ピーコ
![]() これがあっし所有のもう一台の車、フェアレディーZである。年式は昭和57年。今年が何年かなんてことは、どうでも良い。どっぷりとくわ馬鹿に漬かってしまったここ数年、ほとんど乗っていない。我が家は至る所に車の部品が転がっている。虫だらけな前に、車の部品だらけなのであったった。 爆発栄螺氏から投稿の依頼があり、ほんじゃかっちょえー画像でも撮影しようかと思い、ひっさびさにエンジンをかけたら3,000回転でアイドリングを開始した。あり?アクセルリンケージの動きが渋くなって引っ掛かってしまったようだ。そしてエンジンルームに目をやると、燃料配管のあちゃらこちゃらの継ぎ目からガソリンが噴き出していた。即効でエンジンを切ったのは言うまでもない。結局かっちょえー画像を撮影することは出来なかった。来年は車検もあることだし、いい加減しっかりとメンテナンスしてやらんトホホ... 現在でもL型エンジンを搭載した車を所有しているという人は、エンジンにも手を加えている人が多いのではないかと思う。そしてその中にも大きく分けるとふたつのタイプが存在する。エンジンフルチューンでボディーにはFRPパーツを多数使用し、中には内装を取り払ってまで軽量化をしているといったゼロヨン仕様なタイプ。もうひとつは内外装ともほぼオリジナルで、エンジンもそこそこのチューンといったタイプ。あっしは後者である。エアコン、パワステ、パワーウインドー付きの軟弱仕様でい! 外装、足回り、制動装置関係の主な変更箇所&使用パーツ
![]() 7,000rpmまでしか目盛りのない、全く役立たずな純正タコメーターが悲し過ぎる。せめてシフトタイミングライトくらいは増設しないとなぁ... ロールケージ、ストラットタワーバー、バケットシート、4点式以上のシートベルトなど、定番のパーツすら取り付けていない。あましにもボディー剛性が弱く、車庫から出そうとしただけでもボディーがよじれるのを感じているのだが、内装の一部を切るのが嫌で補強パーツを取り付けていないのである。 内装関係の主な変更箇所&使用パーツ
![]() これがこのZのエンジンルームである。知らない人から見ると、とんでもないエンジンのように思われるかもしれないが、実はたいしたことのない、10年以上前のストリート仕様エンジンである。それでも最高出力は300馬力を超える。シャーシーダイナモ上で300馬力を越えるNAエンジンって、結構怖いものがある。んが、その当時でも380馬力を越えるL型エンジンが周りに数機存在していた。この頃は高回転パワー重視なチューンから、最高出力はある程度犠牲にしてでも中速域のトルクを増やす方向に傾きつつある時代であったと記憶している。最近はどうなっているのかなぁ... エンジンに関して書き出すと、えらい時間を費やしてしまうのでやめておく。30年以上前に開発された、とても単純な構造のOHC2バルブ直列6気筒エンジンが秘めた能力は、基本設計がしっかりしていたのであろう、現在でも十分に通用する。また、その能力を引き出したチューナーの方々には脱帽する。特にあっしのエンジンチューンの師匠でもあり、L型の神様と言っても過言ではないであろう、亀有エンジンワークス代表、森重夫氏には。 エンジン、吸排気系、点火系、動力伝達装置関係の主な変更箇所&使用パーツ
他にも細かいパーツや様々な加工を施してあるのだが、忘れてしまっていることもあるし、それに面倒だから省略する。 出来ることならもう一度、納得いくまでエンジンを組み上げてみたいところではあるが、とんでもない時間、費用、労力、気力を必要とするので、なかなか難しいものがある。取り敢えずはしっかりとメンテナンスをし、ミッション、デフ、タイヤ、ブレーキパットを交換して、まともに走れるようにすることから始めないトホホ... 「殆ど、車Web雑誌にしちゃる〜。なんちゃってね」と仰っていた編集長、爆発栄螺殿、どんぞこの程度でお許しを。 |