タウンズビル  8/19〜23

タウンズビルで印象的な、円柱状のビルとキャッスルヒル。 思い出深い、タウンズビル・トランシット・センター。

 ラウンドで最初に立ち寄ったのがタウンズビル。 宿も決めずに着いてしまったが、ここはバスターミナルの上がバックパッカーズ(安宿の事。以後「バッパー」)になっているので、そこに泊まる事にする。 初めて1人で入るバッパーのドミトリーだ。
 「同じ部屋の人に、まず何て言ったらいいんだろう?」 と緊張して部屋に入る。 しかし部屋に入ると、なんと日本人が3人も居た! 「ラウンドに出たらきっと英語だけの生活が始まるだろう。」 と、ケアンズではあまりにも日本人とつるみすぎてた私は期待していた。 それなのに最初から日本語で話しまくる事になる。 ちょっと拍子抜けした感じだったが、実はすごく安心した。 やっぱり徐々に慣れていかないと・・。

 その3人はラウンドに出てから1ヶ月くらいらしいが、とても旅慣れしている様に見えた。 どこかたくましく、落ち着いていて、ラウンド初心者の自分とは明らかに違う。 何も知らない私に、ラウンド情報を沢山教えてくれた。
 話をしているうちに、次の日、そのうちの2人とマグネティック島に行く事になった! ラウンドの細かい計画はほとんど決めてなかったが、 「こんな風に、予定は突然決まっていくもんなんだな。」 と感じた。


マグネティック島
  8/20・21

ザ・フォーツウォーク
島の船着き場。 タウンズビルからはかなり近い。 ザ・フォーツウォークからの景色。

 マグネティック島は、タウンズビルから船で20分程の大きな島だ。 1泊2日で行く事になった。 初日はビーチ。 友達の一人が面白いと勧めるので、シーカヤックに乗った。 が、波のせいか、漕ぎ方が悪いせいか、全然前に進まない。 1時間レンタルしたが、かなり苦痛だった。 どこが面白いのかもさっぱり。 キャサリンでカヌーの経験があるその友達は異常な程速く、とても楽しそうだったが・・。 シーカヤックはもう一生やらないだろう。

 2日目は〈モーク〉という小さい車を借りて島を周った。 といっても、島をぐるっと1周できる訳ではないので、モークはあまりいいもんでもないと思う。 途中、〈ザ・フォーツウォーク〉というトレッキングをしたり、ビーチに寄ったりしたが、それはなかなか良かった。

 この島では、一緒に行った友達に 『節約』 という事をたたきこまれた。 とにかく食費を削る! 持ち歩いている食料品を見せてもらい、いかに安くて充実した食生活を送るかを教えてもらった。 「ラウンド中は外食ばかりかな?」 と思っていた私は強くショックを受けた。 「頑張ろう!」 この日から1日5ドルの食生活が始まるのであった。

一緒に周った友達。前日にこの部屋で会ったばかり。


キャッスル・ヒル  8/22

キャッスル・ヒルからの眺め キャッスル・ヒルからの眺め
正面の大きな島がマグネティック島。 ザ・ストランドがあるキレイな海岸線。

 タウンズビルで妙に目立つキャッスル・ヒルには、頂上まで舗装された道がある。 車でも登れるが、もちろんそんなものは持っていないので、友達と歩いて登る事にした。 丘自体は高くはないが、道が曲がりくねっているせいで登るのはかなりハードだ。 何台もの車に抜かされながらなんとか頂上にたどり着いたが、そこからの眺めは素晴らしかった。 タウンズビルの街を360度見渡せる。 これといって何もないが、すごくきれいな街だ。 苦労して登ったおかげで余計に感動する。 やっぱりルックアウトには自分の足で行かないと! ただ帰り道は車が欲しい・・・。

 
ヨンガラ・レック  8/23

  タウンズビルからは、ヨンガラ・レックという沈船ダイブに行ける。 私はあまり乗り気ではなかったが、友達に誘われて行く事になった。 〈アドレナリン〉というショップの日帰りツアーだ。 7時に港を出たのだが、ヨンガラ・レックは遠かった! ポイントに着いたのは10時半である。 しかも船はかなり小さく、ベンチみたいな椅子に横向きに座り3時間半も揺られなくてはいけないのだ! 友達はすっかり酔ってしまって辛そうだった。
 潜る前にブリーフィングがあったが、英語の為分からない。 しばらくすると、客はなんと勝手に潜り始めるではないか! 今までは、日本人のショップでしかダイビングした事がなかったので、 「ダイビングは、インストラクターが連れて行ってくれるもんだ。」 と思い込んでいた。 「どうしよう・・・・・。」 困っていると、ダイブマスターのお姉さんが、 「しょうがないわねー。 私に付いてらっしゃい。」 という感じで私達の方に来てくれた。 そのお姉さんに付いて、ダイブする。
 ヨンガラは魚群が濃く、種類も豊富で楽しめた。 初めてマンタ(らしきもの)も見れて感激した。 ただ、ダイブスケジュールも聞かされてなかったので、潜っている間は凄く不安だった。 ガイドの泳ぐのが速くて、置いていかれそうになるし・・・。 「やっぱりダイビングは日本人のショップでやるのが一番安心だな〜。」 と感じた。

 このダイビングの帰り、偶然にもクジラと遭遇した。 船を止めてくれて、しばらくタダでホエールウォッチングをさせてもらった。 写真は撮り損ねたが、近くでジャンプもした! これはラッキーだった。

クジラの尻尾
真ん中の小さなクジラの尻尾が見えるだろうか?

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