なんとかなるだろうか

B&W.G3にCD-R/RWを内臓しよう

ATAPI接続CD-ROMドライブをDOSバルク品CD-R/RWに

何故内臓CD-R/RWなのか?
 何故内臓CD-R/RWにこだわったのでしょうか。別にこだわった訳ではありません。ただUSB接続CD-R/RWに嫌気がさしたのです。
 私は「簡単USB接続で安定した4倍書き込み」と言う甘い言葉にだまされ、某ロ◯◯ック社のUSB接続CD-R/RWを購入しました。(このモデルは問題があったのか最新のカタログから消えていた)しかし、期待とは裏腹に4倍で書き込めた事は殆どありません。そればかりかUSBドライバのトラブル多発でほどほど嫌になってしまった訳です。
 現在のUSBのバ-ジョンでは、4倍書き込みのデ-タ転送スピ-ドはぎりぎりの線です。ちょっとしたHDDのフラングメ-ションやマウスの動きで転送スピ-ドエラ-になってしまいます。
 又ライティングソフトによっても安定性が変わるらしく、MacCDR4.0ではかなり不安定でした。MacCDRはパソコンの機種によってはまったく使えない物もあるようです。私のPowerMac6500ではドライブが対応しているにも関わらず使えませんでした。PowerMac5500や64××では「問題があった」と言う報告が多くされています。と言うわけで、他のライティングソフトだったらUSB接続のCD-Rの評価が変わったかも知れませんが。
 私のUSB接続CD-Rの評価
 1.性能の割に値段が高い。
 2.安定性が無い。
 3.2倍速が安心できるスピ-ドだが、2倍速ではフルコピ-するには時間がかかりすぎる。
 4.USBドライバのトラブルが多い。
 です。つまりUSB以外のインタ-フェイスしか無いのなら選ぶしかありませんが、ATAPIやSCSI接続ができるのであればそちらの方が得策だと思います。
 2倍速書き込みで満足できる人は良いかもしれませんが、74分の音楽CDを焼く場合、AIFFファイルに変換し、安全のためにテスト書き込みをした場合80分以上も時間がかかるのです。又4倍書き込みして完成間際ぎりぎりで失敗した事を考えるととてもとても、、、、。
 *1.USBについてですが、現行バ-ジョンでは使う気にはなりませんが、次期バ-ジョンでは転送スピ-ドがアップされ、CD-Rも接続でもオ-バ-スペックになります。次期バ-ジョンに期待しましょう。
 *2.ライティングソフトでも印象が変わります。使用インタ-フェイスが気に入れば、
B's Recorder GOLDがお勧めです。MacならToastとと言う選択肢もあるのですが使った事がないのでわかりません。
内臓できるドライブを探そう
 B&Wに接続できるドライブを探します。B&WのG3では、外付けUSB接続、外付けFireWire接続、SCSIカ-ド増設による外付け、内臓CD-ROMドライブと交換によるATAPI接続、と言う選択肢があります。
 上記理由で外付けUSB接続は却下です。安定性ではSCSI接続が安心でしょう、又最新の12倍速書き込みモデルも手に入りますが、SCSIカ-ドが上乗せでの失費となり却下です。FireWireは情報不足です。多分USBより転送スピ-ドが早いためSCSI並みのパフォ−マンスは期待できると思いますが、ドライブ側でFireWire専用のインタ-フェイスを持つとは思えませんので(多分ATAPIかSCSIか)今は止めておきましょう。値段も高いし。
 と言うわけで、焼き込み方法は限定されますが、内臓させる事に決定です。
 ライティングソフトはB's Recorder GOLDVer1.1.2を使うので、これに対応したATAPI接続できる内臓型CD-R/RWを探します。予算的には、所有するUSB接続のCD-Rがオ-クションで2万5000円前後で取り引きされているようなので、2万5000円前後がベタ-です。
 「Mac用ATAPI接続内臓型」として正規に販売されているモデルは、(株)メルコのCDRW-14224FB/AGと言うモデルがあります(4×2×24×)。値段は売り値で3万5000円前後です。Mac用なので安心はできますが、値段と4倍書き込みの点が気に入りません。これ以外内臓型モデルは見当たらないのでMac用はあきらめてDOSの部品で探す事にします。
 B.H.AのHPよりB's Recorder GOLDVer1.1.2の対応ドライブを調べ、ドライブのメ-カ-より調べたCD-Rのスペックを確認します。CD-R Maniacsと言うHPでは一覧が見られ助かります。
 私のMacで認識してくれるソニ-とパナソニック製のドライブを調べパナソニックのCW-7585に決定しました。スペックはATAPI接続8倍書き込み、4倍書き換え、32倍読み出しと満足できるものです。もちろんB's Recorder GOLDVer1.1.2で認識できます。
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左がパナソニックのCW-7585、右がApple純正部品のソニ-のCD-ROMドライブ。CW-7585はバルク品で、新品を2万ちょいで購入しました。DOS部品以前に、取り説、ケ-ブル等ありません。
CD-R/RWの取り付け

g3.cdr1.jpeg

g3.cdr3.jpeg

 ドライブベイの取り出し 
1.筺体を開け、左写真の赤や印の部分を押し、フロントべぜルを外します。簡単ですが、べぜルのつめが折れないよう注意しましょう。
2.写真右の赤や印の部分のネジを外します。これでドライブベイごとドライブが取りだせます。

g3.cdr2.jpeg

g3.cdr4.jpeg

3.写真左の赤矢印の場所のケ-ブルを外します。左からオ-ディオ、IDEケ-ブル、電源となります。ケ-ブルが外れにくい時は、ドライブをドライブベイごと前にせりださせて外します。注意として、今までのミニタワ-と違って、筺体は全体的にきゃしゃなのでケ-ブルを外した勢いで破損しないように気をつけましょう。もちろん常識ですが、電源コ-ドを抜く事と、背面パネルに手を触れて、体の静電気を放電してからの作業を心がけましょう。

g3.doraibu.jpeg
g3.cdr.p.jpeg
4.CD-ROMドライブを外し、CD-R/RWに改装します。従来のMacは下駄なるドライブマウンタにドライブを固定し、筺体に取り付ける方法がMacの常識?でした。(Old Mac以外.4400も違うけれど)ヨセミテ以降のMacは(とは言ってもディスクトップはG4とiMacしかないが)ネジでマウンタに固定する方法です。ますますDOSのマシンぽくなってきました。
5.筺体に戻す前に、写真右の背面パネルを付けましょう。これはなんの役に立つのでしょうか? 電源部に近いので妨熱版でしょうか、それとも電気的なノイズをケ-ブルから守るものでしょうか不明です。
6.ドライブを外した方法を逆に進めて完成です。とくに難しい作業やこつはありません。
動作確認
 ライティングソフト(B's Recorder GOLD)を、ドライブ交換前にインスト-ルしてありますので、起動させたら直ぐに使えるはずです。
 緊張の一瞬「パワ-ON」、、、、。機能拡張を読み込み中に一旦フリ-ズしたようになりました。そして何故かCD-R/RWのトレイがオ-プン状態になり、再び機能拡張を読み込みはじめました。

動作確認
1.起動後Appleシステムプロフィ-ルで確認します。
2.ドライブは松下のCW-7585と認識されています。
3.CD-ROMを入れトレイを押し込みます。
4.CD-ROMはちょっと読み込みまで時間がかかりましたが、一応読み込めました。
5.CD-ROMを排出させ、トレイを押し込みます。
6.何故かトレイはオ-プン状態に。
7.CDを焼きます。問題無し。
動作問題点
1.機能拡張読み込み途中に謎のタイムラグ。
2.その直後にCDのトレイがオ-プン状態になる。
3.CD-ROMが入っていない状態ではトレイはオ-プン状態のままである。
 つまり、CD-R/RWではCD-ROMが入っていないと認識すると、トレイがオ-プン状態になるらしい。「なんと親切な設計でしょう。」などと言う問題ではない。CDが入っていれば問題はないのだが、いちいち必要のないCDを読み込む度処理が遅くなるのは許せない。原因を究明しよう。
原因究明
1.ドライブはApple CD/DVD Driverに対応しているはずだ。OSは9.0.4なのでVer1.3.5がインスト-ルしてある。バ-ジョンが合わないのか?.......Ver1.3.3にしてみよう........はずれ。
2.CD-R/RWのフォ−ムウェアが古いのか?.......Ver1.0.4で最新版だつた......はずれ。
 又このドライブはMac対応ではないので、フォ−ムウェアもWinの物しか出ていなかった。つまりフォ-ムウェアをアップするにはWin使いの手を借りなければならない。
3.以前MacCDR4.0の「AplexCD-ROM」と言うCD-R/RWをMacCD-ROMドライブとして使えるようにする機能拡張で苦しめられた事を思い出した。......B's Recorder GOLDの機能拡張書類を一つづつ外して見る......はずれ。
 だいたいライティングソフトを外したらCD-R/RWとして使えないじゃないか!
4.機能拡張読み込み途中でトレイがオ-プンする事より、トレイがオ-プンする前後の間の機能拡張が怪しい。........その間の機能拡張を機能拡張ホルダより1つづつ機能拡張使用停止ホルダに移動し再起動をかけてみる。...........ビンゴ
 機能拡張読み込みは、アイコンパレ-ドに出てこないものも、機能拡張ホルダの中のリスト順に読み込まれて行くので、障害前後の機能拡張ファイルがわかれば、障害(コンフリクトなど)ファイルが推測できる。その結果 「Norton AntiVirus Auto-Protect」から「B's CD CDR」の間の22ファイルが限定された。
 その中にはATIのドライバ関係や、「AppleScript」、など重要なものも含まれ「CD-R/RWを諦めなければならないのか」と言う状況だった。その結果障害ファイルは「Apple CD/DVD Driver」であると確定できた。
対処
 
原因がわかってしまえば何の事はない、「Apple CD/DVD Driver」を使用停止にすれば済む事です。PowerMac6500は、OS9.0.4とヨセミテと同じ環境でSCSI内臓CD-R/RW(松下)を使用して同じライティングソフトを使っているがこのような症状は出なかった。ATAPI接続のヨセミテだけの問題なのだろうか。ちなみに「Apple CD/DVD Driver」が無くてもB's Recorder GOLDの機能拡張によりCD-ROMドライブとして純正と同等に使えます。結局Apple CD/DVD DriverとB's Recorder GOLDのドライバのコンフリクトだつたのでしょうか? (6500では平気でした??)
 それともOS9.0.4のApple CD/DVD Driverにドライブのファ-ムウェアが対応していなかったのでしょうか?
まとめ
 最近MacでもWinと同様12倍速書き込みモデルが出始めています。これらのモデルは単に12倍速書き込み機ではなく、CD-Rの問題とされている、「焼き込み中には作業ができない。叉はできたとしても焼き込み失敗しやすい。」と言う問題点を解決したモデルです。エラ-を補正しながら焼いて行くようです。CD-Rはメディアが安いので、失敗を恐れずテスト書き込み無しで焼いていけますが、失敗しないにこした事はありません。
 CD-RはWinだけのものではありません。Macでもスマ-トにCDを焼いてみましょう。
 ちなみに8倍速書き込みは超快適です。2倍速で苦労していた私は何だったのでしょう。それも高いUSB機を買って。74分メデアでも10分弱で焼けるのです。今までオ-ディオCDを焼くのにファイルの変換を合わせて2倍速で1時間30分以上(テスト書き込みモ-ドで)かかっていたのに、今はテスト書き込みをしても20分弱です、それに殆ど失敗しない事から、テスト書き込み無しでも安心して使えます。事実上10分弱の書き込み時間を見ればOKです。これなら娘にCD製作を頼まれても嫌々OKしなくても良いですね。
収支決算
 USB接続CD-Rをオ-クションで処分した予算で内臓型CD-Rが買えました。おつりもありました。それにヨセミテに内臓されていたCD-ROMドライブを処分したのでプラス決算となりました。しかしこんな事ならはじめから内臓にしていれば良かった、、、、。

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