2000年6月27日(火)〜30日(金)
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日時 2000/6/27
銘柄 キャンティ・クラシコ97(demi)
(カステロ・ディ・ランポーラ)

伊>トスカーナDOCG/赤

購入店 やまや赤坂店
価格 \1280
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色は中心が黒みがかったとても濃いガーネットで、縁は紫のニュアンス。残念ながらエッジに気泡がはっきりと見える。二次発酵してしまっているようだ。
香りはブルーベリーのジャム、黒コショウ、黒オリーブ、モカ、その他さまざまなスパイス。
味わいはギュッと凝縮感のある果実味をアタックに感じ、豊富で収斂性があるタンニンが飲み頃がまだ先であることを感じさせる。酸はあまりでしゃばらず上品。アルコール度も高く、全般にスパイシーで凝縮感のある味わい。重厚な飲み心地は熟成後のポテンシャルを感じさせる。 【80】

雑感

カステロ・ディ・ランポーラはVDT「サンマルコ」でも有名なキャンテイ・クラシコの作り手。抜栓当初はエッジに気泡が目立ち、香りも生肉のような香りが立ち込めて、やれやれ、と思ったが、少しおくと、香りは凝縮感のある重厚な香りになり、味わいにもダメージは感じられなかった。さすがは名門、久しぶりに充実したキャンティクラシコを味わった。

日時 2000/6/28
銘柄 オルネライア95

伊>トスカーナ/赤

購入店 信濃屋代田店
価格 6980円
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色は縁にオレンジの色調が見えるガーネット。香りは典型的な凝縮されたカベルネの香り。ブラックベリーのコンフィ、湿った黒土、木の根、墨汁、漢方薬。
味わいはバランスがよくエレガント。凝縮感のある果実、タンニンは豊富で粉っぽく、酸もしっかりしなやか。フィニッシュには酸味を伴った果実味が層をなす。ブラインドで出されたら、ボルドーのグランクリュと答えそうだ。
【85】

雑感 昨日に続いて本日もイタリア。オルネライアは過去何度か飲んでいて、感想はその都度よかったりイマイチだったりだが、今回のものはボルドーチックな味わいで私好み。寺田倉庫に1年ほど寝かしたものだが、状態も良好だ。ただ、さすがに開けるのが早かったと思われるのと、これだけの価格なら、同価格帯でかなり上等なボルドーが買えるということが、ちょっとひっかかるけど。

日時 2000/6/30
銘柄 アルザス・リースリング97
(ピエール・ブレヒト)(demi)

仏>アルザス/白

購入店 やまや赤坂店
価格  
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色は黄緑がかった中程度のイエロー。香りはそれほど強くはないが華やかな雰囲気がある。グレープフルーツ、熟した青りんご、アカシア、ミネラル。
味わいはアタックにシャープでキリッとした酸、果実味はフレッシュな味わいで、後半にかけて甘味がのってくる。フィニッシュにはやや苦味もまざって余韻を複雑にする。ボリューム感はあまりなくて、スリムで締まった味わい。清涼感のあるさわやかなリースリングだ。
【73】

雑感 やまやで購入したボトル。このつくり手については知らないけど、アルザスのコンクールでメダルをとったというような旨のシールが貼ってあったので、試しに購入してみた。飲んでみると味わいは特に際立っているわけではなく、それなりだけれども、値段を考えると十分なレベル。今日は「鍋焼きうどん」と一緒に飲むというちょっとキビシイ組み合わせだったけれども、焼き魚などとは併せるとよいかもしれない。