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携帯電話でEメール

1999.12.16. 掲載
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目次
はじめに
1.携帯電話でEメールを始めようと考えたきっかけ
2.旅行中にEメールが使えるツールの検討
3.Eメールが使える携帯電話の機種の選定
4.iモード携帯電話の中からP501iを選定
5.私の使い方
6.ちょっとした工夫
あとがき


はじめに

今小樽に来ています。これは iモードの携帯で送っています。 250文字までの送信受信ができるのです。 わずか89gの携帯で、全国どこからでもメールがやりとりできるとは便利な時代に生きていると実感しています。 8月12日に、前の携帯からこの P510i に、手数料9000円で取り替えたばかりです。 このアドレスはbow_n@docomo.ne.jpです。 bow は既に取られてしまっていました。 これで230文字くらいだと思います。 8/15 BOW@小樽

これは、北海道に旅行したこの夏の8月15日の夜に、旅先の小樽から携帯電話で送ったEメールです。 同じ文を10名に送りました。

それに対して、翌朝から携帯電話にメールが続々と入ってきました。 これからそのメールを順に載せて行きますが、送信者の名前はA、B、C、D、E、F、 文中に出てくる名前もX に変えました。 その他は原文のままです。 転載をお許し下さった6名の皆様、ありがとうございました。 なお、BOW というのは、私のハンドルネームです。

8月16日7:57 A さんから
いつも新しい情報ありがとうございます。 小樽のお寿司は、いかがでしたか? 北海道の味覚を堪能してください。

8月16日8:17 B さんから
ウッヒャー! BOW先生携帯でのメール・・・北海道からとは・・恐れ入りました。(打つのが、かなり大変だと聞いていますが・・) 澄んだ空気が感じられるようです。 北一ガラス、いかはりました? 奥様お気に入りとおもいますが・・ C さんから「X さん訪問記」が入っておりました。 おかえりになってからのお楽しみです。

8月16日8:18 C さんから
8/15のX さんはむちゃくちゃ元気でした。 優雅な小樽のたびをお楽しみ下さい。 豪雨にはくれぐれも気を付けて。

8月16日9:53 D さんから

BOW 先生、経子さま、北海道旅行は如何ですか? 携帯でのメールを有り難うございました。 C さんからのメールも見てますか? X さんはずっと37度以下の熱です。 ノンビリ旅を満喫して下さい。

8月16日11:32〜48 ABCD 4名の方に同文を送信
早速のメール有り難うございました。 X さんがお元気な由、嬉しいですね! 昨日は富良野の景色を地上から、空から満喫し、小樽の寿司を賞味した後、運河のそばでジャズ演奏を楽しみました。 もちろんビールは解禁です。 朝から北一ガラス、裕次郎館を訪ねました。 今函館へ向かっています。 8/16 BOW

8月16日12:22 A さんから(2回目)
北海道は、スピード違反の取り締まりが結構きびしいので、お気をつけください。 時間に余裕がございましたら、大沼公園がきれいですので、是非おたちよりください。

8月16日16:12 B さんから(2回目)
BOW先生、旅先からの第二弾、有難うございます。 上手く届いて安心しました。 それにしても旅先までメールの「お道具」つれとは・・恐れ入りました。 見所はバッチリ、さすがはずされませんね! 今夜は「夜景!」です! 多分晴れオトコのBOW先生でしょうから、うまく見えるでしょう。 ニューヨークとも香港ともちがう、プリティなジュエリーボックスから溢れたような素晴らしい灯かりのショウをお楽しみになることでしょう。

8月16日18:36 E さんから
とうとう、つくつく法師の鳴き声が聞こえはじめました。 夏の最終楽章の始まりです。 お正月の休みと比べて、お盆休みはバカンス気分が満喫できて最高です。 どうぞお二人で、北海道の夏をお楽しみ下さい。 それから小樽の寿司屋は、主人がつっけんどんな応対をするそうですからご注意下さい。 以前、北杜夫さんがえらい目に遭われたそうです。 それでは、小樽の夜を存分にお楽しみ下さい。

8月16日18:49 E さんへの送信
早速のメール有り難うございました。 昨日は富良野の景色を地上から、空から満喫し、小樽の寿司を賞味した後、運河のそばでジャズ演奏を楽しみました。 もちろんビールは解禁です。 朝から北一ガラス、裕次郎館を訪ねました。 有珠山に登り、大沼公園を見て、今函館へ向かっています。 8/16 BOW

8月16日20:58 F さんから
こんばんわ! BOW先生 お元気ですか? わ〜!小樽なんですね? 素敵ですね〜〜〜!!! ウニやラーメンが美味しいのでしょうね! 美しい町でしょうか? きっと大きい広い雄大な(BOW先生の心のように!)場所でビールを飲んでられるのでしょうか?(笑) 小樽といえば氷点にもよくでてくる地名ですよね? まだ訪れた事はないのですが 土地の名前の響きには優しさが感じられますね?! また沢山の旅先でのお話をお聞きしたいです。 楽しみにしております。 お気をつけてお帰り下さい//

8月16日23:24 F さんへの返信
早速のメール有り難うございました。 昨日は富良野の景色を地上から、空から満喫し、小樽の寿司を賞味した後、運河のそばでジャズ演奏を楽しみました。 もちろんビールは解禁です。 朝から北一ガラス、裕次郎館を訪ねました。 それから有珠山の頂上に登り、大沼公園を経て函館山の夜景を楽しみました。 8/16 BOW@函館

8月16日23:51〜24:00 ABCDE 5名に同文を送信
小樽を出て有珠山の頂上へ登り、噴火口を見下ろしてきました。 その途中でD さんから携帯電話があり、驚きました。 A さんがご推薦の大沼公園は霧が出てかすんでいましたし、函館山の夜景も山頂は霧が多く残念でした。 明日函館観光をします。 8/16 BOW@函館

8月17日5:33 B さんから(3回目)
次は修道院ですね  霧にむせぶ夜・・でしたか・・残念! 修道院のある界隈の坂道は素敵でしょう。 D さんは今日から大山行きだそうです。 X さんのご機嫌がうるわしく、闘病記「死ぬかとおもた!」のタイトルで帯タイトルは「SMからの・・」ではなかった・・「MRSAからの脱出」で、ゴーストライターは多分、某教授・・億の印税は山分けとの・・250語、越えたらアカン・・


なが〜いイントロダクションとなりましたが、 これは3日前に購入した携帯電話を初めて使い、北海道を旅行しながら、大阪や三重の人と交換したEメールです。 携帯電話で実用的なメール交換ができることを知っていただくには、実際のメールを紹介するのが一番効果的ではないかと考えました。 いかがでしたか? これをお読み頂いて、興味が出てきたという方は次もお読み下さい。 きっとお役に立つところがあると思います。


1.携帯電話でEメールを始めようと考えたきっかけ

携帯電話でEメールをしようと思ったきっかけは、北海道旅行の旅先からメール交換をしたいという願いからです。 自分が開設していたメーリングリストもあり、今ではメールは私にとって重要なコミュニケーションの道具となっています。

昨年妻が入院した時や淡路島に旅行した時には、ノートパソコンを携帯電話に接続し、普通のメールの送受信を行ないました。 これは車で移動するので、重いノートパソコンを持ち運ぶことができるため、実現できたのでした。

しかし、今回は北海道です。 そのようなところにノートパソコンを持っては行けません。 そこで、旅行中にEメールのやりとりができる機器を検討してみました。

2.旅行中にEメールが使えるツールの検討

手軽に持ち運びできるEメール用のツールを、雑誌やインターネット、パソコンショップ、などで調べた結果、最終的に以下の3種類にまで絞りました。 一番大きいのが、Mobile GearなどのWindowsCEをOSとするハンドヘルドパソコンで、中間が、メールブラウザ用端末やメール用端末などのいわゆる携帯端末と呼ばれるもの、一番小さいのが携帯電話です。

ハンドヘルドパソコンは一番扱い慣れていて使いやすいのですが、かなりかさばる、それに日常生活ではデスクトップやノートパソコンの方がより使いやすく、これはあくまでも旅先でしか用途が見つけ難いので、わざわざ買うのはもったいない。

携帯端末は小さいけれども、それでも携帯電話の5倍以上の大きさがあり、常時携行するのは邪魔になる。 数日間の旅先で使うのなら、少々入力などが不便でも、携帯電話の方が良さそうだという結論になりました。

しかし、そこに行き着くまでに、かなりの時間と労力を費やしたことは確かです。 検討している途中で、携帯電話を使ったメールのデモを、あるメーリングリストで見たのが決め手となりました。

3.Eメールが使える携帯電話の機種の選定

Eメール(インターネットメール)が使える携帯電話やPHSはいくつかあります。 ただ、PHSは使える地域がほとんど都会だけなので除外しました。 次に送信できる最大文字数を調べると、ドコモのi モードメールとIDOのEZアクセスだけが、全角250文字(半角500文字)で、その次は全角64文字に落ちてしまいます。

そうなると、i モードメールかEZアクセスになりますが、1)これまで使ってきた携帯がドコモであること、2)ドコモ製品の買い替えの場合はこれまでの電話番号が変わらないこと、3)これまでの電話帳もそのまま転送してくれること、4)全国の広い範囲をカバーしていることから、迷うことなく「ドコモのi モードメール」を選択しました。

4.i モード携帯電話の中からP501iを選定

iモード携帯電話は現在4機種が発売されています。 その中で一番表示画面が大きく、一番表示文字数の多いのはNEC製のN501iです。 その次に画面、文字数が大きいのはPanasonic のP501iで、この2種類から選択することにしました。

P501iは一番新しい機種で、これまでに発売された3機種の欠点を良く研究していて、使いやすくなっています。 例えば、電話、メール、ホームページ、メニューがジョイスティックのようなへそ状のノブ ◎ をそちら向けるだけで選択できます。

また、明るい大画面で、N501iのように折りたたみ式ではなく、操作がしやすいのが一見して分かります。 そのほか、コピー&ペーストが使え、4機種中一番軽い89gであることも嬉しく、 受信メールの保存件数が99件で、アドレス登録数も500件と圧倒的に多いことなどを考慮して、このP501iに決めました。

8月12日の午後、成人病センターに知人を見舞いに行った足で日本橋に出て、ドコモショップで今まで使用していた機種と交換してもらいましたが、費用はわずか9000円でした。 40分ほどパソコンショップで時間をつぶしたところで、前の携帯の電話帳登録は新しいP501iに移植されていました。

5.私の使い方

1)文字入力の要点
マニュアルに書かれてはいるが、分かり難い部分をまとめてみました。

      改行 → [かな]、[カナ][英][123] → [ボイス/マナー]

  全角 −・!?、。♪ → [かな][カナ] → [0]
  全角 濁音 撥音 → [かな][カナ] → [*]

  半角 スペース → [かな][カナ] → ◎右に押し、◎を押す
                または [英]→ [1]
  半角 @_/.: →[英]→ [*]
  半角 上記以外の記号 →[英]→ [0]

2)電話帳登録
これもマニュアルに載っていますが、分かり難い上、この登録をカッチリやっておくのが、使いこなすのに一番大事なので、まとめておきました。 ◎は「でべそ」のようなタイプの選択ノブを表します。 大きさもちょうどこの ◎ くらいです。

  1.中央が電話帳の画面で、◎を1秒以上押すと
    登録:名前?画面で「かな」入力になる。
  2.文字入力して◎を↓に向け変換して行き、◎を押して確定し
    ◎を↓に押すとフリガナ?画面になる。
  3.フリガナ?画面では自動的にフリガナが表示される。
    必要に応じて修正し、◎を↓に押すと、ダイヤル?画面になる。
  4.ダイヤル?画面で、電話番号を入力して、◎を↓に押すと
    ノート?画面になる。電話番号が分からない時は、スキップして
    直接ノート?画面に飛んで、後から修正で入力しても良い。
  5.ノート?画面で、「かな」から「英」に変更し、アドレスを入力して
    ◎を↓に押すと、グループNo?画面になるが、ここをスキップして
    後から修正で入力しても良い。
  6.グループNo?画面で、空いている番号の一番小さいのが点滅するが
    適当に選び入力すると、メモリNo?画面になる。
  7.メモリNo?画面では、空いている番号が点滅するが
    適当に選び入力すると、メモリNo***に登録しました、あと何件です
    と表示される。

3)電話帳の構成とその活用
このP501iの電話帳の構成要素を理解しておかなければ、わけも分からず、項目を入力をすることになり、応用も効かず、欠陥の多い電話帳になるでしょう。 しかし、マニュアルには構成要素の説明がありません。 そこで、少しまとめてみました。

電話帳は、1)名前、2)フリガナ、3)ダイヤル、4)ノート、5)グループNo、6)メモリNoから構成されている。 4)ノートはメールアドレスを登録する項目。

この中で、5)グループNo、6)メモリNoの入力を省くことはできないし、1)名前は省略しない方が良い。 名前を登録すると、自動的に2)フリガナも登録される。 しかし、3)ダイヤルと4)ノートはスキップして空白にしておき、後から修正しても構わない。

メモリNoは000〜499までの500個、グループNoは0〜9までの10個が提供されているが、私はこれらを次のように活用している。 これでメモリの使用は100件となり、残りも、400件分の登録が可能である。

私の場合は100件で充分であるが、もしも更に登録する必要が出てきたら、グループ1には100〜199、グループ2には200〜299、グループ3には300〜399、グループ4には400〜499を当てようかと考えている。

    グループ0 家族関係_____メモリ000〜009
    グループ1 医師会関係その1_ メモリ010〜019
    グループ2 医師会関係その2_ メモリ020〜029
    グループ3 友人関係_____メモリ030〜039
    グループ4 購入、飲食関係__ メモリ040〜049
    グループ5 予備_______メモリ050〜059
    グループ6 予備_______メモリ060〜069
    グループ7 予備_______メモリ070〜079
    グループ8 予備_______メモリ080〜089
    グループ9 緊急連絡用____メモリ090〜099

電話帳登録をうまく行うコツは、電話帳の構成要素を知り、メモリNo、グループNo、名前を予め決めておくこと、電話番号やメールアドレスは必ずしも最初から用意する必要はない。

4)電話帳修正によるアドレス帳登録
携帯電話でも、アドレス帳が使えることを知った時の驚きと嬉しさは、表現できないほどでした。 メールアドレスの入力は、私のような粗雑な人間にとって一番苦手で、間違いを繰り返した後、自己嫌悪に陥るのです。 そこで、この便利なアドレス帳登録についても書いておきます。

  1.中央が電話帳の画面で、◎を押すと。呼出:□□?画面が表示される。
    メモリNo?画面でなければ、◎を何回か押して切替え、この画面にする。
  2.メモリを3桁(例えば、010)で入力すると、名前画面に変わる。
  3.◎を←に向けると、「修正」が「ノート」になるので◎を押して選択する。
  4.ノートの「修正」画面が表れるので、◎を押すとノート登録画面になる。
  5.「かな」から「英」に変更し、アドレスを「入力」または「修正」する。
  6.◎を押して、このアドレスを登録すると、グループNo?_画面となる。
  7.先に登録しておいたグループNo.が表示されているが、変更しない場合は
    その番号を入力する。
  8.そうすると、メモリNo.?_画面に変わり、現在の登録したメモリNoが
    点滅表示される。メモリNoは変えないので、◎を押すと、
  9.メモリNo.***に上書きしますか?との尋ねてくるので、
    ◎を押して「OK」を出すと、アドレス帳書込みは終了する。

5)送信メールの作成
送信するメールを労少なく作成するには、1)文字入力、2)文章の入力、3)送信宛先のアドレスについて、それぞれ省力化を図る必要があります。 ここでは、3)送信宛先のアドレスをアドレス帳から入力する、に重点を置いてまとめてみました。

  1.メールアイコンを選択し、◎を押す。
  2.新規メール作成を選択し、◎を押す。
  3.本文を入力する。
    (もしC&Pを使うのであれば、最初にまずそれをしておく)
    ここで◎を↓に向けて押すと、宛先入力画面に変わる。
  4.宛先入力画面で、左ボタンを押すと、機能メニュー画面に変わる。
  5.電話帳を選択し、◎を押すと、
    メールアドレス|呼出:名前? フリガナ画面に変わる。
  6.フリガナを入力して、◎を↓に押すとそのアドレスが表示され、
    ◎を↓に押す度に、連続して別のアドレスが表示される。
    フリガナ入力をせずに◎を↓に押して行くだけでも、アドレスの
    先頭から順に登録されたアドレスが表示されて行く。
    また、◎を↑に押すと、アドレスが逆方向で順に表示される。
  7.求めるアドレスで◎を押すと、宛先にこのアドレスが入力される。
  8.左(機能)ボタンを押して、機能画面を表示させ、送信を選んで
    ◎を押すと、メールが送信される。

6)コピー&ペースト
P501iには他の3機種にはないコピー&ペースト(C&P)機能がついています。  これは、メールを活用する上で非常に重宝する機能です。 この機能を使うだけで、入力の労力が何分の1、何十分の1にもなりますし、正確さは格段に向上します。 これを使わない手はありません。

  1.「受信メール」「送信メール」の中から、コピーしたいメールを選択し
  2.◎ボタンを押して画面表示させる。
  3.左(機能)ボタンを押して、機能選択画面を表示させる。
  4.「コピー」を選び、◎ボタンを押すと、元のメール画面に戻る。
  5.コピーしたい文章の先頭に◎でカーソルを移動して、◎を押す。
  6.コピーしたい文章の最後に◎でカーソルを移動して、◎を押す。
   (これで、コピーしたい部分がクリップボードに取り込まれた)
  7.右(戻る)ボタンを2回押して、メール選択画面を表示させる。
  8.「新規メール作成」を選び、◎を押すと、メール作成画面になる。
  9.左(機能)ボタンを押し、機能選択画面を表示させる。
 10.「貼り付け」を選び、◎を押すと、メール作成画面に、クリップ
    ボードに置いた文章が貼り付けられる。
   (この「貼り付け」は他のメール作成にも何度でも使うことができる)

6.ちょっとした工夫

P501iを購入して3日目に、イントロダクションでご披露したEメールの交換ができたたのは、「5.私の使い方」で述べたやりかたの効果が大きいと思っています。 もちろん、短期間であれだけマスターできるわけはなく、大雑把なところを身に付けた程度でしたが...その他にも幾つか、ちょっとした工夫をしました。

1)メールアドレスを電話帳に登録しておく
北海道から送信しようと思うメールアドレス10件分だけを、P501iの電話帳に登録してから出発しました。これがなければ、とうてい25通ものメールを北海道から送信することはできなかったでしょう。

2)パソコンから予め大事な情報を携帯電話に送信しておく
文字入力の要点や、幾つかの大事な情報をパソコンから、P501iに送信しておきました。 北海道旅行だから、マニュアルなども邪魔で持っていけません。 しかし、購入しところなので使い方をすぐ忘れてしまいます。 63歳の記憶力は哀れです。 と言って「老人力」だと開き直っても「クソの役」にも立ちません。 そこで頭を働かせ、携帯に送信しておくという方法を考えたわけです。

3)コピー&ペーストをフルに活用する
最初に北海道から送信したメールは、予めパソコンから送信しておいた受信メールを C&Pで適当にアレンジして、新規送信メールを作成して送信しました。 その送信したメールをまたC&Pで修正して、次に送信するといったやり方で、10名近くの方に送りました。この機能が使えなければ、短文しか送れなかったでしょう。

以上が「購入3日目でEメールの送信受信に成功」のために思いついた工夫です。次から、そのほかのちょっとした工夫を書いていきます。

4)覚えやすいメールアドレスに変更する
i モード携帯電話でのメールアドレスは、携帯の電話番号@docomo.ne.jp です。 これは長ったらしい上に、携帯の電話番号が知られてしまう欠点があります。 私は携帯の電話番号を、緊急時用とごく親しい人以外には知らせていません。

ところが、このメールアドレスは変更できるのです。 私はパソコン通信時代から、 BOW というハンドルネームを使ってきました。 また、現在もっともよく使っているASAHI-NETでは、別名メールアドレスの BOW@med.email.ne.jp を専ら使っています。

だから当然 bow@docomo.ne.jp を狙いましたが、もう既に他の人に取られていて駄目でした。そこで、次善の策として bow_n@docomo.ne.jp に変更しました。 これで自分にも他人にも、覚えやすいアドレスとなりました。

5)自分で編曲したメロディーを着信音とする
半年ばかり前、TVで「髪結い伊佐次」という時代劇がシリーズもので放映されていました。 この時代劇のテーマ曲は「ブラジル」というラテンミュージックでしたが、それが妙に効果的で好きでした。

そこで、この曲を編曲して、着信音のメロディーに設定しました。 効果は抜群、電話がかかってくると、すぐに自分に来たものであることが分かり、好きなメロディーなので楽しくなります。 電話の場合は受話器を取る?まで、メロディーが鳴りつづけるのですが、メールが届いた時は約2秒間鳴るだけ、だから電話とメールの区別は2秒でつきます。

6)パソコンにメールを転送する
携帯電話で受信したメールや、携帯電話で送信したメールの内容をパソコンで利用することはよくあります。 また、メールデータはパソコンで一元管理すべきものと思っています。 その場合に携帯電話からパソコン(正確にはパソコンで使っているアドレス)にメールを転送するだけでよく、それは数秒もかからずに実行できます。 ケーブルの接続などの面倒な操作はまったく必要ないのです。

7)携帯電話にメールを転送する
自宅のパソコンに届いたメールを、外出先の携帯電話に転送できれば、非常に便利です。 その方法として、プロバイダーから転送してもらう方法と、転送用ソフトを使う方法が代表的です。

プロバイダーからの転送として、私の加入している中では BigLobe が早くから始めていました。 また、一番よく利用している ASAHI-NET は今夜7時(1999/9/16 19:00)から、マイメールアドレスの転送サービスを始めました。

これを利用すると、簡単に携帯にメールが転送できます。 しかし、私の場合は不向きなのです。 それは、大きなメーリングリストに入っているため、毎日10〜20通のメールが届きます。 それを全部携帯にも転送されたら、煩雑なばかりか、大事なメールを見落とす可能性があります。

一方の転送用ソフトを使う方法では、転送しないメールの種類が設定できるので、大量のメーリングリストを転送させないでおくことができます。 また、必要な時だけ転送するように設定できること、転送のためのチェック間隔をどのようにでも設定変更ができることも有利です。 私は、10分、15分、20分間隔のいずれかに、その都度設定しています。 メール到着を車の中で知り、その場で内容を確認できる便利さを、呆れながら楽しんでいます。 転送用ソフトの名は「携帯メールエージェント」定価4,800円です。

7.あとがき

携帯電話でEメールの交換ができることを知り、思わず飛びついて使ってみたら、予想以上に優れもので、実用性充分でした。 先日、私が世話人をしている「交野市医師会パソコン同好会」の結成満3周年記念の例会で、この「携帯電話でEメール」のデモをしたところ、かなりの方が関心を持たれました。

そこで、このホームページに載せるために、まとめを行ないましたが、それは久し振りに楽しい作業となりました。こんな小さなマシーンの使い方一つでも、結構奥が深いものだと分かりました。

北海道までメールを下さり、実用性判定にご協力下さった上、メールの転載を快諾して下さった6名の皆様に心からお礼を申し上げます。


<1999.9.16.>

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