の入口だった。トイレが有った。三石山観音寺の山門をくぐり、山頂に向かった。山頂は大きな岩の上だった。山頂直下の三石山観音寺にお参りしてから三石山入口の反対側につけられた山道に入った。
- 同じような標高の稜線歩きが続いた、照葉樹林の森で、ところどころ太いモミの木が有った。鹿の鳴き声が聞こえた。
- 308mピークの左側を巻き、稜線を上り下りしながら歩いて行くと地蔵峠に着いた。左へ進む郷台畑方面への道は通行止めになっていた。雨が降ってきてのでレインウェアを着た。
- 稜線が狭くなってしばらく進むと関東ふれあいの道に出た。右手に進むとやがて林道に出た。林道を少し歩くと再び左に登る山道が有った。
- 良く整備された階段の山道を登っていくと元清澄山山頂に着いた。ベンチに座り昼食にした。雨は本降りになっていた。横の木の幹には水が流れ落ちていた。
- 元清澄山からの下りでは雷が鳴り始めた。黒塚番所跡は関東ふれあいの道と鍋石への道との分岐点だった。君津市では鍋石への道は通行止めにしていた。「以前この道を通った事があり大丈夫」との同行者の言で、予定通り鍋石へ向かうことにした。
- 歩きやすい道が続いた。相変わらず雨が強く雷も鳴っていた。滝を横切る所にはロープが張られていた。ところどころ「鍋石」との標識が有った。
- やがて境界見出標の尾根を離れ、道が無くなってしまった。いったん戻り今度は境界見出標に従って進んだ。やがて境界が左手の急坂を下って行った。境界を離れ尾根をまっすぐ進むと、踏み跡が定かで無くなくなり道が無くなってしまった。あきらめて引き返すことにした。黒塚番所跡まで戻ることを覚悟して戻っていたら、間違えた場所に戻り正しい道を発見した。正しい道は岩の上へ登り急角度で右へ曲がっていた。間違えて岩を左から巻いていたため道を失っていたのだった。3時間もロスしていた。雨はすっかりやんでいた。
- 途中で暗くなり懐中電灯を点けた。沢を渡ったところで再び道が分からなくなった。暗闇の中、道を探した。結局、最後に赤テープを見たところまで戻り、方角を磁石で確認して道を見つける事ができた。30分以上時間をロスしていた。
- ようやく車道に出てほっとした。星空を見ながら道の駅へ戻った。