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時折、通り過ぎる車のライトで目が眩む。 小さな街の繁華街から、少しだけそれた路地の暗がりに、それはいた。 何故か? …子供は、狭いところが好きなものだと、言っておこう。 直弥は、自販機に一蹴り入れた。 折れるのが心配になるようなほっそりとした、だがすんなり伸びた脚は、意外にも打撃を与えらたらしい。 ガコンとお馴染みの音がして、商品が吐き出される。 「あーーっつ!ゆうなのバカ、日本酒なんか出すなよぉ」 …って、これはゆうなじゃない。 自販機に怒ってどうする。 ゆうなは、義父と母の結婚でできた一つ上の義理の姉だ。 なかなかの美少女でかわいいもの好き。 この姉は、こまったことに、愛があっても耐え難いほど可愛らしい服で義弟を着飾らせるのが趣味だ。 当の義弟としては、学校に制服があってよかったと、しみじみ思う。 「ゆうなぁ…どーせならビール…」 直弥は、自販機によりかかったまま、ずるずると座り込んだ。 気持ち悪い。眠い。 ああこれでは、酔っ払いのオヤジじゃん。 ゆうなが頭の中で、何か言ってる。 (なおちゃんでばー!お肌に悪いよ。だいたいそんなの大人になってからしなよ) …って、そうだよ。未成年だよ。 でも自棄酒くらいいいじゃん。 ふったのゆうななんだからさ。 それも何度目だよ! …いや、ふったというより、コクろうとするたび、「好きな人ができたのー」とか言われて空振り。 なんでそう惚れっぽいかな。 俺に気付けよ。毎日同じ家で暮らしてるんだから。 「なぁ?ひどい鈍感だよなぁ」 直弥は、蹴りで手に入れた酒を、思い切りよくあおった。 「…お前も呑む?」 座り込んだ直弥の膝に、いつのまにか、動く毛玉が乗っている。 小動物のぬくぬくした感触は、くすぐったくて笑いを誘った。 「へへへ。かわいーぞ」 差し出したビンから酒を懸命になめとる様は、愛らしく感じる。 かわいい。 かわいい!! 直弥は、毛玉を撫で繰り回した。 ゆうなが、よく猫や小犬や俺の頭を撫でるけど、こーゆー感じかぁ…?あ…犬猫なみなのかぁ。俺。 直弥は、ゆうながよくするように、毛玉を抱きしめた。 義姉がコーディネートした服や装身具は可愛らしく、毛玉のような小動物を抱いたりすると、愛らしい少女とペットがじゃれあっているという、ほのぼのとした情景ができあがる。 周囲にはビールの空きカンの山と、日本酒のビンが一つ。 毛玉には、鋭い牙があったのだけど… 「ゆうな…」 毛玉から赫い瞳が覗いた。 鋼を思わせる長い牙が迫る。 「あれ、お前…何?」 毛玉は、猫でも犬でもなかった。 こんな生き物いたっけ?こんな長い牙、小型のサーベルタイガーみたいだぜ? 喉元に鋭い痛みが走った。 さびた鉄ような匂いがする。 …血の匂い?誰の? 直弥の意識はとんだ。 日暮直弥十五歳。 ここで、彼の比較的まっとうな日々は終りを告げた。 「おい!起きろよ。なおちゃん」 「?」 直弥は、乱暴に揺さぶられて目覚めた。 真上からの陽射しが眩しい。 見慣れた自分の部屋ではない。 目に映るのはビルの谷間だ。 昨夜の路地で酔っ払ったまま寝ちまったのか? 「なおちゃん」 初めて聞く声だ。 でもそれにしては、馴れ馴れしい。 何だか聞き覚えがある声…? 「あ?」 目を開くと、直弥を抱き起こしているのは、直弥だった。 うりふたつの顔、姿。 「よう。失敗したかと思ったぜ」 「失敗?」 「目覚めないからさ。腹へってる?」 もう一人の直弥は、にっと笑う。 鋼のような八重歯が覗いた。 直弥は、周囲を見回す。 毛玉がいない。 夢だったのか? いやそれより、目の前のこれは誰だ? 「誰だ?何で俺の名前知ってる?」 「俺は通りすがり。夕べ、ゆうなが、なおちゃんで呼ぶっていったじゃん」 もしかして俺…酔っ払って、こいつにぐちった?か、からんだのか? 「…でも…何で俺ら似てんだ?お前親戚か?」 もう一人は、おかしそうに笑う。 「似てるも何も、これ、お前の姿を映したんだぜ?」 「はぁ?」 「まぁ、そしたら、お前は用済みで、一旦殺しちまったんだけどさ。動かなくなったらつまんなくってよ。ちょっとだけ戻してやったんだ」 「何言ってんだ?ま、介抱してくれたみたいだから、礼だけは言うよ。じゃな」 嫌な感じがする。 悪い予感。 何か忘れている。 危ない…危ない奴。牙…血の匂い…バケモノ! 直弥は、もう一人の手を逃れ飛び起きた。 踵を返そうとして脚がくだける。 力が入らない? まだ酔っ払ってんのか?俺… 「まだ足りないか。じゃもう少し戻してやるよ」 もう一人が、直弥の襟首をつかんで顔を引き寄せる。 唇が触れ合うほど近づいた。これは、かなり嫌だ。 男のアップなんか自分でも嫌だ! 逃れようとする顎を捕らえられ、至近距離の唇から息が吹き込まれた。 息ではなかったかもしれない。 熱い透明な形のない何か。 「何した?!」 直弥は真っ赤になってわめいた。 その何かが入った途端、気持ちよくて、みっともないほと心臓がどきどきしている。 キスされたわけではない。息がかすめた。それだけだが、それだけじゃない? もう一人は、先ほどまでの直弥のように青褪めた顔を顰めて立っている。 「う〜やり過ぎた。加減がわからないな」 「頼むから、分かるように返事しろ!!!」 わめいている内に、もう一人は路地を出ていった。 夕刻がせまれば嘘のように賑わう飲み屋街も、平日昼間はひとけがない。 もう一人は、何かを探すように辺りを見回すと、こんな時間にもかかわらずやってきた学生服三人へ目を留めた。 にっこり笑いかける。 路地から追いかけてきた直弥は、もう一人に声をかけようとして、うっ…とつまった。 やめろ!奴らナンパ体勢にはいってるぞ! 義理の姉のお人形さん暦ン年。自慢じゃないが、絶対無いが、初対面に女の子と間違えられる確率八割強!の俺の顔で笑いかけんな!!! あっというまに、勘違い野郎共に囲まれる。 「よ。何?何?彼女達双子なの?」 もう一人の直弥は、男達の顔をゆっくりと見渡し、お行儀よく言った。 「いただきます」 …いただきますって何を? 直弥は、目を見開いた。 もう一人の鋼の八重歯もとい、牙が鈍く光を弾く。 無造作に伸ばされた腕が、自分より上背のある男の首を引き寄せた。 声を上げる間もない。 あっけなく獲物の喉笛が噛み千切られる。 何かを啜る音が、ひとけのない繁華街に響く。 直弥の顔をもった獣が、餌をとっている。 信じられない…恐ろしい光景に、目が離せない…すくんでしまって動けない。 次は自分であるかも知れないのに。 一人目は、真っ白になって路へ倒れた。血の気がない…生きているように見えない。死んだ? 二人目は、惚けたように口を開けたまま、牙にかかった。 獣の様子が変ってきた、青褪めていた頬に血の気がもどり、髪が…背が伸び、直弥が大人になればそうなる…そんなふうな姿へと。 あ、結構いい男になるんじゃん…って、違うだろ。俺! ありえない。 これは何だ?本当にこんなことがあるのか? 三人目は、救いを求めるように周囲を見渡した。その瞳に獣と同じ顔をした直弥が映り、恐怖が限界を突破する。 甲高い悲鳴が、その場に乱反射し唐突に途切れた。 獣が、最後の獲物の口を手で塞いでいる。 「どうした?なおちゃん。お前の分がなくなってしまうぞ」 鳥肌がたつほど、やさしげな口調の問いかけ。 俺の分? 「なおちゃん。餌とらないと今度こそ死んじゃうぜ?」 「も…もしかして吸血鬼?」 今真っ昼間なんですけど?その三人目、何だか十字のアクセサリーしてるんですけど?かんけーなし?? 「吸血鬼じゃない。通りすがりだってば。この次元の生物に擬態するのに、なおちゃんを食ったんだ」 通りすがりって、路地へじゃなく、街へじゃなく次元へ?次元って何??? 「食ったって、どこを?」 思わず我が身を見返してしまう。 何もかけてない。血も足りてそう。 「いやだから、ちょっとだけ戻したっていったろ?足んないんだよ。栄養補給がいるんだって」 「戻した?」 「だって、なおちゃん動かなくなると、つまんないんだもん」 なんなんだそれは?どーゆー理屈だ?!! 直弥は、訳の分からなさと、恐怖のあまりきれた。 「戻せるなら戻せ!全部!人様のものを勝手にとっちゃだめ!!」 「えー…」 直弥を大きくしたような獣は、主人にしかられた小犬のようにかなしげな眼差しを見せる。 「戻しなさい!」 気分は小犬のしつけ。直弥は力の限り叫んでいた。 「やだー」 子犬は、明るく笑って応えた。 「俺…今、ゾンビなわけ?」 泣きそう…泣いちゃおうかなぁ。 ちょっと失恋して、ちょっと自棄酒飲んで、ちょっと得体の知れない小動物をなで繰り回しただけなのに、ゾンビかよ!! 目の前には、大人の俺…。いつのまにか、服が変わってる。 うーん。そのコーディネート渋いじゃん。大人になったらそうしよう…大人に… 降って沸いた大人は、にこやかに告げる。 「うん。なおちゃんは、俺がいったん殺しちゃったからね。生気が足りなくなると、その体崩れちゃう。さ。栄養補給して?」 って、差し出されたのか、のびちゃった不良学生の首!! 「血なんか飲めない」 「血の方が効率いいんだよ。ヤなら生気だけ抜いちゃえば」 「そんなこといわれても…」 大人の俺は、俺を抱きしめた。 「なおちゃんが、動かないのつまんないよ」 じゃ、初めから殺すな。 こら、どこさわっとるか!! 頭上から甘ったるい声が降ってくる。 「…してよ」 「は?」 寒い…寒いぞ!何いってるんだこいつー!! 「昨日してくれたのが、いい」 ああっ!目なんか潤ませて!せまるなぁぁ! 身体をもぎ離すと、今度は、ものすごい力で手をつかまれた。 その手が引かれて… 「へ?」 柔らかな髪、催促するような微妙な動き。 これって、なつっこい毛玉の…!! 昨日抱きしめてなで繰り回した…毛玉のしぐさ… 「お前…なでて欲しかったのか」 にっこり微笑む大人の俺。 「家族とはぐれちゃって、ずっと誰とも話せなくって、近くにきてくれたの、なおちゃんだけ」 こいつ子供だ。 もしかして幼稚園児なみかも。 ……どうしよう…。 この事態どうしたらいいんだよー。 「なおちゃんの不良〜外泊ぅ〜」 耳に馴染んだ声。 いつのまにか、ゆうなの顔が至近距離だ。 習慣とは恐ろしい。 帰宅して冷蔵庫を開けたトコだった。 ゾンビ?なのに冷蔵庫漁るか…?俺!食えるのか?この身体? 何もとらずに冷蔵庫を閉めて、向きを変えた。 着飾ったゆうなが、くるりと回ってみせる。 「おかしくないよね?」 「大丈夫。まぁまぁ」 かわいい!かわいい!ちくしょー可愛いぞ! 「ゆうな。デート、今から?」 「うん。がんばってくるねっ」 ああ、頑張るなっ!! 可愛い義姉は、無情にも軽やかな足取りで外出していった。 「なおちゃん」 もう一人の直弥が、甘ったれて背後から抱きついてきた。 大きな腕の中に、すっぽり…。 しまった。慣れて来たぞ。 まぁいいや。見かけは無視。これは、子供! 子犬!子猫!小熊…熊かも。 「なーおちゃんてば、何でアレを食べないの?」 あれ…って、ゆうなか? 「バカいうな」 この熊!もがいても、身体をもぎ離せない。 「だって、他の奴に取られちゃうんでしょう?自分のにするなら食べないとね」 「俺は、お前のじゃないぞ」 大人の直弥は、憎ったらしい微笑を見せた。 「俺がいないと動けない。俺のだよ。それじゃぁ。アレも俺のにしちゃおうか?」 「何考えてるんだ!だめだ」 ふいに身体が自由になった。 出て行く大きな背中が、見える。 いつもぎしぎしいう古いフローリングなのに、足音がしない。 「待てよ!」 玄関の扉が開いて閉まる、冷えた音だけが聴こえた。 後を追う直弥が靴を履くのももどかしく、扉を開く。 突風に扉ごとあおられ、玄関に押し戻された。 風にまぎれた微かな囁きが聴こえる。 (雌の匂い…こっちか…) あいつ、本気でゆうなを狙っている? 「やめろー!」 叫んだが、奴の姿は、もう消えていた。 どこへ? いったん家の中へ戻る。 居間におかれた雑誌、何箇所か赤線。花丸が一つ。 バレバレだよ、ゆうな。 直弥は、街中を駆け抜けた。 周り中カップル。 ゆうな好みの雑貨をひやかしつつ、繁華街から観覧車がある公園へ。 健全かつお手軽なデートコースだ。 ゆうな。ゆうな、つかまるなよ! 必死に念じたかいがあってか、すぐに見つけた。 楽しそうに、笑ってる。 結構背の高い男…先輩だといっていた。 足が止まる。 声のかけようが…ない。 「なおちゃん」 振り向くと、にやにや笑う大人の自分。 直弥は、男の胸倉を掴んだ。 「やめろよな。ゆうなは俺の大事な…大切な…」 「なおちゃん。なぁ?じゃぁ男の方、食っちゃおうぜ。邪魔なんだろう?何も食わなきゃ、なおちゃん動けなくなっちまうぜ?」 息が止まりそうになる。 自分の顔…醜い自分の…! 直弥は、唇を噛んだ。 手が震える。 「…だめだ…できない!」 ゆうなが泣く。嫌われる。憎まれる… 「いいよ。俺がするよ」 それは、優しいといっていい微笑みで、直弥の身体を押しやった。 幸せそうな二人へと向かって、まっすぐに歩いていく。 少女は、笑って応えた。 「やだ。なおちゃんは、弟ですよ〜」 「えぇ?妹だとばっかり…俺は見たことないけど、クラスの奴が、美少女姉妹とか騒いでたぜ」 「すごく可愛いんです。着飾らせがいがあるんですよぅ。なおちゃんのせいで、私、彼氏いない暦ン年です」 背の高い少年は、目を丸くした。 できたての彼女は、掛け値なし可愛い。 彼女より可愛い弟?恐る恐る聞く。 「それって、彼氏とられちゃう…とか?」 ゆうなは、指を立てて振って見せた。 「甘いです。それなら、彼氏になおちゃん見せなきゃいいでしょう。問題は、なおちゃんが、可愛い挙句に、強くて優しくてかっこいいんです。私、めったな彼氏では満足できません」 少年は、よろけた。 「…それは…困ったな」 「困るんです」 「俺、並。めったな奴だと思うけど?」 ゆうなは、くすくす笑った。 「先輩はいいですよぅ。こんな風に話せちゃう人、めったにいませんもん。でも、なおちゃんに会っても、よろめかないでね」 「…たぶん」 「先輩も、着飾らせがいがありそうだし♪」 「…え…?」 ゆうな…。 ゆうなに奴が近づく。 路地の暗がりに引き込んで、やるつもりだ。 あの鋼の牙で、ゆうなと男を噛み裂き…血をすすり… 直弥に笑いかけて…すすめる… 昨日の記憶が甦る。 恐ろしい…それでいて……心地よい…めまいがするような…何か。 欲しい…足りない…それ 俺、餓えている? ゆうなの…それに。 ゆうなが、奴に気がついた。大きな目を見開いている。 直弥は、きつく目を瞑った。 「なおちゃん!」 ゆうなの悲鳴。 先輩の腕の中で、叫んでいる。 直弥は、もう一人の自分の身体に体当たりしていた。 もろともに車道に転がり出る。 おりしも交通量の多い場所。 あっという間に、ダンプがせまる。 跡形もなく…消え去れバケモノ! …いっしょにいってやるから。この小熊! 「な〜おちゃん〜」 気が付くと、病院だった。 心配そうな、あきれたような両親とゆうなの顔。 自分はというと、包帯ぐるぐる巻き。 でも、痛みはない。 なんで?! あれでも、死んでない? あ、いや…ゾンビなのに、ばれてない? もしかして、全部夢? ベットに横になったまま、ぐるぐる考えていると、腕に何か触る。 …毛玉。 初めに見たままの。手触りのよさそうな…。 「ね。このこ、なおちゃんの?」 ゆうなの声が、聞くだに、むずむずしている。 「かわぁい〜い…」 ゆうなが毛玉を抱きしめる寸前に、取り上げた。 「だめ!俺の!」 「えぇ〜。なおちゃんの反抗期ぃ」 だめったら、だめ!絶対にだめ。 得体の知れないナマモノを、可愛がってはいけません。 病室の戸口に、人の気配。 もじもじしている長身。 彼氏じゃん。 紹介するつもり? けが人に止めを刺す気かよ。 「ゆうな。俺一人でゆっくり寝たいんだけど…」 彼氏の紹介は、別件を片付けてからにしてくれ。 ゆうな達がでていくと、毛玉が腕の中でもがいた。 「何戻ってんだ?」 (なおちゃん。また動かなくなった。仕方ないから全部戻した) キューという甘い鳴き声。 ………可愛いんだよな。 「お前、そのままが可愛いよ。血なんか吸わないでさ」 ふかふかした毛玉を撫ぜると、毛玉は弾んだ。 嬉しそう…かも。 (わかった。効率悪いけど、他のものを食う) 「他?」 (電気。自販機まずいけど、医療機器のうまい) 俺は、へたりこんだ。 電気…?!!!! そういえばこいつ、自販機のとこで拾ったんだった。 でも、そんな、なんで、ばかな、大馬鹿なーっつ! (なおちゃんも電気浴びてないと、動かなくなるよー) そうか、俺まだゾンビか…ていうか電動式おもちゃ? 「ちょっとまて、じゃお前が食っちゃった奴も、電気で戻せる?」 毛玉が、身体をふくらませた。 (できるけど、…するのめんどくさーい) 「し・な・さ・い!」 直弥は、深々とため息をついた。 毛玉を拾って、バケモノで、殺されて、動けるようになっても死んでいて、無理心中で死んで、また…ハードな?人生だ。 比較的まっとうだった日々は、二度と戻りそうにない。 これからは、電動式ゾンビ…命名…○ァービー?… ………ま、いいっか。失恋の気がまぎれるし… あーこいつ、どーしてこう抱き心地いいかなぁ。 (終わり) |
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《解説》 これは、小説向けのお話では、ありません。ちょっと事情が有って、小説風に仕立ててしまった漫画用のネタです。 いままで、私は現代モノを書いたことがございません。その手の資料も有りません。こんなに短い話なのに、とっても時間がかかりました。 慣れないことは二度としないぞ、と誓う今日この頃。 まかり間違って、面白いと思われた方がいたら…かなりうれしいです(^-^;) |