シドニー  9/13〜16

オペラハウス。 ハーバー・ブリッジ。

 オリンピックの開会式は9月15日。 その日に合わせてシドニーに入った。 この時期、シティの宿はどこもいっぱいという事で、クージービーチのバッパーを予約しておいた。 電話で予約した時は1泊20ドルと言っていた。 それなのにそのバッパーに着くと、いきなり50ドルと言われる! オリンピックレートらしい。 「電話じゃ20ドルって言ったじゃないか!」 と言いたかったが、トゥエンティとフィフティがごちゃごちゃなる事がたまにあり、イマイチ自信がない。 明らかに電話で対応した人とは違う人だったのもあって、文句は言えなかった。 しかし50ドルでは長居は出来ない。
 シドニーは大都市だしオリンピックも観たかったので、1週間は滞在したかったが、それを3泊に短縮する。 3日間の予定は、市内観光、ブルーマウンテンズ、オリンピック開会式と忙しい。 

シドニー
大都市、シドニー。 ミセス・マックォーリーズ・ポイント。

シドニータワー  9/14 

シドニー・タワーからの景色 シドニー・タワーからの景色
ダーリング・ハーバーの方向。 上から見たQ.V.B。 緑の屋根がキレイ。

 シドニーの夜景は凄かった。 ガイドブックには10ドルと書いてあったのに行ってみると20ドル取られて、「やられた!」 と思ったが、これなら20ドルの価値は充分ある。 大都市だけあって、ライトアップされているものも沢山あり本当にキレイだった。 絶対観るべし! 

 この展望台に登るエレベーターの中で、AMPタワーの従業員に話し掛けられる。

従業員 「Where are you from?」
私    「Japan.」
従業員 「Which part of Japan?」
私    「Toyama.Maybe you don't know.」
従業員 「Toyama! I know.」
私    「えっ?」
従業員 「I'm NOVA teacher in Takaoka!」
私    「えーー!」

 なんとその人は、高岡のノバで英語の先生をしていたらしいのだ! (ちなみに高岡とは富山で2番目に大きな街で、私の生まれた街でもある。) オーストラリアに来て5ヶ月間、富山県の人と会った事は一度もなかった。 それどころか、日本人で富山が何処にあるのか知っている人も、ほんの僅かだった。 それがたまたま乗ったエレベーターの中で、富山の事を知っているオーストラリア人に会うとは・・・・。 「すごい出会いがあるもんだな〜。」 感激してしまった。 

 ブルー・マウンテンズ  9/14

エコー・ポイント スリー・シスターズ
ブルー・マウンテンズの丘陵。 スリー・シスターズ。 実物はもっと迫力がある。

 ブルー・マウンテンズへはツアーでも行けるが、私は電車で行った。 往復でたった13ドル。 片道2時間くらい乗っているのにこの値段! つくづく 「日本の電車は何であんなに高いんだろう?」 と思う。
 カートゥンバの町に着いて、とりあえずエコー・ポイントを目指した。 エコー・ポイントとは、スリー・シスターズが見える所だが、駅から歩いて30分くらいかかる。 カートゥンバの町を見学しながら、ゆっくり歩いた。 のんびりした感じで、落ち着く町だ。
 エコー・ポイントに着くと、すごい景色が広がっていた。 これまで海はさんざん見てきたけど、こんな丘陵地帯は初めてだったので、すごく新鮮だった。 実際見るスリー・シスターズも、写真で見るよりずっと迫力がある。
 しばらくエコー・ポイントからの景色を楽しんだ後、ウォーキングトラックを歩いた。 初めジャイアント・ステアーズを下りて、最後シーニック・レイルウェイで登ってくるルート。 階段を下りている時、逆回りで周った人がゼーゼー言いながら上がってきた。 「ジャイアント」というだけあって、この階段はかなりハード。 登る時は気合いが必要だろう。 
 このウォーキング・トラックは、シーニック・レイルウェイの終了時間が迫っていた為走って周ったので、景色はあまり覚えていないが、シーニック・レイルウェイの印象は強烈だった。 信じられない角度で登っていく。 落ちそうになって、みんな天井につかまっていた。 次もし機会があれば、これで降りてみたい。 

 
オリンピック開会式
  9/15

 いよいよオリンピックの開会式。 もちろんチケットは持ってないが、オリンピックパークへ行ってみよう。 きっと雰囲気だけは味わえるだろう。 そう思って駅へ行った。 しかし切符を買おうとした時・・・・。 

係員 「チケット持ってるか?」 
私  「持ってない。」 
係員 「じゃー行けない。」 

 なんとその日は開会式のチケットを持っている人しか、オリンピックパークへ行けなかったのだ! 頭の中が真っ白になった。 「何の為に、この時期にシドニーに来たんだ?」 バスで行けるかも調べてみるが、駄目。 しばらく考えた結果、 「ダーリングハーバーの広場の大画面テレビで開会式を観る。」 という妥協案がでた。
 結局この広場にも3千人くらいの人が集まって、すごい熱気。 オリンピックの雰囲気は充分味わう事が出来て、なかなか良かった。 しかし日本選手の衣装は、いったい何だったんだろう・・・。 思わず、目を伏せてしまった。

開会式
ダーリング・ハーバーで観た開会式。 すごい人。


サッカーチケット

 シドニーを出る日、オリンピックのゲームを観るのは半ば諦めていた。 それが、バッパーで朝飯を食べているとき日本人の女の人に声を掛けられ、いきなりチケットを譲って貰えることになった! キャンベラで行われるサッカーの日本対スロバキアのチケットだ。 ちょうど私の次の移動先もキャンベラ。 なんてついているんだろう! この時は、あまりにも突然で興奮してしまった。 ラウンド中、こんな偶然の出会いが本当に面白い。

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