トップ 散策スポットガイド 散策モデルコース 旧街道コースガイド 有馬川コースガイド

・上山口から名来に至る旧街道に沿って散策する。
・旧街道の面影を残す街並みや、年輪を重ねた古民家や古木・名木の風情が愉しめる。
・徒歩約60分で郷土資料館、公智神社の見学を含め1時間30分から2時間のコースである。


■金仙寺口バス停で下車するとすぐに先の右手にに十王堂橋があり、袂に道標が建っている。道標の北左側の旧街道に入る。
■旧街道に沿って上山口の街並みが続く。茅葺き屋根をトタンで覆った古民家も目につく。最初の左折道の先に上山口のクスの木が立っている。
■右手に上山口公民館があり、その先には市の都市景観形成建築物指定の「細木邸」があり、門扉の前にそのプレートが設置されている。
■古民家が点在する街道を更に進むと、右手に明徳寺の参道石碑の建つ小路がある。正面の山門をくぐると本堂右手の境内には夜泣き地蔵の小さなお堂がある。
■旧街道の正面に山口センターの真新しい建物が見える。道はバス通りに合流し、横断歩道の向こうは消防署、交番、山口センターが建ち並ぶ山口の官庁街?である。


交番前の平成橋を渡る。右手すぐ先に旧国鉄有馬線架橋跡がある。橋向うの左袂には馬緑道石碑が建っている。
■橋を右折し緑道東の舗装路(有馬線軌道跡)を南に向う。すぐ左の茂みに竹本加治太夫碑が建っている。
■中学校の塀沿いに左折し、塀に沿って直進する。中学校北の筋の一筋先の右手にかまぼこ型のかまぼこ型の郷土資料館がある。ここで少し見学時間をとって山口の歴史や風土の知識を仕入れよう。
■資料館左の道を下り国道手前の道を左折する。中央公園沿いを直進した先に銭塚地蔵の祠が見える。手前には下山口墓地があり、西国巡礼供養塔と竹本増太夫碑がある。
■銭塚地蔵前の道を左折し下山口会館角を右折すると明治橋がある。この旧街道の要衝だった橋を渡った先の突当り左隅に山口道路元標がある。


■道路元票を右に折れ旧街道を北に進む。中屋敷公園北側の小道の先に土祖神がある。
■公園前の旧街道のすぐ北側に御旅所がある。敷地内には旌忠碑(戦没者慰霊碑)もある。
■御旅所北側に西に向う宮前通りがある。正面に石の鳥居が見え、その向こうに公智神社がある。境内には旧神輿殿、天津神社、塩津神社、山口氏寄進の手水舎、4本の保護樹木、桂化木など多くの見学対象がある。
■公智神社前の小川(西川)の北側の石橋が、旧国鉄有馬線の名残りをとどめる駅前橋だ。
■公智神社の北側の坂道(旧播州街道)を隔てて光明寺がある。境内には西国巡礼塔がある。
■光明寺向かいの道を西川の手前で左に折れ北に進む。西川沿いに桜トンネルが迎えてくれる。


桜トンネルを抜け、西川を跨ぐ車道の架橋下をくぐる。西川沿いの小道を北に直進すると左手に下山口公園がある。西川沿いに下山口公園の桜並木が縁取っている。満開の季節には見事な桜が西川を覆うように咲き誇る。
西川に沿って更に直進すると中国道の高架に突き当たる。右折してすぐの高架下トンネルを左折してくぐり抜けると名来の集落に入る。左手に名来南公園を見ながら北に直進すると、正面右手にひと際大きな茅葺き屋根の民家が見える。市の都市景観形成建築物指定の今西邸である。
■今西邸手前の道を右折して最初の道を左折すると名来の旧街道に入る。この地域の道路は区画整理でほぼ直線に付け替えられたが、唯一この道だけが旧街道のまま残されている。旧街道を北に進み、名来公会堂を過ぎるとまもなく左手に比較的新しい寺院の山門がある。室町末期の創建と推定される正明寺である。
■旧街道をそのまま進み次の大通りを左折するとその先にバス停が見える。この旧街道コースのゴールとなる「さくらやまなみバス・名来北」停留所だ。