3月10日


名古屋国際女子マラソン直前情報
千葉真子が欠場

 12日の、シドニー五輪女子マラソンの最終選考会、名古屋国際女子マラソン(名古屋・瑞穂陸上競技場発着)に出場する予定だった千葉真子(旭化成)がこの日、レースを欠場することを明らかにした。千葉は、すでに名古屋入りしており、昨日も練習を行った。この際、恥骨の右側に痛みを感じ、その後テストに走ってみたが、やはり違和感が消えないために欠場を決定したもの。
 旭化成の宗監督は「無理をして42キロを走っても、今後へのリスクが大きい。それを考えると、欠場は賢明な判断だ」としており、千葉は、マラソンでの代表を事実上断念することになった。
 千葉は、アテネ世界陸上(97年)で10,000mで銅メダルを獲得し、女子トラックの第一人者として活躍している。そのスピードからマラソンへのチャレンジを希望しており、昨年11月の東京国際女子マラソンで公式戦にデビュー。スタートから非常に積極的な走りで山口衛里(天満屋)とともにレースを引っ張った。その後、選考レースに再度挑戦したいとの意向で、名古屋への出場を表明していた。千葉は、今後精密検査を行い、春のサーキットでトラック種目での代表を目指す。

 名古屋女子マラソンの会見はあす11日、名古屋市内で行われる。

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