メディアバレー 町田店

開店前から前評判も高く、開店当日には報道各局も多数訪れ、12月のパソコン誌をにぎわした超巨大パソコンショップ。秋葉原のザ・コンをぬいて日本一のパソコンショップである。その面積6600平方メートル!! 前評判どおり、品揃えは抜群。全部のマシンに触ることは出来るし、ソフト探すのも楽。
メディアバレーには入り口が二つあり、一つは、小田急から横浜線に乗り換える人が駆けていった道だからとついた｢駆け足通り｣から入る１Ｆの入り口。もう一つが、ハンズやゼロワンショップ、横浜線改札と空中でつながっている２Ｆ入り口。１Ｆ入り口の方が大きいのだが、個人的には２Ｆ入り口の方が入りやすく、こちらの方が本出入り口という錯覚を感じる。
各階の様子については「詳細情報」をクリックしてほしい。それほど広いパソコンショップなのだ。
この階では主にゲームを扱い、コンシューマーだけでなくパソコンのゲームの一部も試すことの出来るコーナーがある。パソコンゲームソフトの種類も、定番の物から輸入品まで幅広く、数量も多い。ゲーム関連の攻略本もここにある。機種を問わずとはまさしく子のことである。しかも広々としているのでむさ苦しくならないのがよい。キッズ教室はガラス張りで中で楽しそうにパソコンに触っている子供を見ることが出来る。この階にはＤＰＥ（写真を現像したり、フィルムを売ったりするところ）もある。外には、トポス時代からあるドムドムハンバーガーがあったりする。
２階は女性をターゲットにしているらしく、Macintoshや女性専用のインターネットカフェ席がある。しかしマック本体はソフマップの方が多く売っているような感じがする。ただ、マック用ソフトの多さはもう他とは比べられない。メジャーどころからマイナーな物まで取り揃えている。また、マックユーザーには人気が高いらしいアップルグッズも異常な品揃え。身の回りにリンゴマークを増殖させるのも悪くない。書籍売り場にはバックナンバーが豊富。その上かなり広々としているので立ち読み！もやりやすい。雑誌も探しやすい。ソフトの解説書なんかは見開きで展示してある親切さ。デジタルフォト工房では、オリジナルのマグカップやマウスパッドを作ったり、フォトＣＤを作れたりする。この階にはプリクラ（とその系統の物）が置いてあり、女子高生や家族連れなどが列を作っている。この階には携帯電話などの情報端末もあり、他の店では売ってなさそうなものが数多くある。デジタルカメラ売り場は２階入り口入ってすぐだ。品揃えは町田一。ずらっとならべられていて壮観である。この階にあるブースは関連のパンフレットを配っているニフティサーブ、でっかいパッケージが目を引くクラリス、「ＴＥＯ」のデモをやっている富士通がある。
3階のソフト売り場では、ほかの店では売っていないもの間で売っており、｢なんだこのソフトは？｣と思うこと数多。ここにはパソコンデスクが、日本一売っているといっていいほどおいてある。エスカレーターから見て奥の方にはパソコンが何台かおいてあり、ソフトのデモンストレーションをよく行っている。いつだかはマイクロソフトがアンケートをやっていてVisual-J++のロゴ入り缶コーヒーをくれたこともある。マウスパッドが以上なほど種類をそろえているのもここだ。というよりも、サプライが異常なほど置いてあるのである。フロッピーなどのメディアの列は絶景である。しかし、値段のほうはソフマップなんかとは違いパッとしていない。そして、キーボードやマウスなどが実際に触れる物が少ない、という欠点がある。町田のパソコンショップ４店舗中（こことＪ＆Ｐ、パルテック、ソフマップ）３位タイか４位である。最近になってホームソフトを実際に試せるところもできた。が、人は少ないようである（但し平日）。奥のほうにアダルトソフトが売っているところもあるが、少しおとなしめである。ジャストシステムとロータスのブースはここだが、実際にソフトが操作できるジャストシステムブースに対しロータスのほうはカタログが置いてあるだけで少しさみしい。
4階ではWindows系のパソコンが全機種おいてあるといってもいいくらいおいてあり、暇がつぶれること請け合いだが、どれを買おうか迷っているのに来ると、益々迷うこと必須か？ 最近ではＭＩＤＩを異常に多く売っている。見せの南側にはＤＯＳ／Ｖパーツが集まっている。ハードディスク、やビデオボードといったあたりの品揃えは抜群だが、ＣＰＵやマザーボードはソフマップか町田北のＤＯＳ／Ｖショップを使った方がよい。 メモリだけは店の中央にひし形のショーケースの中に店員がいて売っている。ただし、どれもメーカー品なので、安心なれども安さはない。モデムやターミナルアダプターの品揃えは、くどいようだが抜群、日本一のパソコンショップの名には恥じてない。パソコンが壊れた時に持ってくるのはこの階である。別段、メディアバレーで買ったものでなくとも修理してくれるそうだ(もちろん有料だが)。この階にはブースが多く、富士通、ＮＥＣ、ＥＰＳＯＮなどが軒を連ねてパソコンを展示している。
5階はＳＯＨＯということになっている。ＮＴＴがインターネット体験コーナーを設けているほか、WindowsNTインストールのマシンもある。パソコン教室は、よく見かける教室型のほかに、一対一のもあるようだ。イベントホールは開店時にしか使われていないのではないだろうか、と感じるが、また使われることを願う。一般のユーザーにはわけ分からん階、といった感じもするが、ビジネスでＬＡＮくむならここに来い、といった雰囲気である。
なお、地下１階はダイエー町田店が復活。食料品や日用雑貨もついでに買える（逆か?）。 あえてあやをつけるとすれば、建物自体が古いのをリニューアルしているため、所々まだぼろく、エスカレーターも上りしかない。エレベーターのぼろさは致命的ともいえよう。１階ではなぜか知らんがエレベーター側がふさがれておりいつも袋小路にはまってしまう。
総合的に、○○はかなり豊富、というフレーズが多かったが、そのとおりなのである。全国一の面積をもつのだから当然ではあるが。ＤＭＳでは21世紀には全国一のパソコンショップになる、といっているが何をもって全国一なのか、というので違ってくるはずだ。町田ではソフマップができ地理的には弱いといえども、この店は今後も発展していくことは間違いないだろう。