ペンバートン  11/20

らせん状のハシゴを登る。 降りるのが怖い・・。

 今回のレンタカーでの旅のメインは、ペンバートンでの木登り。 登れる木は3本あるが、その中でも1番高い〈デイブ・エバンス・バイセンテニアル・トゥリー〉に登る。 高さは68m。 木の周りに杭がらせん状に打ってあり、それをハシゴにして登るのだが、杭の下には何もない。 踏み外すと、間違いなく死んでしまうだろう。
 最初に登った友達が、 「裸足の方が滑らなくていい!」 と言うので、靴を脱いで登り始める。 とにかく集中力が大切と思い、杭1本1本を確実につかんで登っていく。 しかし、3分の1程登った所で足の裏が痛くなってきた。 確かに滑らないが、裸足で登るのはお勧めしない・・・・。
 途中、休憩ポイントで下を見下ろすと、高所恐怖症で登らなかった友達がかなり小さくなっている。 そこでしばらく休み、足の裏の痛みが治まるのを待って、また登り始めた。 とにかく下を見ずに、目の前の杭だけを見て登っていくと、意外にもすぐ頂上に着いた。 でもそこは地上68m。 かなり高い。 下で待っている友達を見ると、豆粒くらいになっていた。(注:誇大表現あり) そして周りの景色は360度森。 ほとんどの木を見下ろす高さに居るので、とても気持ち良かった。
 しばらく頂上からの眺めを楽しんだ後、降り始める。 降りるのは体力的には楽だが、下を見なくてはいけないので、登りよりも怖い。 なんとか地上まで戻ると、生きて帰ってこられた安心感から、一気に体の力が抜けてしまった。 下から木を見上げると、 「よくこの木の頂上まで行ったな〜。」 と、感心してしまう。
 久しぶりに達成感というものを味わえた、期待通りのペンバートンだった。

カリーの木 登る私
下から見上げたカリーの木。 裸足は痛かった・・。

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