- 初日は曇り空だった。今回は小屋泊まりにしたので荷物が小さかった。タクシーを下りたとき「こんなに荷物が小さくて大丈夫ですか?」と運転手に心配されつつ出発した。
- 樹林帯は、登るに従い、林床に笹が増えてきた。やげて林床は緑の美しい苔に変わっていった。刃渡りの岩場を過ぎたあたりから梯子が多くなった。使われなくなった五合目小屋は雪でも降れば倒れそうなくらい老朽化していた。五合目小屋を過ぎた岩場には狐がいた。七丈小屋は二十数人の宿泊だった。
- 翌日は快晴だった。御来迎場から剣の立つ岩場付近までは鎖場が連続していた。山頂が近づくと、足元には紅葉し始めたウラシマツツジが見られるようなった。山頂は30人ほどの登山者だった。
- 下りは北沢峠へ向かった。途中、摩利支天に寄った。近道をしたら道の無いザレ場を通るはめになった。摩利支天には石碑や剣がたくさんあった。眺めの良かった尾根歩きも双児山を過ぎると樹林帯になった。
- 北沢峠からのバスは同じ時刻で3台に増発されていた。広河原からのバスも4台に増発されていた。