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転送メールで快適

1999.11.02. 掲載

プロバイダのメール転送サービス>

携帯電話でE-メールが簡単に送受信できることを少し前にご紹介しましたが、今回はプロバイダに届いたE-メールを携帯に転送することで、使い勝手が飛躍的に良くなったことをご報告いたします。

携帯電話にメールを転送する方法として、「携帯電話でE−メール」のところで触れましたように、プロバイダーから転送してもらう方法と、転送用ソフトを使う方法があります。プロバイダによる転送を利用すると、簡単に携帯にメールが転送できます。しかし、私は大きなメーリングリストに入っているため、毎日10〜20通のメールが届きます。それが全部携帯に転送されたら、煩雑なばかりか、大事なメールを見落とす可能性があります。そこで「携帯メールエージェント」という転送用ソフトを使い、メーリングリストからのメールを転送させず、それ以外のE-メールを携帯に転送させ、悦に入っておりました。

ところが、私が加入しているASAHI-NETが1999年9月16日から始めた「メール転送サービス」をよく調べてみると、このサービスは、ASAHI-NETに届いた私宛のすべてのE-メールを転送するのではなく、本来のメールアドレスに届いたものは転送しないで、マイメールアドレスに届いたメールだけを転送してくれるサービスであることを知りました。

マイメールアドレスというのは、本来のアドレスと同じ中身でありながら、見かけは別の名前のアドレス、例えて言えば「山田 勇」が本名で、「横山ノック」が通称名芸名のように、名前は違うが中身はまったく同じのメールアドレアスです。私の本当のメールアドレスは「mf4n-nmr@asahi-net.or.jp」マイメールアドレスは「BOW@med.email.ne.jp」です。

現在加入している二つのメーリングリストに入会した頃は、未だ「マイメールアドレス」は存在していなかったので、こちらのアドレスは本来のアドレスになっていますが、それ以外のアドレスは専らマイメールアドレスを使っています。だから、「転送メールソフト」などを使わずに、プロバイダの「メール転送サービス」を活用しても、メーリングリストから届いたメールは転送されず、何ら問題はなかったのです。

それを知ると同時に、この「メール転送サービス」を利用することにしたのはもちろんです。


メール転送サービスの恩恵>

1.電光石火のメール転送

プロバイダに届いたメールは間髪を入れず、携帯に届き、それは自作メロディとバイブレーションで知ることができ、即刻メールを読むことができます。不思議なことに、Outlook Express からメールを受信するよりも数秒早く携帯に届くのです。

2.インターネット常時接続と同じ効果

上に書いたことは、インターネットに常時接続しているのと同じ結果をもたらしてくれますが、それ以上のメリットがあります。数え上げても、1)費用が比較にならぬほど安い、2)常時接続でないので、外部から侵入される危険が極めて少ない、3)場所を選ばず、常時携行して情報に接続できる、などを直ぐに思いつくことができます。

3.転送用ソフトは不要になる

「転送サービス」と比較すると「転送用ソフト」は、パソコンにインストールしたソフトが、一定の間隔でプロバイダのところのメールボックスに覗きに行き、もし届いていればメールを携帯に転送する働きを持っています。そのため、1)タイムラグが生じる、2)無駄な探索のために費用がかかる、3)パソコンを起動させ、転送ソフトをセットしておかなければ転送はできない、などデメリットがあります。

メリットというのは、転送するメールの種類を設定できることくらいでしょう。このメリットも、「転送サービス」が「マイメールアドレス」に届いたメールだけを転送するという機能を利用すると、その必要がなくなります。

4.メール関係の費用が激減

私の診察机の前にはパソコンがあり、絶えずメールチェックをする習慣が身についていました。ところが、この「メール転送サービス」を利用し始めてから、この習癖はなくなりました。ポケットの携帯が必ずメール着信を知らせてくれるからです。そのための費用が大幅に減りました。嬉しいことにこの「メール転送サービス」は、プロバイダにメールを残す設定にしても毎月¥100円しか費用が要りません。

5.携帯電話の24時間

それでは、私のiモード携帯電話の1日をご披露します。朝起床と同時に、携帯の電源を入れ、「受信メール一覧」をチェックし、何か受信があればそれを読み、続いて「センター問合せ」を行ない、プロバイダにメールが届いていないかチェックをして、届いていれば携帯に転送されたメールを読みます。

その後は携帯を手元に置くか、ほとんどの場合ポケットに収め携行します。もちろん、診察中に転送を知らせるメロディが3秒ばかり鳴り同時にバイブレーションが響くと、おもむろにまず携帯でメールチェックをして、その後で必要と判断したら、パソコンのメールソフトを使ってメールを受信します。

外出する際も携帯をポケットに収めて携行するので、車の中や、どこにいてもメール受信を瞬時に知ることができ、内容も250文字まで読むことができます。また、必要なら、メールも送れます。メロディ着信ができない場所でもバイブレーションで着信を知ることができますし、電波の届かない場所にいた場合には、後で「センター問合せ」をすれば、メールが届いているかどうかチェックできるのです。

就眠前に、最後の「センター問合せ」を行ない、その時点までにプロバイダに届いたメールをチェックした後、電源を切り、携帯に充電をする作業をさせて1日は終わります。一度電源を切らずに充電をして寝てしまい、夜中にメール受信を知らせるメロディが鳴って寝ぼけ眼でメールを読んだお陰で睡眠不足になったことがありました。以来、寝る前に電源を切ることにしています。

6.素晴らしきかな、携帯電話へのE-メール転送

i-modeの携帯を手にした時、旅先でEメールの送信、受信ができることに感激しました。しかし、それだけでは携帯の醍醐味の半分しか味わっていなかったのです。「メール転送サービス」と組み合わせることにより、携帯電話のE-メールは2倍以上の価値を持つようになりました。今や、このちっぽけな携帯電話がモバイル・パソコンに変わりました。ホームページも覗けます。常時携行して最新情報を送受信することができるツールです。なんと素晴らしいことでしょう! このような時代に生きていることを思うとき感無量です。人生の幕引きの日が視界に入ってきた今、存分にこの可愛いマシーンと生活をともにしようと思っています。


<1999.11.2.>

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