バンダバーグ 1/22〜2/7
タリーでは結局2日しか働けず、 「これじゃあ〈ピッキングやった〉とは言えないな。」 と思い、次の仕事場を探した。 しかし電話で探しても見付からず、とりあえずピッキングで有名なバンダバーグへ行く事にした。 シティセンター・バックパッカーズに行くと、 「仕事あるよ。」 との事。 夜になると、ピックアップの時間と、ファームの名前が書いてある紙が貼り出された。 そこで自分の名前を発見! またも何の仕事か分からないが、仕事にありつけただけでヨシとしなくては。
次はしばらく続けたい。
3日目になると、仕事の方法が変わった。 木に登ってマンゴーを手づかみでもぎ取り、木の間を走るマンゴー収穫車に投げ込むという方法だ。 車の走るスピードは結構速いので、それに遅れないように必死に木に登るのだが、焦ってしまって見付けにくい。 しかも、マンゴーは摘んだ瞬間に樹液が飛び散る。 それが顔にもかかり、目に入ろうもんなら死ぬほど痛い。 この方法が良いのかは疑問だったが、3日間この方法でマンゴーを取った。 手のひらは変色して硬くなり、顔も腕もマンゴーの樹液でボロボロになってきた。 「マンゴーも食い飽きたし、もうこの仕事いいかな〜」 と思った頃に、ちょうどその仕事が終わった。
次の日になると更に腫れあがり、針を刺したら 「パチン」 と破裂しそう。 自分で鏡を見ても、 「あんた誰?」 というくらい変わり果てた顔になっていた。 力を入れないと、目も開かない。 昨日は 「ヘイ! ロッキー」 と、からかっていた同じ部屋の人も、何も言えなくなっていた。 夜になると、首周りまで腫れだして、息苦しくなってきた。 「このままじゃ死ぬかもしれない!」 恐ろしくなった私は、もう一度病院に駆け込んだ。 今回は注射を打たれ、前より強い薬を紹介された。 「これで治らなかったらどうしよう・・・。」 かなり不安な気分で寝床についた。 しかし次の日起きると、目がぱっちり開いた! 鏡をみると、ダイブン腫れがひいている。 注射の威力は絶大だ。 それからも強い薬をのんで寝ていると、どんどん良くなり、3日後には顔はほぼ元の大きさに戻った。 体の痒さもなくなってきた。 でも皮膚の色はかなりおかしい。 これはしばらく治らないだろう。 マンゴーアレルギーの話は聞いていたが、これほど強烈なものだとは思わなかった。 これから挑戦しようと思っている人は、舐めてかからないように! (樹液だけじゃなく、マンゴーの葉っぱも怪しいと思う。) |
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この後、顔の下部&首周りが更に膨れだしたが、その時は写真を撮る余裕もなく、病院へ駆け込んだ。 この写真が2003年のサザンクロスタイムズに載りました! |
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参考:通常時 | 腫れ始めて1日目。 「ロッキー」と呼ばれていた頃。 |
腫れ始めて2日目。 ほとんど化け物。 鏡を見てこんな顔が映っていると、結構引きます・・。 |