Immunostain
免疫染色
ー免疫反応における温度と反応時間の検討ー 小川勝成. 病理と臨床 1993,11:1457-1460
『病
理技術研究会』における最近の発表より抜粋
当検査室において1996年6月に導入されたサクラ全自動染色装置IHS-20についてその使用経験とその評価について述べる。サクラ全自動染色装置IHS-20は、 反応トレイにスライドガラスを下向きに載せ毛細管現象で試薬を浸透させるキャピラリー方式である。その性能は1)処理枚数は最大20枚 2)三種類のタイムスケジュールプログラムを記憶できる 3)複数の異なった染色プログラムを同時処理が可能である 4)4℃、室温、37℃の三段階から処理温度を選択可能5)試薬分注量は200、300、400μl の三段階から選択可能 6)レポート作成が可能である。現在、賦活処理と組み合わせて二種類のタイムスケジュールプログラムを 用いて使用しています。特に、がん遺伝子シリーズとリンパ腫シリーズでは、週4回程度使用しています。
* 私が使用している抗体希釈表を掲載致します。染色方法はSAB法で反応時間は1時間です。
病理部使用抗体一覧 99/6/28
リンパ球系抗体の希釈倍率を変更いたしました。
今回 検討した結果、かなりの高倍率希釈でも使用可能です。
抗ムチンモノクローナル 抗体 M-GGMC-1(HIK1083)
- 胃で分泌される3型粘液を染める抗体です。子宮頚部の悪性腺腫等で陽性となること が報告されています。
Muc-2 Glycoprotein colon and gastric tumors
HGM-45M1 Human Gastric Mucin