こばくち日記
2001/7/22.(日)
読書ナゾしてみた
函館記念は切った馬で決まって無念。3,4着は買っていただけになおさら無念。
そこで、というわけでもないが、ちょっと前から気になっていた本を買ってみた。
北野義則「馬券練習帳」。第4回競馬本大賞受賞作である。
元は「Gallop」の連載エッセイ「馬の耳につむじ風」である。そういえばそんなのがあったような気もする。
大賞受賞作ということでけっこう期待して読み始めたが、駄作。というか、自分の馬券スタイルと相容れない。
まだ最後までは読み切っていないが、例えばこうである。
「博才と博運の考察」より
「この”ツキ”という摩訶不思議なものの正体を探求しないことには、博運など引っ張って来れないとボクは考える。」
そこで行ったのが、「上下2段重ねの麻雀」でその「恐ろしい結末」は「上で配牌が悪いと下でも悪く、上でツモが悪いと下でも悪いのである。」
しかし、「そんな結論ではどうにもならんやないの…。というわけで、次の実験。12個の肉マンを用意。麻雀を中断し、四人一斉に3回に分けて食べてみたのである。さて、結果は?肉マンを食べるたびに、ツキが移動したのである!つまり、徹マンに肉マンを介入させることで、流れが変わるのだ!」
こんなこと本気で書いてたらガイキチだろ。本気ではないとは思うが…。ていうかこんなバカなこと週刊誌の連載で書いて金もらってるなんて羨ましすぎ。
で競馬ならどう適用するか?簡単に纏めると、「自分がツイてない」のではなく「誰かがツイている」のであるから、大口で払戻し受けてるヤツの買い目を全部100円で買う。そうすると自分という貧乏神がつくのでツイてる敵の買い目を殺すのだ。
バカバカしい。そんなのいちいちやってたらキリないでしょ。大体、大口以外のとこにもツイてるヤツは山ほどいるわけで、ああアホくさ。
「”お疲れさま”のコーナーに載る馬の考察」より
これは「タイトルがふさわしくない」といいう主張である。その理由は「”お疲れさま”とか”ご苦労さん”といった言葉は、相手をねぎらう意味で使うものであり、お互いの”爽やかな別れ”を演出するための言葉である。」
なるほどそれはもっとも。だが、その後がトンデモ。「タイトルは”お疲れさまでしょうが、金返せ!”にするべきだ。」ある週の”お疲れさま”欄を見て、金を貸したまま返済が滞っている馬たちが大挙いたらしい。
「”貸し”がある馬は最後のレースで”回収”馬券を買うこともできる。」ヲイヲイ、それって”借金ユキダルマ”馬券の間違いじゃないの?「世話になった馬の旅立ちレースに、ご祝儀馬券を買うこともあるだろう。」しかし、外れたら「金返せ!」なんでしょ。
ある馬を勝とうが負けようが追いかけ続けるスタイルらしい。これは自分の馬券スタイルとは180度反対のものだ。
なんらかの得るものがあるかと思い、読み始めたのだが、最後まで読む気力はページを捲るごとに失せていく。
はっきり言って全く薦められない一冊ある。
2001/7/14.(土)
ハシゴすること
今日は新潟初日。1Rはイキナリ直1000レースだ。
初モノ好きとしては当然、競馬場直行、といきたいところだが、なんせ新潟。遠すぎる。ウインズで我慢だ。
前日、首●高を走ったため、3時間ほどしか寝ていない。半分眠りながら南北線で後楽園。
今週はスポーツ紙各紙でいろんな騎手の談話が出ていたが、ワラタのは喝春。「真っ直ぐ走らせたらいいんですよ」。
お前の頭の中が真っ直ぐやのう。海外経験豊富な岡部はさすがに違った。説得力のある御意見。
そのせいか、9時半にウインズ行ってオッズを見たら驚き。なんと、岡部が乗る初出走馬が一番人気ではないか。
んな簡単に初出走で勝てやしないって。将来的にOPいける馬なら別だけど。
で、指数で抜けてる2頭と、開幕週なんで先行力のある馬を1頭あわせて3頭をBOXで買った。
指数上位2頭で決まった。なんかあっけなくて拍子抜けしたが、岡部サマサマ、あんな組み合わせで30倍もつくとは。直1000大好き。
しかし、どこがゴールだかよく分からんかった。まだあんのかなと思ってたらもうゴールで叫ぶ間もなし。
勝った大西も「仕掛けどころが難しい」と言ってたがその通りだろう。もうしばらくは荒れる直1000だろう。
取った勢いで、イヌイの一言。「大井行っとく?」。なんでだか、2時前には大井競馬正門前にいた。
今日のメインはB2特別だ。ガラガラに違いない、と思いきや、カップルわらわら。なんじゃこりゃ、って感じで、競馬場にいるんだかお台場にいるんだか。
馬券の方は、的中率はまずまず。11R中4つ取った。なんの下調べもしてなかった割には上等だ。が、堅かったんよ。結局、やや負け。
だが、それ以上に収穫があった。今日の佐々木のオッサン。絶好調!だったが、一つ外してからはメロメロ。「万穴狙い」を外した時には隣の予想屋のオヤヂに「万穴おめでとう」って冷やかされてた。
ていうか最後の方、やる気なさすぎ。超本命馬から5点馬単表裏、計20点の予想にはオソレイリマシタ。
パドック近くのグッズ屋、これもやる気なさすぎ。JRAのグッズコーナーで売ってるのと同じオグリキャップとかハイセイコーのぬいぐるみを売っている。まあそこまではいいだろう。サイレンススズカがあった。まあ人気馬なのでしょうがないか。だが、マサラッキはないだろ。
そこで売ってる一番胡散臭いのが、蹄鉄。OP馬は1000円。他は500円。蹄鉄にマジックで使用した馬の名前が書いてある。500円コーナーのシャンプーハットとか笑える馬の中に、「アジュディケーティング」。おーい、アジュディケーティングって大井走ったんか?ていうか、なんでOP馬扱いじゃあないんよ。じつは「アヅュディケーティング」だったとかいうオチはなしで。
ていうか、なんで3時間しか寝てないのに、朝の10時半には家帰ってもう1回寝ようと思ってたのに、家着いたら夜の10時半って何?
2001/7/11.(水)
フト思ったこと
メジャーのオールスターを見ながら仕事する。
メジャーといえばイチロー。
イチローといえば新庄。
新庄で思い出したこと。
今から7,8年も前になるかな。
日曜日だった。所用のついでに大津の西武へ行った時のことだった。
駅までの帰り道は長い上り坂で夏の最中にはかなりこたえる。
その坂の登り口、中山でいうなら残り1Fの地点。
いかにもって感じのプーがいて、んだが、プーのくせにいっちょまえにラジカセなんか持ち歩いてる。
当時、まだMDなんて発売されたての頃。ラジカセでもなかなかの高級品。
そのいかにもプーは夏の陽気にやられたか、歌いながら横断歩道を往復している。
いかにもプーのラジカセでかかっていたのが、阪神タイガース応援歌全集だった。
丁度、新庄にかかるところで、いかにもプーはつぶやいた。
「6番、センター、新庄。ドンドンドン、ドンドンドン、ドンドンドンドンドンドンドン」
それ行けGO新庄、燃える男、それ行けGO新庄、根性見せろ。
オッサン、今ごろニューヨークで孤軍奮闘してるかね。
オッサン、あンたがやらないんならオレがやる。
けどな、もっとエエラジカセ、持っていけや。ドンキで安く売ってるからな。
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