2週間ぶりの競馬場突撃である。アノ札幌の悪夢とおまけの1日@大井以来である。
気合入りまくり、押忍夜露死苦、という感じである。
思えばこの10日余り、耐え難きを耐え忍び難きを忍び、かなざわ先生よろしく「ケチケチ生活ミレニアム」を1年遅れで実行してきた。
晩飯は松屋。そればっかりでは飽きるので、1日おきに吉牛へ逝く。それでも飽きるので、松屋ではカレーと牛メシを交互に頼む。食費だけで実に1日1000円も浮かせられたのである。
そうしてようよう大枚1万円を抱えて府中へ逝ったのであるからあンたこれは負けられないのだ。
だが、馬券は全く当たらないのである。そう、札幌の悪夢の続き。違うのは、突っこめるだけのカネを持っていないということ。
4Rから始めて、5、6、7、8と負馬投票券だけが溜まっていく。嗚呼、これがワシの血と汗と涙の結晶か…。
9R。ここで流れを変えたい。ワシは最狂の馬券術を思いついた。当てて流れを呼び込む。そう、単勝5点買いである。たった500円の投資でなんとレースが始まる前にもう的中確定払戻列並ぶなのである。

[最狂の100%的中馬券]
ワシはパドックを見ることもなく早速馬券売り場へ突撃した。マークカードを差し出すと窓口のオネーチャンは笑いを堪えるのを必死で500円玉の釣りをくれた。
払戻は流れを変えるために後回しにしようと観覧席でレースの始まるのを待っているとアナウンスがあった。
「東京競馬、発走除外についてお知らせ致します。」
くわあああああああ、なんと、1頭除外で、2点も払い戻されるではないかあああ。これはますます流れが向いてくる。もうレースなんてどうでもいい。まあ後々日本でまずお目にかかれない4頭立てのレースを見たということを自慢できるくらいだろう。直線では「何でもいいぞお、うはははは」と叫びつつ流れを引き込むことに成功したと確信。
次の10Rは安全策でワイド3点BOXを買ったところ、1−2着で決着。2連勝である。これで気を大きくしたワシは、11R毎日王冠、大きな失敗を犯してしまった。
指数上、上位とそれ以外がはっきりとわかれるレースである。しかしながら上位6頭は混戦なのである。この中から、9マグナーテンは距離・実績から東京1800は長いと判断。切る。これは間違いなかった。ところが残りの5頭が前日の検討では絞り込めなかったのである。
パドックを見ると内1頭の7メイショウオウドウが太く見える。これを切ればよかったのであるが、ワシは切れなかった。調子に乗っていたので「うはははジョウテンブレーヴ流しで決まりじゃあ」と4点買いに何の疑いも持たなかった。さらにパドックで目にとまった1アドマイヤカイザーを付け足す。
だけど、ここはあンた、メイショウを切ったら4頭残るからこれでBOX勝負だろう。4頭の指数差は実に5も無いのであるから。4頭というのは10ジョウテンブレーヴ、6トウホウドリーム、2ロサード、12エイシンプレストンである。終わってみれば2−12の馬連は40倍ではないか。500円でも2万円なのである。
そんなわけで来週も「ケチケチ生活ミレニアム」続行決定。

[調子に乗りすぎて流してしまった物件]