タヒチ&イースター島 旅行記 
Aug.10 to Aug.17,2002

3日目 in Isla de Pascua

3日目

青色が鮮やかなランチリ航空で最終目的地のIsla de Pascuaへ降り立つ

 現地時間の午後1時にイースター島の到着。飛行機から、さらに飛行場の周りを見ても何もない。木がない。岩が多い。そして。。。風が強くて寒い。「いかにも南国の楽園 タヒチ」とは天と地ほどの差がある。そういえばここでのお迎えの言葉もタヒチと同じ「イオラナ」。どうもイースター島はチリ、というイメージがあったため、「えっ」という感じになった。基本的にここもポリネシア(このポリネシアという概念が良くわからんが)らしく西のトンガあたりから東のイースター島までとなるととんでもない広い範囲である。
チリを感じたのはホテルにチェックイン時にフロントで人の良さそうなおじさんに「Buenas Tardes」と言われた時だ。もちろんどこでもスペイン語は通じるし、みんなスペイン語を話している。イースター島はスペイン語でIsla de Pascua(イスラデパスクア)でめったにEaster Islandなんて言葉はお目にかかれない。飛行機会社のチケットもDesitnationは「Isla de Pascua」である。
で、このイースター島ってのは犬だらけ。野良犬が非常に多い、それもシェパードみたいな奴なんで恐い。あと牛とか馬がいっぱいるくらい。メインストリートでも道にいっぱい馬糞がおちている。モアイ像があるようなところでは牛糞がいっぱいあるし、島全体が馬糞、牛糞の香りがするような感じ。ちなみにモアイ像というのは観光でまわる場所以外でも沢山あり、それこそ島中にごろごろしていてイマイチ有り難味に欠ける。

メインストリート。
車が走っているが馬も牛もこの道路を通っている。

 ホテルの前の道。こんなもんです。


 イースター島の放送事情について記しておく。テレビは地元の局とサンチアゴの中継を放送している計2局が視聴可能のコメントを見たが、実際、私はサンチアゴのテレビ番組の中継をしている1局しか確認出来なかった。この局が先のどちらかのかは不明。
 次にラジオ。今回日本を発つ前にWRTHで調べたところMW/FMともにチリ軍が放送している(ボランティアで運営)旨のコメントを見つけたが旅行関係の本には全然触れられていないし、インターネットでイースター島を検索しても見つからず、唯一英語の観光ページでWRTHで触れられていると同じ事が記載されているのを見つけた程度だった。当然、その放送が聞けるのだと思ったのだが、これがやっていないのである。MWは放送一切なし。ビーコン局の高調波?と思われる信号が聞えるだけ。昼間は全く何も聞えない。なかなかこういう経験は出来ないかな。次にFMは1局だけ放送しているのを確認した。周波数は88.9MHzでおおざっぱに昼間は現地語で現地音楽、夜はサンチアゴの局の中継。もう少し詳しく言うと、私が確認した限りでは0815以降Islade Pascuaの制作番組。2215から朝まですっとサンチアゴのRadio Cooperativaの中継である。現地番組に関してはポリネシアン音楽を永遠に流してるような感じ。4000km離れているとは言え、「チリ」なのだからもうすこしラテン系のメレンゲとかサルサとか聞えると思っていたのだが昼間は完璧にポリネシアン音楽のみ。ガイドの兄さんも島に来た時に同様な感想を持ったと言っていた。 決して観光客のためではく、自分達のため、である。工事現場などから聞えてくる音楽はポリネシア音楽だし、ガイドの運転手が好きだと言って聞いていた音楽も現地音楽である。話を戻そう。ちょうど私が聞いた時は2215の少し前に「イオラナ。。。Radio Rapanui」というアナウンスを聞くことが出来た。Rapa Nuiというのは現地語で自分の島の名前、つまりIsla de Pascuaのことである。2215以降はいかにもって感じの報道を中心としたサンチアゴの番組でIDも確認出来た。あくまでも私が確認しただけであり、もしかすると週末は別途放送が行なわれているのかもしれない。 余談であるが最近テレビで話題のチリのアニータ嬢に群がるマイクに「Radio Cooperativa」とあったのを見逃してはいない。

イースター島での受信状態。到着日の夜はこれまでの疲れが出たせいか受信なし。というかその夜に酒を飲みぎて、といった方がいいかもしれない。ここでのビールはチリのCRYSTAL、日本人からすると多少癖があるタイプだと感じると思うが、これがまた気持ちが良くてちょっと飲み過ぎた。イースター島では一人で旅行に来てきた女性と観光も食事も一緒だったので二人と違い楽しかった。この女性に限らずイースター島にいた3日間で少なくても10人以上の日本人観光客にあっている。さすが、どこにでもいる日本人。初日の夕食を食べた店のメニューには日本語が書いてあったりするのである。

アフタハハイはモアイの後ろに夕日が沈む事で有名な場所で沢山の観光客が沈む夕日を見ていた

レストラン「コパカバーナ」での夕食。現地では有名な魚「レモレモ」「トレモ」を食す。ソテーで食べたのだが、味が非常に淡白。実際、イースター島では魚くらいしか地元ものはなく、肉はもちろん、この写真にある野菜類もほとんどが4000km離れたチリから運んでくる。したがって「新鮮な物」というのは現地でとれる魚しかない。

 

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