タマムシ馬鹿になりませんか?
by スギリン

タマムシの魅力は、なんと言っても素晴らしい金属光沢をもった色彩ですが、
体型や大きさ、模様、彫刻、珍品度などを見てもかなりいろいろあり、
とても面白く、研究、コレクションなどにはもってこいの虫なのです。

スギリンが選ぶ日本産最高のタマムシ ベスト6

No.1

エゾアオタマムシ
(本物を持っていないのでイラストで)
18〜24mm。7〜8月。
ホストはドロノキ、ポプラ。
日本では北海道にのみ分布している中型超美麗、超珍品種。
7〜8月の暑い日に、上記のホストの半枯れ樹や新鮮な伐採木を
探せば見つかるかも知れません。(大木が良い様です)
海外ではシベリア東部、中国東北部に分布。

No.2

シリグロナカボソタマムシ
(本物を持っていないのでイラストで)
11〜14mm。6〜9月。
ホストは不明。
日本特産種。北海道、本州。
ブナ帯で偶然にしか採集されていない中型超美麗、超珍品種。
日本産ナカボソタマムシ類の最大種。
幸いながら福島県では南会津の館岩村〜檜枝岐村で
過去3例ほどの採集例があります。

No.3

ハビロキンヘリタマムシ
11〜16mm。6〜8月。
ホストはハルニレ。
日本特産種。本州。
産地が3箇所しか解っていない中型超美麗、超珍品種。
現在ある程度採集されているのは、長野県のあるポイントでありますが、
場所や時期が解っていて、運良く目撃出来ても採集出来ない困ったタマムシ。
それはハルニレの大木の樹冠部につくからで、何十人もの猛者達が
撃沈されている様です。20mもの超ロング竿でもなければ採集出来ない?