世界遺産!白神岳

お盆休み,実家への帰省を利用して青森県の白神岳へハイキング。世界遺産地域とい
っても白神岳はそのヘリにあたっており、核心部は入山規制されている。が、最近は許
可制から届け出制となっているらしい。が、考えてみるとおかしな話である。誰が、何の
権限で入山規制をしているのだ。おまけに届け出を受けても遭難の際には救助等は一
切しないという。単なる嫌がらせなのでしょうか。同じ世界遺産でも屋久島にはそのよう
な規制は無いと聞くのだが。古来、地元の人たちの大切な生活の場であり、文化の母体
となった地なのに。規制しなければならないのは林野庁の一方的な原生林伐採なので
は。


 日時 2005年8月16日 晴れ
 累積標高差 約 1100m
 参考タイム 登山口 7時 二股 8時5分 山頂 10時 下山 11時 登山口 1時


白神岳登山口には広い駐車場と休憩室のある立派なトイレがあった。登山道をしばらく行くとマテ山コースと二股コースの分岐点に看板が。時間的にはマテ山コースが早そうですが、沢筋が面白そうなので二股コースへ。
二股コースは樹林帯の斜面をまくようにして道がつけられ、時折小さな沢をいくつも超えて行きます。
二股のすぐ手前の白神川にかかる丸木橋。無理に橋を渡らずとも飛び石伝いにも行けます。水はやや増水気味、でも澄んだ冷たい水です。岩魚の陰も見えた。
里にも比較的近いと思われるのだが、このあたりに来るともう伐採の痕跡もなく(2次林かな)広葉樹の豊かな森が残されている。ちなみに秋田県側の自然遺産周辺の伐採のひどさはもう、言葉が見つからないほどひどい。
二股から道は白神岳の山頂へ伸びる急な尾根へつけられ、ジグザグなしの一本勝負と言った感じ。木々の背が低くなり笹が出てくるとまもなく頂上だった。
頂上にある避難小屋とトイレ。ゆっくりしましょう。ハイカーたちがぽつぽつ到着し始めた。ほとんどはマテ山コースから来られたようだ。ハイカーの印象はどうしてこれが世界遺産という疑問の声がほとんど。沢筋から尾根の山頂にまでびっしり覆ったブナの森がすごいと思うのだが。
核心部の森。複雑な沢筋と数え切れないほどの尾根。そして森。良くぞ残りました。
下山もやはり二股。森と渓谷がやはり白神岳には似合います。

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