学名のススメ(2)-1

ふじもり@えりー


はじめに
前回、我々が図鑑や書物、雑誌等で見かける、クワガタの名前らしき横文字で書いてある学名とはいったい何なのか?
種の学名というものが、属名+種小名という二語で表記されなければならないこと、亜種の学名はさらに亜種小名を結合して三語で表記されること、著作権の引用について、あるいは属名は大文字で、種小名、亜種小名は小文字ではじめることなど学名に関するルールを簡単に説明した。

さて、今回は学名の存在意義とでもいうべき、タクソン、そしてタイプというものの説明をしてみたい。
虫をはじめた当初、タクソンの概念を理解していなかったし、タイプというものが果たす役割もまったく理解していなかった。
分かってしまえば簡単なことなのだろうが、それを私を含めた一般人が真に理解するのはかなり困難だと思うし、実際、まだ分類をしたことがない私はいまだに本当に本当のところは分かっていないのではないかという疑問が常につきまとう。
しかし、自分の理解度を試すという意味もあるので、ここでまとめてみるのも悪くないだろう。
では、はじめるとしよう。

(注)この記事のなかで重要な用語を強調するため水色で、私の独断と偏見による主張はで表記してある。特に大事と思われる部分は黄色で(セクションタイトルも含め)表記してあるので参考にしてもらいたい。

 

 

 

 

 

 

 


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