2000年12月2日(土)
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CWFC(カリフォルニアワインのファンクラブ)の1周年記念パーティが椿山荘の一室を借り切って盛大に行われた。1年間で7万ヒットを記録したモンスターサイトにふさわしく、100人を超える参加者で会場は大賑わい。出されたワインたちもすばらっしかったけれど、この日ばかりは、NAPA会長もおっしゃっていた通り、「ワインは脇役」。ということで私もいろいろな方との挨拶や会話で忙しく、メモはほとんどまともにとってません。(あの場で一生懸命メモとるのも相当場違いな気がしたし。)よって以下、感想は簡略版にて。


銘柄 Iron Horse Wedding Cuve
感想

(ゴメンナサイ。メモとってなかった)

銘柄 Talley Vinyard Pinot Noir Arroyo Grande Vinyard98
感想

紫がかった濃いルビー。カシス、ブラックチェリーなどの黒っぽい果実香、回すとやや動物香も。味わいは濃厚で甘い果実味の第一印象。タンニンはよく熟してなめらかだが、酸はややまったりしている。フィニッシュまで厚みのある果実味が続く。カリフォルニアらしいピノノワール。

銘柄 EL Molino Winery Pinot Noir 97
感想

フレッシュなチェリー、ラズベリーにシナモンのニュアンス。たっぷりした甘い果実味が、しなやかな酸となめらかなタンニンとよくバランスされている。チャーミングにまとまったピノ。

銘柄 ブラインド。
感想

スミレ、チェリー。酸が大人しく、タンニンは控えめでなめらか。やわらかい果実味。ミディアムボディ。ガメイ?あれっ、でも資料に「カベルネらしい…」とのヒントが。たしかにしばらくするとハーブっぽい青い香と味わいが出てきた。 う〜ん、でもこのタンニンのやさしさは…。冷涼な地域の安価なメルロ?
正解→Robert Mondavi Woodbridge C.S.98
素直にヒントを信じればよかった。(^^;
ナパ会長の思い出のワインだそうです。私も昔よく飲んだ銘柄なのに、すっかり味わいを忘れてました。

銘柄 Opus One 97
感想

中心に黒みがかった濃いルビー。ブラックチェリー、カシスのコンポート、甘草、煮詰めた黒砂糖。味わいは果実味に凝縮感があり、非常にしなやかな酸、よく熟した木目細かいタンニンと、充実した各要素のバランスがすばらしい。それでいて全体の印象はそれらの要素をオブラートでくるんだように丸く、エレガント。さすが。【89】

銘柄 Ridge California ZInfandel York Creek 98
感想

トップノーズに青っぽいハーブのような香り。回すとブルーベリーやカシスのジャムっぽい果実香、ビターチョコ。味わいも甘みののった果実味を中心に、豊富なタンニンと酸による力強い味わい。フィニッシュにはビターチョコのフレーバーが残る。

銘柄 Lewis Cellars Syrah 98
感想

中心に黒みがかった非常に濃いガーネット。ビターチョコ、焼き栗、ブラックベリーのジャムにやや黒コショウやスパイスのニュアンス。味わいの第一印象は甘い厚みのある果実。タンニンはなめらかで熟しており、酸も豊かで力強く、密度感のある味わい。フィニッシュはまだ樽のフレーバーが支配的。よく出来たパワフルなシラー。熟成させてみたいワインだ。
【87】


いやいや、すごいパーティでした。時間があっという間に過ぎてしまいましたね。ナパ会長、Andy副会長、幹事団のみなさん、お疲れ様でした。それからこの場で初めてお会いした方々、これからもよろしくお願いします。