Setup inf Maker
One point technic
セットアップ情報ファイルを作成するときに、ちょっと便利な技を説明します。
・拡張子との関連付けを行う
エクスプローラなどで拡張子がtxtのファイルをダブルクリックするとメモ帳が起動したり、拡張子がinfのファイルを選択して右クリックで表示するポップアップメニューに「インストール」といったメニューが追加されていたりします。
こういった拡張子毎の特殊な動作は、レジストリを変更して設定します。
拡張子sifにSetup inf Makerを関連付ける場合
- レジストリの「HKEY_CLASSES_ROOT」に「.sif」キーを作成、データは「SetupinfMaker」とする。
(「SetupinfMaker」は任意の名前で拡張子と関連付けるファイルタイプ)
- 「HKEY_CLASSES_ROOT」に「SetupinfMaker」キーを作成、データは「Setup inf Maker」とする。
(「Setup inf Maker」はエクスプローラなどで表示されるファイルの種類の名称)
- 「HKEY_CLASSES_ROOT」に「SetupinfMaker\shell\open\command」キーを作成、データは「\%ProgDir%\InfMake.exe %1」とする。
(「SetupinfMaker\shell\open\command」はファイルタイプSetupinfMakerの開くコマンドの意味。
「\%ProgDir%\InfMake.exe %1」はその実行コマンド。
「%ProgDir%」はプログラムの格納ディレクトリを示す定数)
これで、インストール時に、拡張子sifのファイルとSetup inf Makerの関連付けが行えます。
拡張子txtにLEditを呼び出すメニューを追加する場合
- レジストリの「HKEY_CLASSES_ROOT」に「txtfile\shell\LEdit」キーを作成
(「txtfile」は拡張子txtに関連付けられているファイルタイプ。
「txtfile\shell\LEdit」は、txtfileのメニューに、LEditメニューを追加。
このキーにデータを入力した場合、そのデータがメニューのタイトルとなる。
このキーは作成しなくても関連付けを行うことはできるが、アンインストールしても、txtfileのメニューに、LEditメニューが残ったままになってしまう。)
- 「HKEY_CLASSES_ROOT」に「txtfile\shell\LEdit\command」キーを作成、データは「\%ProgDir%\InfMake.exe %1」とする。
(「txtfile\shell\LEdit\command」はファイルタイプtxtfileのLEditコマンドの意味。
「\%ProgDir%\LEdit.exe %1」はその実行コマンド。
「%ProgDir%」はプログラムの格納ディレクトリを示す定数)
これで、インストール時に、拡張子txtのファイルのポップアップメニューに、LEditを呼び出すメニューを追加されます。
・プログラムグループの階層化を行う
Toolsグループの中にEditerグループを作成する場合
- アプリケーション情報入力画面(メインタグで表示される画面)のプログラムグループにTools\Editerと\マークで区切って記述します。
これで、プログラムグループが階層化されて作成されます。