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ハートリー合唱団に所属する男声メンバー4名が、「GNT4」の名前でカルテットを組み、今月23日にデビューをした。発案者によると、GNT4は gentleman から、4 は AKB48 と カルテット を意識したとのことだ。
メンバーは82歳の神谷文雄、77歳の野村 望、21歳の内倉和真、19歳の山本真輔である。
ことの次第を申し上げると、昨年9月3日に、コーラスのレッスンを受けている新森先生より電話があり、「来年1月23日に、太閤園で国際ソロプチミスト大阪−守口の新年例会がある。その時の余興に、男声カルテットで何か歌ってくれないかとの依頼を受けたがが、どうしようか?」ということだった。私は即座に賛成したが、神谷Drも同じご意見だったと新森先生は喜ばれ、出演することになった経緯がある。
神谷Drは現役医師で、私をこのコーラスに勧誘してくださった方、奥様も同じ合唱団にいらっしゃる。私は、8年前にリタイヤした元医師、若い二人は将来歌手を目指していて、内倉君はクラシック系、山本君はポップス系を好む。祖父と孫の世代の組み合わせというアンバランスは、私たちの場合プラスに働き、レッスンが毎回面白く楽しい。
出演が決まってからは、1回が2時間ばかりのレッスンを6回受け、本番に臨んだ。神谷Drから、カルテットの名前はGNT4とし、黒の上下、白のシャツを着て、揃いの帽子を被らないかという提案があり、全員が賛成した。もう、これだけで楽しい本番が予想できる。誰もがワクワク、練習は順調に進んだ。
ところが、12月の中ごろから、私は咳が出て、1ヶ月を過ぎても治まらない。1月17日の最後のレッスンでは、声が枯れて会話も満足にできない状態だった。これまで、こんなに長く咳が続いた経験はない。
息子のところで胸のX線写真を撮ってもらったが異常はなく、「咳喘息」だろうということで吸入薬をもらった。それから本番までの6日間、静養に努め、何とか会話ができるまでに回復したので安堵した。何がなんでも、これだけは出演しなければならない、と必死だったからだ。
ハートリー合唱団の女声メンバーは全員がソロプチミストの会員である。ソロプチミストの新年例会に、同じコーラス仲間の男声が出演することを秘密にして、当日のサプライズにしたいと、この企画をされた南野・中島会員から要請があり、全くの秘密裏にことは運ばれた。
出演当日も、ソロプチ会員と会場で鉢合わせにならないよう、私たちは到着時間を遅らせ、別室で待機した。出番の連絡が入ると、長い渡り廊下を、黒の帽子をかぶった黒服の男4人が、胸を張り、時代劇の侍よろしく、ゆっくり歩く。淀川邸の接客の方々の、何ごとかという好奇の視線を感じながら、まさか、組の者とは思われていないだろうなと苦笑した。会場の紹鴎の間(じょうおうのま)に入ると、驚きの拍手で迎えられた。誰もニコニコ、演出は大成功だった。
男声カルテット「GNT4」の紹介のあと、以下の6曲を歌った。「Over the Rainbow」は、フィナーレにふさわしいゴージャスな盛り上がりで、最後はフォルティシモで歌い続けながら、全員が帽子を高々と掲げる見せ場があった。そのビデオか、せめて写真だけでもあればと思うが、虫の良い話、それでは欲張り村の住人になってしまう。
隠密作戦のため、ソロプチの皆様はそのようなことを全くご存じなかった。それでも、写真やビデオ撮影をしてくださったのだから、ありがたい気持ちでいっぱいである。カルテットの4人も新森先生も、誰もが写真やビデオのことなど思ってもいなかったのだ。
最後は、全員で「故郷」と「いつでも夢を」を歌って散会した。良いデビューの機会を与えてくださったことに対して、心かお礼申し上げる。ありがとうございました。
曲目
1.家路 ドボルザック曲 2部 神谷文雄、野村 望、内倉和真、山本真輔
2.サンタ・ルチア ナポリ民謡 2部 神谷文雄、野村 望、内倉和真、山本真輔
3.野風増 山本寛之曲 独唱 神谷文雄
4.城ケ島の雨 梁田 貞曲 独唱 野村 望
5.千の風になって 新井 満曲 二重唱 内倉和真、山本真輔
6.Over the Rainbow Harold Arlen曲 2部 神谷文雄、野村 望、内倉和真、山本真輔
ピアノ伴奏 新森美加
揃いの帽子、黒服で歌う、山本 内倉 野村 神谷の老若カルテット GNT4、伴奏は新森美加
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