2000年8月例会 |
8月18日(木) 復活!藤十郎さんを囲む会 |
![]() ![]() ![]() 大阪さくら会の8月例会を兼ねている。3年前の大阪さくら会の7月例会は「藤十郎さんを囲んでの懇談会」だった。難波・宗右衛門町の小料理屋で10人ほどのメンバー相手の藤十郎さんの歌舞伎談義は、おおいに盛り上がったものだ。 定刻の6時半、会場の梅田・大阪全日空ホテルの宴会場を100名以上の参加者が埋めていた。歌舞伎俳優が主役とあって綺麗どころの出席者がひときわ華やかさを添えている。川島さんの司会で開会が告げられ、ほどなく藤十郎さんが入場。お弟子さんたちに付き添われ、まだ不自由さの残る右足をそれとは見せないかのような足運びだ。 ![]() ![]() ![]() いよいよ藤十郎さんの登場。突然の病に襲われてから今日に至るまでの経過が淡々と語られる。・・・意識が戻っても言葉の出ない闘病生活。意識がないと誤解した見舞い客の本人を前にしてのホンネの言動から思い知らされる人間模様。「もう舞台に立てるほどには治らない」と医師から宣告された後の復活に向けた決意。右手右足の痺れとの闘いの日々・・・・。最後は、年内のリハビリ専念と来年早々の舞台復帰の決意表明で締めくくられた。3年前のいかにも女形俳優を思わせる美男子の顔に、死の淵をさ迷い、乗り越えた男の、厳しさと逞しさが加わった。 主役挨拶の後の懇親。藤十郎さんを囲む主賓席に懐かしい顔が見える。連合大阪の前議長で大阪中立労協時代の議長だった前川さんだ。中立労協役員時代の数年間のお付合いが蘇る。名刺交換としばしの歓談。現在は大阪労働者福祉協議会会長とのこと。 |
![]() ![]() 退席の藤十郎さんに出席者の万雷の拍手と励ましのエールが贈られる。2時間余りの宴が終わった。 |