* 産卵

上のように、材に坑道を掘り進み材の齧りカスに卵を産み付ける。これもまた、パプキンと一緒である。ただこの坑道、幼虫に孵化した後も成虫♀は通り道として使用し、たまたまいた幼虫を食べてしまう事が、まま多い。・・・これもパプキンと同じだ!(^^;
* 幼虫飼育
幼虫の画像が無いのは残念なのだけど、これもまたパプキンと同じ。オーストラリアのニジイロ・ムナコブ・アウラタはみんな同じで、尻の尖がっている変な幼虫達である(^^;

上の画像は、♂蛹と赤♀の羽化後画像である。ラトレイユは全てスピリットシリーズ600の菌床を使用したが、半分も食べないで蛹化したので、半分の300mlあればじゅうぶんだと思う。見た目の形状はパプキンそのものであるし、行動もパプキンそのものなのだけど、違いは羽化後の眠りがメンガタ並に長い事である。以前は3ヶ月もの眠りを示したのだが、今回は1ヶ月過ぎたくらいで活動を開始してくれた。
卵の孵化から羽化までは、落ちる事無く心配は無いのだが、羽化後の眠りをいかに早くするかが今後の課題ではある。自分の場合はマットを浅くし、温度を上げただけにしていた。しかし、周囲の情報を聞いてみるとそれだけで起床しない個体もあるようなので、眠りのサイクルの秘密はまだまだ謎である。
大事な種としての認識があったので菌床飼育にしたのだけど、マットでもじゅうぶん育つ筈である。とにかく飼育に関しては難しい種ではないが、気を付けないといけないのは”子食い”と”眠り”なのだ。
* 終いに
とにかく色虫は、綺麗な個体が多い。その中でもニジイロやアウラタなどの色合いは、クワガタ界のジュエリーボックスみたいなものだ。この色虫達の楽しみは、単に大きさを競うのではなく、様々な色合いがでるという楽しみに帰来するような気がする。そして、なんといっても飼育スペースが然程必要無いというのが大きいかもだ(^^;

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