バイロンベイ  9/11・12

メイン・ビーチ 灯台 ケープ・バイロン
メインビーチ。 砂のオブジェがいつもある。 オーストラリアで一番大きい灯台。 オーストラリア最東端。 ケープバイロン。

 バイロンベイはすごく良かった。 街は小さいが雰囲気はすごくいい。 アーリービーチにも似た良さだ。 ここはオーストラリアで最も東にある町という事で、最東端のケープバイロンに行くウォーキングトラックがあるが、そのコースも良かった。 ここには1泊だけだったが、もっと長く居たかった。 サーファーズに4泊もしたのが悔やまれる。


ペットボトル

 サーファーズからのバスの中で睡眠をとっていたら、寝ている間にバイロンベイに着いてしまった。 目覚ましをセットしていたが、予定よりも早く着いたみたいで、まだ鳴っていなかった。 周りの物音で目が覚めて寝過ごす事はなかったが、あわててバスを降りた為、水を入れていたペットボトルを忘れてきてしまった! 使い古しのただのペットボトルだが、すごくショックだった。 極貧生活をしている私は、水を入れる為だけに新しいのを買う気にはなれない。 「どうしよう・・。」 と思っている最中、バッパーのキッチンでゴミ箱に捨てられているペットボトルを発見! とっさに拾って洗い、水を入れてしまった。 ほとんど乞食である。 「俺もここまできたか・・・・。」 一皮むけた気がした。

 
ニンビン 9/12

ニンビン・ロック
バスの中から見た、ニンビン・ロック

 ラウンドに出る前に、インターネットで『オーストラリアの穴場情報』というページを見付けて、そこに紹介されていたのがニンビンだ。 マリワナにはそれほど興味は無いが、どんな町かずっと気になっていた。
 バイロンベイからはシャトルバスで行く。 メインストリート1本の小さな町だ。 ロウソク工場や博物館などの見所もある。 しかし面白いのはそのメインストリート。 どこへ行ってもマリワナの匂いがする。 歩いていると、10分に1回は 「マリワナ買わない?」 と寄って来る。 町の人も、きまっている人ばかりみたい。 警察も居るのに見て見ない振りをしているのか、不思議な町だ。
 「せっかく来たからには何か買わねば!」 そう思った私は、シャトルバスで一緒になった友達とシェアしてクッキーを買った。 4枚で10ドル。 かなりまずかったが、我慢してなんとか1枚食べた。 しかし30分経っても変化なし。 「騙された・・。」 買った事を後悔してバスに乗った。
 でもそれは本物だった! ぼんやりバスのシートに座っていると、 「あれっ? なんか自分の手が重くなってきたぞ?」  足の上に乗せていた手が、ずっしり重く感じてきたのだ。 頭もボーっとしてきて、まともな自分と、そうでない自分が交互にでてくる感じ。 「これが効果なのか!」 初めて体験できて嬉しかったが、体にはしんどかった。 フラフラになってバッパーに戻ってから、3時間程死んだように眠ってしまった。 最初に食べたのが1枚だけだったおかげで助かった・・・。 

 
サマータイム

 ニンビンへ行くシャトルバスの出発時間は10時だった。 そのバスを予約したとき、インターネットのフリーチケットを貰ったので、1時間くらいメールをしようと思い、9時にインフォメーションセンターに行った。 すると、もうシャトルバスが来ている。 「オーストラリアにしては、えらく準備周到だなぁ?」 そう思って見ていたら、いきなりバスが発車するではないか! よく見ると、客ももう乗っている。
 急いでインフォメーションセンターの中に入り、 「どうしてバスが1時間前に出発するんだ?」 と聞くと、 「君の時計が1時間遅いんだ。」 と言われてしまった!!  そう、NSWではサマータイムを実施しているのだ! 昨日、グレハンが珍しくタイムテーブルよりも早く着いた理由がようやく分かった。 実は私の時計が遅いだけだったのだ!
 例年は10月の最終日曜日かららしいが、今年はオリンピックがある為、8月27日かららしい。 調べてなかった私も悪いが、ちょっと早くし過ぎではないか?
 ちなみにそのシャトルバスはもう一度インフォメーションセンターに戻ってきてくれて、なんとか乗る事は出来たが・・・。

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