- 越後湯沢からレンタカーで只見へ向かった。峠越えの道は、紅葉がきれいだった。
- 登山口では車が15台位あった。車を置いて出発した。すぐに沢を石伝いに渡った。
- 三吉ミチギからは山の斜面のジグザグの道だった。黄葉のトンネルだった。
- 人見の松を過ぎると尾根伝いの道になった。紅葉がひときわきれいだった。
- 叶ノ高手を過ぎるとブナの木が多くなった。やや茶色っぽくなった黄葉が多かった。正面の会津朝日岳山頂はガスの中だった。
- 小屋に荷物を置き、山頂へ向かった。バイウチの高手を過ぎた鞍部に水の流れが少しあった。山頂直下の登りは草付きの岩場だった。ぬかるんでいるところもあり滑りやすかった。
- 小さな松が見えるとすぐに山頂の一画に着いた。右手に進んで一番高いピークの上に立った。ガスの上に峰々が浮かんでいた。西側は日が差し紅葉がきれいだった。東側にはガスの中にブロッケンが見えた。丸山岳は雲の中だった。更に進むと三角点があった。
- 小屋に戻りローソクの光で夕食を食べた。宿泊は日曜の晩だったせいもあり一人だけだった。
- 翌朝、予報では雨だったが、起きてみるとガスは晴れ、日も差していた。あわてて朝食を食べ、再び山頂に向かった。
- 山頂からは前日とは違って丸山岳がくっきりと見えた。浅草岳もうっすら見えた。下の雲海が刷毛で描いたようで水墨画のようだった。三角点の先から下を見ると一枚の大きな岩壁になっていた。展望を楽しんだ後、小屋へ戻る事にした。小屋へ下りでは、草紅葉がきれいだった。
- 小屋で荷物を回収して出発した。叶ノ高手への登りでは会津朝日岳の最後のながめを楽しんだ。フィルムを使い果たしてしまった。