Y2K
※Y=year,”k”とはキロのこと。
ほら、どこかで聞いたことがあるでしょう↓( ̄ー ̄)。
「きろきろと、ヘクと出掛けたメートルが、弟子に連られて、センチミリミリ」
→キロキロ(=1,000)とヘクト(=100)デカ(=10)けたメートルがデシ(=1/10)に連られてセンチ(1/100)ミリミリ(1/1,000)
∴1kは1000。2kで2000ってこと。んで、「2000年」って意味なのさ。
@が平成10年度にやっていた仕事のひとつに、とある予算の経費執行状況調というのがあった。40ヶ所以上ある出先事務所から、毎月手作業による集計で、一体どのよーに予算を使ったのかを集計をしたのである。
@のいる部署は、○○○庁でもかなりコンピュータ化が進んだところではあったのだが、いかんせん、この予算の執行内容については、会計システムから出力される月次の支出総額しか分からない。しょうがないので、項目毎の詳細な支出内訳は、ソロバン弾いて(←本当にそういう担当者もいるらしい(笑))、各出先事務所から手作業で上げてもらっているのだ。
んで、その集計作業をデーターベースアプリケーションを使って構築したちっちゃなシステムに入力して行なっていたのだ。その、データベースアプリケーションの名前は、「Microsoft−Access.ver2.0」。……古いっ、古いねぇ(笑)。なんせ、1994年頃に導入した代物らしい。実際、このソフトを動かすために、インストールしてあったマシンのOSが、かなり最近までWindows3.1だったのであった。
と、この春、予想だにしなかった人事異動が@を待ち構えていたのはなると日記にてご存じの通り(^-^;)。でもって、この仕事を引き継ぎ相手のKばっち氏にバトンタッチしたのである。KばっちはAccessに触れるのは今回が初めてで、パソコン使用歴が浅いとのことだったので、かなり不安そうではあったが、なんとか使用方法の伝授は出来た。
その後、第1回目の集計入力作業も無事終了。おお、案外順調ではないか(^^)。
集計データ出力も出来たし、これでなんとかなるだろう(´ー`)。
今後はとりあえず、年間の稼働日数を月毎にまとめて入力しておくように伝言。でないと、各月ごとの1日あたり平均支出額が出力できないからね。
その2〜3週間後のことである。
「集計データ出力が出来ないよ〜になってしまった(泣)」
と、Kばっちから訴えがあった。出力ができない?なんじゃそりゃ???
もしかして、データベースを引き継ぐとき、消してはイケナいモノまで消してしまったのかも(-_-;)?。
Kばっちには、入力環境を新しくしてもらいたかったので、データテーブルのいらんところを全てクリアーにした雛型を引き渡した。@がクリアー作業をするとき、どうしても消せないカスデータ除去のために、「不要データ削除」のマクロを使わずに、テーブルを開いていきなりデータレコードを手消ししたのがいけなかったんだろうか(ToT)??もしかして、必要なモノまでうっかり消してしまったのかも(T◇T)???
@は青くなって駆けつけ、雛型のバックアップからマクロ等を取り出して貼り付けたりして、復旧を試みた。ダメだった。
マクロも開いてはみたのだが、なにしろ、プロに委託して作成したシステムであるため、所詮、録音式マクロ作成しかやったことのない@が見たところで何が分かるものでも無い(ToT)。小窓に展開される英数文字列の群れ。モジュールって何?
ぐおー。お手上げっす\(ToT)/。
「……Kばっち、あとはシステム担当に相談してくれ給へ(ToT)」
@は敗北のメッセージを残して、その道ではプロ的集団である、システム関連総元締めの、総務部門に居るシステム担当に依頼する事を委ねたのであった。
さらに、それから1〜2週間経ったころのことであろうか。@に1本の内線電話が入った。Kばっちからである。
「はっはっは。こないだのあれ、解決しましたよ(´ー`)。集計も無事、出力できたよ」
???
一体、原因は?……やっぱり、@の所為だったのか??
「大丈夫、大丈夫、もっと単純なこと」
ほっ。@の所為じゃなかったんだ(´ー`)。
んで、真相は?
「西暦2000年問題だってさー(^-^;)。」
システム担当によると、はじめに一度、@とKばっちで第1回目入力集計結果を試しで出力したあと、Kばっちが平成11年3月分まで、……つまり、西暦2000年の1.2.3月の月次稼働日数を入力したために、2000年を認識できなくて集計処理が出来なくなってしまったのだろうとのハナシなのだそうな。
システム担当による修復は無事済んだので、心配はいらないとのこと。よかったよかった(´ー`)。
(-。-)。。。……しかしなー。○icrosoftの○ccessといえば、世間の普及率ってかなり高くないか〜?