- 北海岳から縦走路をはずれて南に入ると、とたんに人が少なくなった。花が増えてきて、イワギキョウ、コマクサを初め種々の花が咲いていた。
- 白雲分岐への登りで少しガスが出てきた。天気が良ければ白雲岳に寄るつもりだったが、展望が得られそうにないため、白雲分岐から真っ直ぐ白雲避難小屋に向かった。
- 白雲避難小屋のキャンプ指定地のテントは約30張だった。小屋の周辺にはタカネトウウチソウ、チシマフウロ、クモイリンドウ、タカネツメクサ、チシマギキョウなど花が多かった。水場の水量は、裏旭のテント場に比べて少なかった。
- 翌朝のテント内の温度は12度だった。雲海の上にトムラウシ山が見えた。テントの前室に入れておいたゴミ袋がなくなっていた。キツネに持って行かれたようだ。テントをたたんで白雲岳に向かった。
- 白雲岳山頂にはシマリスがいた。雲海の向こうにトムラウシ山が見えた。北側には旭岳,間宮岳,比布岳,北鎮岳が見えた。岩の間から烏帽子岳が見えた。
- 山頂からの下り、クレーターのところでは蝶(コヒオドシ)が飛び回っていた。クレーターの端から白雲分岐への下り始めの岩の多いところでは、ナキウサギがかん高い鳴き声を出して、見え隠れしていた。
- 小泉岳に着いた頃はガスが出始めていた。荷物を置き小泉平まで散策した。エゾツツジやチシマギキョウ、クモイリンドウ、タカネキスミレなどが咲いていた。チョウノスケソウが一輪だけ咲いていた。
- 小泉岳で荷物を回収し赤岳に向かった。赤岳山頂には10人ほど登山者がいた。ガスで展望はなかった。
- 第四雪渓ではウサギギク、トカチフウロ、ハイオトギリ、エゾヒメクワガタなどが咲いていた。
- 第三雪渓ではタカネトウウチソウ、ウサギギクなどが咲いていた。雪渓はすでに解けてなくなっていた。
- 第二花園ではエゾコザクラ、アオノツガザクラなどが咲いていた。第二花園を過ぎたあたりからダケカンバが出てきた。
- 銀泉台の手前でガスが晴れ日が出てきた。銀泉台でビールを飲んでバスの出発を待った。