このピンの先にあるのが爪の本体です。
このピンの先の赤丸で囲んだ部分にシリコンオイルを給油します。給油はつまようじなどの細い棒の先にオイルを極く少量付けて給油します。給油量は本当に少しで大丈夫なので、付け過ぎない事、1滴の数10分の1です。私の場合スプレー式のオイルを一度小さな容器に取り、溶剤(ブタンガス等で溶かしてある物が多い)が蒸発しないうちに楊子の先に付けて給油しました。(完全に溶剤が蒸発するとオイルだけが少量残るので都合が良い)

※決して直接スプレー等で給油しない事。

フイルムが巻き上げられて爪が引き込まれた状態です。

この状態ではこれ以上巻上げ動作はできません。

ドライバーの先、赤丸部分に注意

シャッターを切るとこのような状態になりフイルムケース内に爪が飛び出します。

もし戻らない場合は先の細いドライバー等でちょっと押してやるとパチッと音がして戻るはずです。少しずつ給油しながらちゃんと動作するかどうか確認します。

この部分が戻らないと戻る迄巻き上げる事ができてしまいます。

※オイルが浸透すればちゃんと動くようになるのであせらずに何度もテストして動作を確認します。

裏蓋を止めているビスは真ん中の物が少し短いので注意する事。
ちゃんと動作するようになれば後は蓋をして終りです。ネジは決して強く締め付けないようにしてください。ちょっと弱いかなと思う位の強さで締め付けるのが壊さないコツです。もしネジが弛んで無くなっても替りの物は幾らでもあるはずです。締め過ぎて壊してしまう方が大変ですね。

解りづらい部分もあるかと思いますが、私の解る範囲であればお答えしますので、こちら迄

あくまでも分解や給油は自己の責任で行ってください。この作業で動作を保証する物ではありません。私はこうして直しましたという一例である事を御了承ください。

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