子供や女性たちに人気のぬいぐるみは、近頃では、何かしら別のものの着ぐるみを身にまとったかたちで売られていることが多いそうだ。そういえば、ディズニーストアの「くまのプーさん」コーナーに行くと、プーさん自身がぬいぐるみなのに、他の動物やら果物やらいろいろなものの着ぐるみを着たプーさんのぬいぐるみが多く目に付く。また、次女は「しろたん」という白いアザラシのぬいぐるみに凝りに凝っているのだが、その「しろたん」も実に多くの種類の着ぐるみをまとったぬいぐるみとして商品化されている。

こうなると、くわ馬鹿な父親としては、クワガタの着ぐるみを着たキャラクター商品がないものか、思わず探し始めてしまう。プーさんに限っていえば、くわ馬鹿2000年冬号に、爆発栄螺さんがクワガタとカブトの着ぐるみを着たぬいぐるみを既に紹介しておられるところだ（→クワガタ・カブトなプーさん）。自分もそれを見つけたら直ちに買い求めて、娘の部屋のぬいぐるみたちの中にそっと忍び込ませようと思っているのだが、残念ながら未だに入手できていない。

ところが、この夏、そのような商品を、中一となった長女がなんと父親へのお土産として買ってきてくれた。キャラクターは、国産商品の大御所、ハロー・キティ。ぬいぐるみではなく、ボールペンであるが、そこに付いている小さなフィギュアは、まさにクワガタの着ぐるみを着たキティである。内歯が１対、やや上向き加減なので、オオクワガタか。しかし、色が薄茶なので、はっきりとしない。この商品は夏季限定販売とのこと。おそらく山や高原のリゾート地の土産物店を中心に売られているのではないか。

それにしても、父親が子供にかこつけてクワガタ・アイテムを買うというよりも 、むしろ子供の方が父親のために子供用グッズからクワガタ・アイテムを探して買ってきてくれる、そんな段階（娘の成長度＆父親のくわ馬鹿度）に我が家は達してしまったということだ。はぁ・・・。