ホーム > サイトマップ > 医療 > 玄関待合室の飾り > 20年目のクリスマス・リース |
2003.12.10. 掲載
このページの最後へ |
毎年12月に入ると、当院の待合室の壁にクリスマス・リースを飾ってきた。父が亡くなった次の年、1983年12月から、同じリースだけを吊るして来たが、数えてみると、今年でちょうど20年目となる。松ぼっくりだけを使って作られたこのリースは、シンプルで、落ち着いた色合いが、安らぎを与えてくれる感じがして気に入っている。
一旦気に入ると、それをいつまでも変えようとしないのは、私たち夫婦の特徴かもしれない。その傾向は私の方がより顕著で、頑固者と陰でそしられている可能性は充分にあるが、まったく気にしていない。それでも、20年もこればかりを飾ってきたことを思うと、いささか感慨を覚える。
このリースは阪神百貨店で見つけて購入したが、これを飾ると患者さんから「奥さんが作られたのですか?」とよく尋ねられた。そこいらに落ちている松ぼっくりを拾い集めてきて、それを接着剤で貼り合わせて作ったのだろうと思うらしい。「いや違う、買ったんや」と答えると、「ヘ〜!」と不審そうな顔に変わるのが可笑しかった。それほど、普通のクリスマス・リースとは違っていたのだ。
20年間、当院の12月の待合室の壁を心地よいものにしてくれた、このシンプルなクリスマス・リースに敬意を表して、デジカメで撮影したものを掲載しておく。
ホーム > サイトマップ > 医療 > 玄関待合室の飾り > 20年目のクリスマス・リース このページのトップへ |