| 11月29日（水）〜12月3日（日） |
| 日時 | 2000/12/3 |
| 銘柄 | フェラーリ・カラノ・シエナ97 |
| 産地 | カリフォルニア＞ソノマ |
| 購入店 | 藤小西（ＣＷＧヴァーチャルワイン会にて購入） |
| コメント |  色は濃いルビーだが、縁がやや透明がかっている。香りはチョコレート、スミレ、カシス、プラムのジャム状の果実にミントやユーカリなどのニュアンスも。味わいは果実味がたっぷりしており、酸とのバランスもよく、タンニンはやや粉っぽいが、全体としてはミディアムボディでジューシーな味わい。フィニッシュにはチョコレートっぽいフレーバーが残る。力強いタイプではないが、たっぷりした果実味中心にバランスがよく、素直に美味しい。【83】 |
| 感想 | このワインは名前のごとくイタリアンスタイルで、サンジョベーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベックのブレンド。混醸比率は年によって異なる。フレンチオークで１４ヶ月熟成され、半年の瓶熟を経てリリースされる。日頃自分から買おうと思うようなワインではないが、こうしてたまに飲んでみると新鮮な発見がある。 |
輝きのある濃いイエロー。クリーミーで華やかな香り。トロピカルフルーツ、パイナップル、バターライス、マロンケーキ、バニラ。味わいは甘いボリューム感のある果実味が口の中に広がり、酸は丸く出しゃばらず、それでいて豊かなので、よくバランスがとれていて、コクのある立体的な味わいを形成している。フィニッシュにも厚みのある果実の甘みが長く余韻を残す。新世界的なマッチョな片鱗も残しつつ、非常に洗練度の高い味わい。以前94を飲んだことがあるが、こちらのほうがバランスは上だ。【88】
常温で夏を越したので果たしてまともに飲めるかどうか…。色はエッジにやや熟成した雰囲気の見える中程度のルビー。香りは開いていて、熟成香が強い。ラズベリーのシロップ漬け、ちょっとムレた藁、動物臭それもカミサン曰く小犬というよりはヤギなどの強烈な香り。シナモン、燻香、しばらくおくとカラメルのような樽香も。味わいは酸がしっかりしているのだが、甘い果実味もあって、酸中心にバランスを保っている。タンニンはなめらか。フィニッシュには甘みののった果実味とともにやや苦味も感じる。熱でかなり熟成が進んだようにみえるがそれはそれで美味しい。