- 水神社でタクシーを下り、ゲートの横を通って林道を歩き始めた。最初は日陰だけに有った雪も登るに従い増えてきて池ノ平入口では約1cmの積雪になっていた。
- 池ノ平入口から植林帯を登って行くと展望台に着いた。天城山と駿河湾が見えた。展望台からはスパッツを付けて登った。
- 幅の広い登山道を登って行くと池ノ平に着いた。積雪は7-8cmだった。展望が良かった。アセビの木が多かった。
- 池ノ平からは尾根伝いに登って行った。スズタケが雪の重みで登山道にかぶさり歩きにくかった。標高1032mの小ピークを越えると時々展望が開け、富士山や箱根方面が見えた。積雪は約30cmになった。ブナの倒木帯に出ると高木が無くなり視界が一気に開けた。行く手の尾根の右側に富士山の山頂部が見えた。
- つるべ落としの滝からの道が合流するとトレースが増えて少し歩きやすくなった。周囲はブナ林だった。主稜線に出たところからは南アルプスが見えた。南側の袴腰岳方面のトレースは無かった。
- 山頂には予定より1時間40分遅れで到着した。約30cmの積雪だった。登山者が数人いた。山頂は落葉樹林に囲まれていて木の枝の間から富士山が見えた。少し鋸岳方面へ行くと枝が無くなり、富士山がきれいに見えた。
- 山頂から前岳へはトレースが無かった。赤テープを参考にしながら尾根を忠実に下った。時々左手には富士山がきれいに見えた。前岳との鞍部手前で右手に派生する尾根上に赤テープが有り引き込まれそうになった。前岳への登り返しは膝までのラッセルが続いて苦しんだ。前岳からの下りもしばらくは雪が多くて難儀した。
- 下るに従い雪は少なくなり、次第に歩きやすくなってきた。標高920mの尾根を離れるところが分かりにくく少し迷った。
- 最後は雪の無くなった植林帯を歩いた。神社の先で沢を渡って登り返したところが登山口だった。予定より2時間10分遅れだった。須山のバス停に向かおうとしたら三島行バスが来たので手を振って止まってもらった。「バス停はもう少し先なんですが」と運転手に言われつつバスに乗り込んだ。