超不定期更新コラム |
ブルゴーニュ購入の悩み |
このところさんざんワインを買い漁って金欠が深刻なのに、性懲りもなく今度は メオ・カミュゼの96クロ・ヴージョを買おうかどうしようか迷っている。
それでも、セールによってはあっという間に売り切れしまうメオ・カミュゼが入荷から1週間以上たってもまだ在庫があるところを見ると、みんなも同じような気持ちなのかもしれない。
それを決定的に感じたのは、以前信濃屋で行われたシャトー・コルトン・グランセの
96と69という2ビンテージの試飲のとき。 そんな私が、96クロヴージョを買ったとしても、実際に飲むのは何年後になることやら。 以下は、私の中の天使の声と悪魔の声の葛藤。
悪魔の声***************************** ここでひとつのシミュレーションをしてみよう。 ということは、10年後に96クロヴージョが、18500プラス6000→24500円 以下で市場で入手できるのなら、今あえて買う必要はない、ということだ。 ちなみに、10年前にリリースされた良年のボトル(88、89ビンテージあたり)が今いくらするのかと思って探し回ってみたが、メオカミュゼに限らず、
アルマン・ルソーだの、デュジャックだのといったスタードメーヌのオールド ビンテージは、値段以前に、まず見つけることが困難だ。 やっぱりボルドーと違って、買えるときにかっておかないと後年の入手は困難を極めるのがブルゴーニュ。ここで買わなきゃ、後々後悔すること必定だ!
96ビンテージを購入したとして、飲み頃になるのはいつ頃だろうか。 寺田倉庫に預けているから安心といっても、寺田倉庫自体が10年の間に経営危機に陥らない保証はない(失礼!)し、保険がかかっているとはいえ、巨大地震が起こったり、なんらかのトラブルで預けたワインがオシャカにならないという保証もない。 自分自身の問題もある。 10年後の私は47才。 ということで、翻って10年前の私はどうだったか。当時27才の私が夢中になってたのはスキー と覚えたてのマッキントッシュだ。スキーは今やすっかりご無沙汰。用具一式 は実家で埃をかぶっている。マックは一応今使っているけど、今はVAIOのノートに主役の座を譲ってしまった。(ちなみにマッキントッシュといえば、この10年間で何台機種を買い換えたこと か…。)ワインはこの頃から結構飲んでいたが、当時はもっぱらカジュアルなイタリアワインばかりだった。 そもそも10年前に頃購入したもので、未だに現役を続けているものってほとんどない。 あえて挙げるとすればなけなしの貯金をはたいて買ったポルシェデザインの腕時計ぐらいのものかな。 なんだか話がそれてきたけど、まあ10年というのはそれだけ長い歳月だということだ。 そんなこんなで、目下悩んでいるわけです。 |